住みたい街【吉祥寺】! “北欧通り”でノルディックな雰囲気を味わうさんぽ

住宅情報サイトから毎年発表される“住みたい街ランキング”ではほぼ毎回1位を独占する【吉祥寺】。県外に住んでいる人でも、この地名を聞いたことがある人は多いですよね?今回のおさんぽは【吉祥寺】の中でも“東急裏”と呼ばれる「東急百貨店」の裏側エリア。このエリアには、北欧雑貨や北欧カフェが集まり“北欧通り”とも呼ばれる通りや、アンティークとブロカント(フランス語で“美しいガラクタ”の意味)のお店など、北欧好き&雑貨好きにはたまらないスポットが盛りだくさん!おさんぽの最後には、ちょっと大人な老舗バーも登場。読み終わったら【吉祥寺】に住みたくなってしまいますよ♪

今回のおさんぽルート

吉祥寺駅北口→①カフェ モイ→②CINQ→③Tsubame Markt→④Funny→吉祥寺駅南口

行程:2.5km
歩数:5,006歩
所要時間:30分+お買い物、ひとやすみ、ちょい飲み
予算:4,000円

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「吉祥寺駅」北口を出てすぐにある「サーティーワンアイスクリーム」。このショップ前は、「吉祥寺」で多くの人が待ち合わせするスポット。今日のおさんぽは、ここ北口からスタートです!

吉祥寺通りを北へ進み、「東急百貨店」の手前を左へ曲がります。すると、見えてきたのは「弁天湯」。

“入り口の黄色いタイルとガラスがレトロで可愛い!”

創業72年の古き良き銭湯ですが、2011年まで、浴場を舞台にユニークなライブイベント『風呂ロック』が行われていたことでも有名。くるりの岸田 繁さんや星野 源さんも出演されたことがあるそうで、音楽好きの聖地にもなっています。近所にこんなユニークな銭湯があったら自慢したくなりますね!

“フィンランドの家庭の味”で北欧気分を盛り上げる!北欧好きによる、北欧好きのためのカフェ

さて、「弁天湯」の手前を右に曲がると大正通りへぶつかります。この通りは“北欧通り”とも呼ばれていて、北欧好きにピッタリなおさんぽスポット!

最初にやってきたのは「カフェ モイ」。こちら、ただのカフェではありませんよ~。北欧をイメージした食事や飲み物が楽しめる、“北欧カフェ”なんです!

“左/お店の中が見えるので、初めてでも入りやすいのが◎。看板は無く、ドアに店名が書かれています
右/木のぬくもりを感じる、温かみのある店内。北欧のおうちに遊びに来たよう!“

店名の“モイ”は、フィンランド語で“やぁ!”という意味。もともと北欧デザインが好きだったというオーナーの北欧好きが高じて、荻窪から2007年12月に吉祥寺へ移転してきたそうです。

「カフェ モイ」でのお目当ては、フィンランドの家庭の味を再現したというメニュー「フィンランドごはん(税込1,000円)」!食事メニューの中では一番人気と聞いて、さっそくオーダー。

”上から時計回りに
◎きのこパイ豆乳仕立て
◎ヨーグルト
◎胚芽パン
◎ディルポテト
◎ミートボール
◎北欧ピクルス”

北欧食器の大定番・イッタラ ティーマのプレートに乗って登場です!
リンゴンベリー(コケモモ)のジャムをつけて食べる“ミートボール“や、フィンランドの家庭料理“きのこパイ豆乳仕立て”など、盛りだくさんの内容。ジャムでお花模様が描かれたヨーグルトも可愛い♡

肝心のお味ですが…ミートボールは豚肉の赤身と牛肉で作られているので、脂っぽさがゼロ。豆乳でヘルシーにアレンジされたキッシュには3種類のきのこがゴロゴロ入っていて、食べ応え抜群です!素材の旨みを感じられる、美味しくてヘルシーな「フィンランドごはん」。フィンランドの家庭の食卓を想像しながら食べるのも楽しいですよ!

