【築地・勝どきエリア】日常に贅沢を見つける冬空さんぽ

こんにちは。冬も本格的になってきましたね。お散歩好きの私ですが、さすがにひきこもりがちになってきました・・・皆さまいかがお過ごしでしょうか?思いっきり人混みに行く事も難しく、冬のイルミネーションを毎年楽しみにしていましたが、今年は少し視点を変えて、日常の中にある小さな幸せを見つけに行ってきました。
何気なくいつも歩いていた道の中で、気が付いていなかったきれいな景色を巡りながら美味しい食事と、コーヒーと合わせてご紹介させて頂きます。

今回のお散歩ルート

築地市場駅→①築地おにぎり丸豊→②波除神社→③高級芋菓子しみず→④勝どき橋→⑤ペシュールアグライア ラ ターブル→⑥BROOKLYN ROASTING COMPANY
行程:2.1km
歩数:3,000歩
所要時間:30分+カフェ時間
予算:3,000円

【1】築地のおにぎり屋【丸豊】

今回のお散歩は、大江戸線:築地市場駅からスタートです!
築地へのアクセスは日比谷:線築地駅・浅草線:東銀座駅も利用出来ますが、大江戸線:築地市場駅が圧倒的におススメです。人混みも少なく、朝は3分に1本、日中も6分に1分電車が着ます。

駅を出たら築地方面へ直進です。
元築地市場の裏側にあたり、未だに威勢のいい声が聞こえてきそうです。
現在の市場は豊洲に移転してしまいましたが、場外は盛り上がっていました!

駅の隣にはレンタサイクルも!ちょっと楽したい時にはこちらもオススメですよ!

早朝から夕方まで、美味しいおにぎりがそろっている丸豊さんへ。
こちらのおにぎりが大好きで、いつも少しおなかをすかせて通っているくらいの常連です。
手握りってどうしてあんなに美味しいのでしょうか。
大き目サイズで、たっぷりの具材もお得感で嬉しくなります。

ちょっとしたお惣菜やどんぶりもあるので、飽きずに長年通っているお店です。
実は甘すぎず、小さめサイズのおはぎのファンでもあります。
おにぎり片手に築地散策もいいですね。

今回は、筋子おにぎりをもってお散歩スタートです!
このぎっしりとつまった筋子、幸せな気持ちになることを保証します!笑

築地のおにぎり屋【丸豊】
住所:東京都中央区築地4丁目9−9 築地場外市場 1F
電話: 03-3541-6010
営業時間:5:00~15:00(延長の場合もあり)
定休日:水曜日

【2】波除神社

おにぎりを片手にさらに進むと、築地魚河岸が見えてきます。こちらは、築地市場移転後も築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承するため、中央区が設置した、小売り店など約60軒が入居する生鮮市場です。 築地魚河岸は「食のプロに支持され、一般客・観光客にも親しまれる、食のまち築地のにぎわいの拠点となる施設」を目指しているそうです。

場外の町並みは、魚だけでなく足元を見ると小さな植物のギャラリーなんかも見られます。
お店がお休みでもこうやって、お客様をおもてなししてくれているかのようで心が温まります。

一本道を歩いていくと、突き当りにあるのが、波除神社です。今から350年程前、この築地一帯は一面の海で、埋め立て工事を進めても進めても激波にさらわれてしまったそうです。
そんなある晩に、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体でした。それを祭って依頼工事がサクサクと進み、以来、「波を乗り切る」波除稲荷様として神社としてなったそうです。

平日でも多くの参拝客がきており、衣食・殖産工業・商業の守り神である「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」をはじめ、「七福神」などたくさんの神様が祀られ、そのご利益も多種多様。開運スポットとも言われています。

築地・波除神社
住所:東京都中央区築地6丁目20−37
電話: 03-3541-8451
時間:9:00~17:00

【3】高級芋菓子しみず

SNSで人気の大阪の高級芋菓子専門店「しみず」さんが満を持して東京築地に2号店をオープンしました。 店頭では紅はるかやシルクスイートなど様々な品種のお芋のスイーツの販売、また店内ではパフェなどのイートインも展開。ショーケースを見ているだけでワクワクしてきます!外まで行列がすごかったので今回はテイクアウトで。

