「文教の府」文京区にてパワースポットはしご

先日、あるスポーツの試合中に頬の骨を折ってしまった筆者。しかしご心配は無用。決してメンタルは折れません。この怪我の治療の通院で白山駅に来ているうちに、周辺にあるお店などが気になり始めたことがきっかけとなり、私のおさんぽエリアに認定させていただきました。ということで今回は、「文教の府」と呼ばれる文京区の中でも、東洋大学生憩いのエリアである「白山~千石」を中心として行って参りました。神社や植物園などのランドマークや、地域に根付いた喫茶店などを訪れたことで、学生や若者がまだ気付いていないようなローカルスポットを巡ることができました。

今回のおさんぽルート

白山駅→①トラットリア・プロンティ, ヴィア→②白山神社→③小石川植物園→④フェニックス
行程:2.4km 
所要時間:31分+飲食+観賞
予算:3000円

1また来たくなるレストラン トラットリア・プロンティ, ヴィア

最初のミッションはランチです。毎度ランチからですみません。しかし月曜日ということもあってか、駅周辺にある殆どのお店がランチ営業をしていませんでした!少し焦りましたが、とりあえず近くを歩いてみると看板を出しているお店を発見しました。救われた気持ちでお邪魔しました。

“2階にあるお店なのでこれぐらいアピールしていただけるとわかりやすいですね”

ホール担当の爽やかなお兄さんと、接客兼調理担当のマスターのコンビネーションが良く、元気且つテキパキとした動きで店内を活気づけていました。スタッフが楽しそうにお仕事しているお店って良いですよね。ランチセットは主にAとBがあり、パスタ、ピザ、メイン料理と選ぶことができます。

“アサリと蕪のトマトソースパスタ”

程良い塩加減、大葉とアサリにトマトがスープが上手く絡み、爽やかな味わいで美味しかったです!何かとバタつくランチタイムにも関わらず、殻入れのお皿をくれるところに気配りを感じました。ドリンク付きで¥1,100というグッドなコスパ。

撮影許可などの関係でマスターに話しかけてみると、とても快く許可を下さっただけでなく新店舗の耳寄りな情報まで教えていただきました!

お聞きした話によると、白山店は来年の7月ごろに移転を考えているそうなので、また早めにお邪魔しようと思います!

トラットリア・プロンティ, ヴィア
〒112-0001 東京都文京区白山5丁目33−1 2F
営業時間:月~日曜日 11時30分~15時, 17時~23時
定休日:水曜日
☎:03-6801-6514

2サラリーマン諸氏、いざ白山神社へ

「プロンティ, ヴィア」でランチを取った後は、すぐ近くにある白山のパワースポット「白山神社」に行って参りました。948年に現在の本郷一丁目に創建された後、江戸時代に小石川植物園へと遷座され、1655年に現在地に再遷座されたそうです。大きな神社ではないので広くはありませんが、歴史がある分迫力がありました。

“住宅に挟まれて聳え立つ鳥居。右側のマンションの住人の方の気持ちが少し気になります。”

菊理姫様[くくりひめ](結びの神)、伊弉諾命[いざなぎ]伊弉冉命[いざなみ]様(修理固成の神)が祭られているということで、縁結びや学業、商売繁盛はもちろんのこと、商談成立を求めたサラリーマン達からの信仰も多く集めているそうです。どれもつい最近の私の動向に深く関わるようなものばかりだったので、日ごろの感謝と今後の幸運を祈って参りました!

“晴天による神社映え、美しいですね”

文京区はその名の通り、文豪の活動拠点にもされていたらしく、今月は夏目漱石のお言葉が展示され、歴史上の偉大な人物に関わるものも見つけました。

“中国革命の父とも呼ばれる孫文が、腰かけて流れ星を見ながら祖国の革命を誓ったとされる石”
“やれ。ということですね。せっかくなので持ち帰ってきました。”

高校生や高齢の方、海外の方まで色々な人がおさんぽついでにお参りに来ているようでした。普段あまり神社に行く習慣がない筆者ですが、今回こちらの「白山神社」を訪れたことで、神社という存在がこれまでよりも身近になりました。

白山神社
〒112-0001 東京都文京区白山5丁目31-26
☎:03-3811-6568

3植物のパワーを思い知れ、小石川植物園

白山神社の後は雑貨屋さんにでも行ってみようかと思ったのですが、天気が良かったので近くのランドマークをもう1件梯子することにしました!