“左上/店内にはカードショップ「kortti(コルッティ)」が併設されています。グリーティングカードは、常時およそ240種類も並ぶそう
右上/雑貨はスウェーデンのものを中心に、キッチンリネンやポーチなどが並びます
左下/リネン100%のディッシュクロス。ナチュラルな風合いが素敵!
右下/手描き風のテキスタイルが可愛いカッティングボード。テーブルが華やかになりそう”

また、「カフェ モイ」では、北欧好きのための講座も開催されています。フィンランド講師によるフィンランド語講座や、フィンランドのおすすめスポットや旅をよりいっそう楽しむためのTipsを紹介する実用的な講座など、これからフィンランドへ行くという方には嬉しいですよね♪

私もフィンランドには一度行ったことがありますが、もっと地元の方と話せたら良いなぁ…と感じたので、フィンランド語講座に参加してみたいなぁ。※開催情報は公式ブログをご確認ください

カフェ モイ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 グリーニイ吉祥寺1F
☎︎0422・20・7133
営業時間
平日  11:30-19:00(L.O.18:30)
土日祝 12:00-19:00(L.O.18:30)
定休日 火曜
公式Twitter http://twitter.com/moikahvila
公式ブログ  http://moicafe.hatenablog.com/

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「カフェ モイ」を出て次に向かうのは…隣のお店です!

“写真右手に見えるのが「カフェ モイ」。ドアを出て右手にあるのが「CINQ」の入口です”

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セレクトのセンスに脱帽!雑貨好きの天国「CINQ」へ

本日2つ目のスポットは、北欧やイギリス、日本国内からセレクトした生活雑貨を扱う、「CINQ(サンク)」です。
センスの光るセレクトに定評があり、国内外のアーティストや作家さんとコラボレートしたオリジナル商品も人気。ファンがとっても多いお店なんです!

“白く塗られた壁にナチュラルな風合いの商品が映えます”

店内にはキッチン雑貨だけでなく、日傘やバッグなどの服飾雑貨も豊富。シンプルなデザインの商品が多く、手持ちのアイテムと合わせやすそうなものばかり。

“左上/イッタラのヴィンティージ品も発見!フローラシリーズなど、夏の食卓に合いそうなものが揃います
右上/リネン100%のエプロンは「fog linen work」の別注アイテム。丈が長めで大人っぽいデザイン
左下/フィンランドの自然を描いた「CINQ 大きめのハンカチ(キャンブリック税込1,296円/ガーゼ税込1,404円)」は、お子さん人気も高いアイテム。
右下/なんとアイスキャンディーも売っています!「たんかん&タイム(税込356円)」など、フレーバーは5種類。”

定番商品の中に「fog linen works」のリネンアイテムも。人気のキッチンクロスから別注で作ったオリジナルのエプロンまで、素敵なアイテムが揃います。ちなみに「fog linen work」は、先日おさんぽした下北沢の記事でご紹介しています!

\「下北沢」のおさんぽ記事はこちら/
サブカルだけじゃない!アラサー女子の暮らしを整える【下北沢】ショッピングさんぽ

“型は全部で3種類。角が丸く、コロンとしたフォルムが可愛い“

オリジナル商品の中でも男女共に人気があるという、イタリアンレザーの革財布。表面がシュリンク仕上げで、細かいキズが目立たないのが特徴です。使っているうちに手になじみ、レザーの風合いも変わっていくので愛着がわきそう!

コンパクトな「CINQ 小さめの財布(税込14,040円)」は、ポケットにお財布を入れることの多い男性からの人気が高いそう。ポイントカードやレシートを沢山入れたい女性には、収納力が抜群の「CINQ 長財布(税込19,980円)」がオススメとのこと。カラーバリエーションはブラック、キャメル、ダークブランの3種類。パートナーとお揃いで使うのもいいですよね♡

CINQ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 グリーニイ吉祥寺1F
☎︎0422・26・8735
営業時間 11:00-19:00
定休日  不定休
http://cinq.tokyo.jp/cinqshopinfo/

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「カフェ モイ」の手前の道を入ると、突き当りに地下へと降りる階段を発見!「吉祥寺」で知らない人はいないベーカリー「ダンディゾン」の入口です。週末には行列が出来るほどの大人気店。せっかくなので寄り道してみました!