店内ではさつまいもをふんだんに使ったパフェやプリンが食べられるそうです。
SNSで人気の芋おはぎ食べ比べを注文してみました。

おにぎりを食べて、おはぎを食べて・・・炭水化物祭りでしたが、恐ろしいほどペロッと食べられました(汗)さつまいもの甘味の違いをこんなにハッキリ感じたのは初めてでした!
少し高級ですが、ご褒美や手土産にぴったりのお店なのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

また晴海通りにぶつかって、波除通りも終点です。
実は、築地にはレトロな喫茶店がたくさんあります。市場場内があった時には、早朝からの仕事を終えた方々で賑わっていました。移転後も場外は盛り上がり続けているので、喫茶店で市場の活気を味わうのも良いですね。

ランチ時間は満席の東都グリルさん。何度もチャレンジしていますが、入れたことがありません!
レトロのショーケースも写真映えします♪懐かしいメニューがそそります~

高級芋菓子しみず 築地本店 
住所:東京都中央区築地6-21-4 築地大長ビル 1F
電話: 050-5457-5095
営業時間:【月~金】11:00~18:00【土日祝】10:00~19:00
定休日:なし

【4】勝どき橋

晴海通りを右に曲がると勝どき橋が見えてきます。何もない日でも良く景色を眺めに来るほどお気に入りの場所をご紹介します。
ついつい携帯ばかり見て下を向きがちですが、実はまだ知らない素敵な景色が沢山ありますね。

12月でしたら夕方の16:30~向かい始めると夕焼けのコントラストと、ビルの隙間からライトアップされた東京タワーが見えます。橋のライトアップや屋形船も点灯する時間ですのでカメラを持ってスタンバイしてみてくださいね。

肉眼で見るともっと東京タワーが大きくて、お伝えしきれないのが悔しいのですが・・・
雲があってもなくても素敵な景色が堪能できます(歩行者と自転車が多く通りますのでご注意くださいね!)ちょうど橋の真ん中がフォトスポットです。色々な角度からの景色も楽しめそうです。

日の落ちかけから夜もとってもきれいです。

橋の真ん中までくると、突然信号機が現れます!!
実は昔、勝どき橋は開閉していたそうです。周辺には造船所や倉庫が多かったため、普通の橋では大型船が通れない!そこで、橋の中央部が両側に開く、日本最大の跳ね上げ橋として船を通しました。そのため、橋が開く時に車と人を止めないといけないので、この信号で止めていたそう。船の減少に伴い1970年を最後に勝鬨橋は開閉を停止。今では設計技術の高さから、国の重要文化財に認定され、機械は当時のまま保存され、一般の人に公開されています。

歴史が大の苦手な私ですが、お散歩をしながら昔の背景を知って歩くと特別な時間を過ごしているような気持になりました。
皆さんのお住いの地域でも、もしかしたらまだまだ知らない歴史が眠っているかもしれませんね。私もさらに東京のお散歩が好きになった瞬間でした。

勝どき橋
住所:東京都中央区築地6丁目~勝どき1丁目

※築地市場勝どき門横の「かちどき橋の資料館」では勝鬨橋をはじめ隅田川の橋に関する貴重な資料や関連情報を展示しています。

【5】ペシュール アグライア ラ ターブル

勝どき橋を下って、月島第二小学校裏にあるのが、元お花屋さん『aglaia』が進化したフレッシュムール貝と自然派ワインのお店「ペシュール アグライア ラ ターブル」ここのムール貝を食べずに貝好きとは言わせない!今までのムール貝ってなんだったの?と驚くフレッシュならではのプリプリ感はまるで旬の牡蠣のよう。是非、牡蠣好きの方にも行ってもらいたい。お客さんが自慢したくなるお店です。

年中食べているトマト味のロッソ。本当は酒蒸し(SAKE)などのシンプルをオススメするところなのですが、ムール貝の旨味とトマトの酸味がぴったりなので、騙されたと思って食べてほしい1品。このスープでクスクス(米粒以下の小さなパスタ)で〆を作ってくれるので是非最後まで楽しんでくださいね。

冬に行くなら絶対的おススメが「ペルノークリーム」ペルノ(薬草系リキュール)とクリームが貝の出汁とピッタリマッチ。ジワジワとファンになる一皿。
こちらの〆には太めのパスタが◎

自然派ワインも一押しで、店員さんが丁寧に説明してくれるので、お料理に合わせて更に幸せ度を高めることができます。
そしてお料理もそうですが、なんと言ってもスタッフさんの優しさや気遣いがお料理やサービスに溢れ出ています。最初は誰か誘っていかないと・・・と一人で行きたい日は我慢してましたが、今ではすっかりおひとり様常連です!