“左上/看板がすごーく小さいので、見逃さないよう注意してくださいね
右上/キッチリ並んだパンが芸術品のよう。どれにしようか悩んでしまいます。
左下/トングとトレーはありません。パンはすべて店員さんに取ってもらうスタイル!
右下/大きい口を開けなくても食べられる、女性に嬉しい上品サイズです”

いわゆる“街のパン屋さん”とは違うスタイリッシュな空間に、美術館の作品のように美しく陳列されたパン…。パンを選ぶだけなのに、背筋がピーンと伸びます(笑)!

今回は、ずっと気になっていた「シガーショコラ(税込300円)」をおさんぽのお供にチョイス。こちら、購入するとシュー生地の中に冷たいガナッシュクリームを挟んでもらえるんです♡暑い夏におさんぽしながら食べるのにぴったり。冷たいガナッシュクリームは、濃厚なのにサッパリ食べられますよ~!

幸福の鳥が目印!チャーミングなアンティークとブロカントを探すなら「Tsubame Markt」

1つお隣の昭和通りへ出て、パンをかじりながら、住宅街を三鷹方面へ進みます。

“グリーティングカード専門店「Billboad」の前を通り過ぎます”

4つ目の角を曲がると、見覚えのある鳥のイラストが目に入りました。ほっぺたの赤い模様が可愛いこの鳥は…そう、ツバメです!

“雑貨好きのアンテナが反応する外観!ガラスに描かれたロゴも可愛い”

イラストの通り、お店の名前も「Tsubame Markt(ツバメ マルクト)」。このショップは通称“奥仲”と呼ばれる、仲道通りの奥まったエリアにあります。

“引き戸を開けると、ヨーロッパの蚤の市のような空間が広がります”

店内には、オーナーご夫婦がオランダやベルギーで買い付けたアンティーク雑貨とブロカント(フランス語で“美しいガラクタ”の意味)がズラリ!物を長く大事に使う習慣のあるヨーロッパで、大切にされてきた美しい古道具のこと。「Tsubame Markt」では、ベークライトと呼ばれる昔ながらの樹脂で作られたスイッチなど、DIY好きが楽しめそうなアイテムをたくさん扱っています!

“左上/ツール・ド・フランスのフィギュア。フランスの自転車好きのお宅に飾られていたものでしょうか。
右上/Bad Sadenという温泉地で使われていたもの。温泉水を飲むためのグラスだそうです
左下/フランスで買い付けたテーブルウェア。フランスらしいカラーリングが◎
右下/ネジの付いた壁掛け時計はフランスの老舗時計メーカー・バヤール社製”

渡り鳥のツバメは、ヨーロッパでは“幸福を運んでくる鳥”と呼ばれ、縁起の良い動物の象徴だそう。日本でも、軒先にツバメが巣をつくると縁起が良いとされていますよね。昔から使われてきた素敵なアンティーク雑貨やブロカントを今の時代に運んでくる、という意味合いを込めて店名にツバメを入れたそうです。素敵な店名ですよね!

Tsubame Markt
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-13-3
☎︎0422・27・2709
営業時間 11:30-19:30
定休日  水曜
http://tsubamemarkt.com/shopinfo/shopinfo.html

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井の頭通りに出て、「吉祥寺駅」方面へ歩きます。

”通り沿いにフィンランドのテキスタイルブランド「マリメッコ」のショップも発見!近所にあったら目の保養になりそう”

ちなみに、フィンランドの郊外にあるマリメッコの本社では、一般人も社員食堂を利用することが出来ます。

”2年前にマリメッコ本社を訪れた時の写真。すべてがお洒落です!”

食器はもちろんすべてマリメッコ!ビュッフェ形式なので、好きなプレートやカップを選んで料理を盛り付けることが出来ちゃいます。マリメッコの社員と同じ場所で、マリメッコの食器やインテリアに囲まれながらランチが出来るとあって、マリメッコ好きにとっては外せない人気スポット。また行きたいな~。

🐾

居酒屋とは違う魅力を発見!ちょっと背伸びして老舗ショットバーで大人気分

暑い中たくさん歩いて、喉はカラカラ…。ちょっと寄り道して、美味しいお酒でも飲みたい気分です。居酒屋も楽しいけれど、今日はちょっと大人なバーへ行ってみましょう♪

「吉祥寺駅」南口を通過して、「ヤマダ電機」の横に延びる末広通りへ入っていきます。30秒ほど歩くと右側に見える、居酒屋やスナックが入った「末広ビル」。階段をのぼりやってきたのは、先日創業23年を迎えた老舗ショットバー「Funny」です。ノーチャージなのでサクッと飲んで帰るのにも◎!

“照明を少し落としたムーディーな店内。すでに大人な気分です(笑)”

実はこちら、2017年までは先ほどおさんぽしてきた“北欧通り”に店舗を構えていましたが、去年この場所へ移転してきたそうです。

メニューを見ていると、「Funny」に来たならカクテルがおすすめ!と常連さんからのアドバイスが。マスターの橋本さんは、お客さんの好みやイメージなどを聞いてその場でその人にあったカクテルを考えてくれます。さっそく、「見た目も味も夏らしくて、あまり甘くないものを!」とオーダーしてみました!

“どんなカクテルが出てくるのだろう…と橋本さんのつくるカクテルをワクワクしながら待ちます♪”

5分ほどで登場したのは、爽やかなミントグリーンのカクテル!

“撮影していたら、光るグラスを添えてくださいました(笑)”

夏らしいカクテルというリクエストに応えて「海をイメージした」というこちらのカクテル。名前を聞いてみると、「その場のアイディアで作るオリジナルカクテルなので、特に名前は無いですね」とのこと(笑)。
グレープフルーツやブルーキュラソーを使っているそうで、柑橘系の香りが爽やか!甘すぎるカクテルが苦手な私でもグイグイ進みます♡

カクテルを頼む時は、イメージや好みを伝える他にも、“喉が渇いてるからゴクゴク飲めるもの”などとオーダーしても良いそうです。馴れてきたら、“ジンベースで”なんて、ベースを指定するのもアリ。かっこいい~!次に来た時はそんな風にオーダーしてみたいなぁ。

“左上/「牛の角切りステーキ(税込750円)」。リーズナブルなのにちゃんと美味しい!
右上/「ナスとズッキーニのソテー バルサミコソース(税込500円)」は夏に嬉しいサッパリ味
左下/ウィスキーやリキュールがズラリ。この中から即興でオリジナルカクテルを作っていました
右下/店内奥の大きな窓を見ると、なんと線路ビューになっていました!”

最後に「Funny」の魅力をもう1つ。テーブル席もありますが、私は線路ビューのカウンター席をオススメします!店内奥の大きな窓からは、ビルとビルの間に京王井の頭線の線路が見えるんです。5分に1回ほど電車が通るので、眺めながらグラスを傾けるのも良さそうですね。

Funny
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-6-2 末広ビル2F
☎︎0422・29・8720
営業時間
ランチ 11:30-15:30
カフェ 15:30-17:00
バー  18:30-2:00
定休日 無し

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今日のおさんぽはこれにて終了。“東急裏”エリアを中心におさんぽしてきました。駅からは少し離れますが、そのぶんチェーン店よりも個人経営のお洒落なお店が多く、大人が楽しめるエリアです!何より、北欧好きにはたまらないお店が点在しているのがお分かりいただけたかと思います♡ 今回ご紹介したのはほんの一部。仲道通りの北欧雑貨店「Free Design」「ビッケ」や、大正通りの北欧レストラン「ALLT GOTT」など、まだまだ沢山ありますよ!北欧好きならこれはもう、「吉祥寺」に住むしかないかもです(笑)!

おさんぽのおさらい

吉祥寺駅北口→①カフェ モイ→②CINQ→③Tsubame Markt→④Funny→吉祥寺駅南口

行程:2.5km
歩数:5,006歩
所要時間:30分+お買い物、ひとやすみ、ちょい飲み
予算:4,000円

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さんぽに行ったライター

歩くの大好き、おいしいもの大好き、あと北欧のデザインも大好き。お酒とカレーがあればどこへでも飛んでいきます。商店街でお肉屋さんを見つけたら必ずコロッケを食べるのが、自分的おさんぽルールです。