かわいい店内で自分のご褒美にも、大切な人を連れて行くのにも、様々なシーンで利用出来ると思います。(実は一度接待でも使わせて頂きとっても好評でした!)
そして、必ず最後にはこれを食べてくださいね・・・・

お塩と合わせて食べる「絶品バスクのチーズケーキ」ずっしり濃厚なのにしつこくない、甘いとしょっぱいでいくらでも食べられそうなケーキです。
(実はいつもチーズケーキまで辿りつけないときはテイクアウトしてまでも食べたいデザート笑)オーダー必須です!サラダやラムの春巻きなど、まだまだ美味しいものが沢山眠っています。そんないついっても飽きない素敵なお店です。

ペシュール アグライア ラ ターブル
住所:東京都中央区勝どき3丁目3
電話:03-5547-4206
営業時間:17:00~22:00(L.o21:00)
定休日:火曜日+不定休

https://www.instagram.com/pecheur_kachidoki/

【6】BROOKLYN ROASTING COMPANY

夜の町はすっかりクリスマスモード。おなかもいっぱいになったので、クリスマス巡りをしながら少し歩くことに。豊洲方面にまた晴海通りをひたすらまっすぐ進んでいくことにしました。今年は自粛もあり、イルミネーションは少な目ですが、ところどころに見つけると嬉しくなります。

光の球体。

晴海通りから見えるイルミネーション。沢山の飲食店の皆さんが盛り上げていました!
しばらく歩くと見えてくるのが、晴海トリトン。こちらは海外のようなレンガ造りのショッピングモール。ゴールはこちらの中にあるカフェにすることしました!

2階ソニープラザ奥にある「Brooklyn Roasting Company」は2009年、ニューヨーク ブルックリンで誕生したカフェです。こちらのコーヒー豆は環境保護にも配慮した、原産地、農園に至るまでこだわり、選び抜いた個性豊かなコーヒーはカフェだけでなく、ホテル、レストランやベーカリーなどに出荷されています。日本では2012年にKitahama店がフラッグシップとしてオープン。現在では6店舗の展開となっています。

カフェの席から見える景色。イルミネーションの様な町並みはとっても綺麗でした。
こちらも夕方から夜にかけて日の動きとともに景色が堪能できます。
お店は、夕方から夜にかけて空いているので、ソファー席を使ってゆっくり書き物をしたり、
電源付きの席でお仕事も出来る空間になっていました。

日が沈む直前の景色。
テイクアウト容器もかわいいですね。

1杯1杯目の前でラテアートをしてくれるので、見ているだけでとても楽しかったです♪
その日のオススメのコーヒー豆から好みのものを選んで淹れてもらえます。
コーヒー豆やコーヒーグッズも購入出来るので、お気に入りの味を見つけておうち時間も楽しめそうです。

BROOKLYN ROASTING COMPANY
住所:東京都中央区晴海1丁目8−16 トリトンスクエア
電話: 03-6692-7271
営業時間:8:00~21:00(土日は11:00~)
定休日:なし

おわりに・・・

今回は、築地・勝どきエリアをご紹介させて頂きました。12月はいつもイベントの時期でワクワクしていたのですが、今年は約1年自粛ムードになってしまいましたね。この1年で環境が変わった方も多いのでは無いでしょうか。私もそんなひとりです。
カレンダーに沿った大きなイベントが楽しめなくても、「毎日の小さな幸せを見つけられる生活がしたい」と心境が変わった年になりました。遠出が出来なかったり、おうち時間で行き詰った時こそ是非お散歩に行ってみてはいかがでしょうか。
早朝でも日が暮れても無料で楽しめる自然や景色の美しさに改めて気が付けた良い時間が過ごせました。少しでもおすそ分け出来ていると嬉しいです。

今回のおさらい

築地市場駅→①築地おにぎり丸豊→②波除神社→③高級芋菓子しみず→④勝どき橋→⑤ペシュールアグライア→⑥BROOKLYN ROASTING COMPANY
行程:2.1km
歩数:3,000歩
所要時間:30分+カフェ時間
予算:3,000円

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さんぽに行ったライター

【じゆうでていねいな暮らし】 食と花がすきで、小さな体と小さなおうちですがシンプルに好きな物だけを取り入れた日常を送っています。