ということで次の目的地は「小石川植物園」。

日本最古の近代植物園であり、1684年に徳川幕府によって設けられた「小石川御薬園」が前身となっているそうです。そして現在では、植物学の研究と教育を目的とする、東京大学の付属施設になっています。研究施設ということもあり本当に多様な植物が残されていて、全て見て回ることは不可能と言っても過言ではないほどの数でした。

“タイミング的にお花は咲いていませんでしたが、アサガオは昔、薬草として扱われていたという知識が増えました!”

熱帯・亜熱帯地域の国の植物を栽培し、小笠原諸島の絶滅危惧植物の保護増殖事業も行われているそうです。DNAやゲノムなど、日ごろ縁のない言葉にたくさん触れながら植物の歴史を知ることで、改めて理数系の人たちの偉大さを感じました。

植物園としての鑑賞はもちろん、「旧東京医学校本館」やその周りに広がる庭園など気持ちよくくつろげるような場所もあり、本を読んでいる人や友人とピクニックしているような方々もいらっしゃいました。

園内48,880坪もあるので全てを見切るのはとても大変だと思いますが、チラッと行ってみるだけでも楽しいので是非行ってみてください!

小石川後楽園
〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目6-6
営業時間:9時~16時30分(植物園)
     10時~15時(温室)
     10時30分~16時(柴田記念館) 
定休日:火曜日
☎:03-3814-0138

4これぞアットホーム つい何時間も居たくなってしまう喫茶店

白山から東洋大学を越えた千石に、以前から目を付けていたカフェがあったのですが臨時休業中でした。私がおさんぽをすると必ずどこかしらお店が臨時休業になります、、、しかし先ほどお参りをしたおかげでしょうか。千石駅周辺を歩き回っていると、昔ながらの喫茶店らしきお店が見えてきました。毎度の臨時休業に対し、誠に勝手ながら憤り始めていた心を落ち着かせようと入ってみることにしました。

扉を開けて中に入ると、奥のカウンターから殿方お二人が元気よく迎え入れてくれました。

深紅の椅子とテーブル、懐かしいオーディオ機器や固定電話機、漫画。ザ・レトロの要素が勢ぞろい。パンチパーマに学ラン、もしくは髪をビッチリ固めて極太の黒縁眼鏡をかけたくなります!つい妄想が、失礼しました。

地域に根差したお店なのでしょうか。やはりお客さんは高齢のご婦人方が多いようで、皆さま楽しそうに団欒されていました。そして面白いことに、こちら土日はお休みだそうです!

ランチ時にコーヒーを飲んだばかりだったので、何にしようか迷いながらメニューを見ていると、「フロート」という文字を発見。私はフロートを飲んだことがありません。ということでチャレンジ。コーヒーフロートを注文しました。いやまたコーヒーですかと。良いではありませんか。

“間違いなく美味しいことは予想していましたが、今後も喫茶店でコーヒーフロートを注文することになりそうです”

カツカレーやピラフ、スナック類などの食事メニューも充実していて、遅めのランチを食べにやってくるお客さんもいらっしゃいました。

「まだ時間ある?ホットで良ければコーヒーと紅茶あるからサービスするよ?」というノリでサービスを2杯もいただきました。これには驚きましたが、新参者の私にまでこのような暖かいサービスをしてくれるこのお店に惚れました。

「あのねえ、友達は本当に大事よ。あたし最近亡くなった友達の夢ばかり見るわよお。」今回の盗み聞きでは、近くに座っていたご婦人方の会話からこのようなパンチラインを頂戴しました。

フェニックス
〒113-0001 東京都文京区白山5丁目17
営業時間:月~金曜日 9時~18時
定休日:土、日曜日
☎:03-3945-4471

まとめ

喫茶店で今回のおさんぽの余韻に浸り終了となりました。ランドマークを2件、飲食店を2件と、とても充実したおさんぽになりました。イタリアンレストランやカフェ、インド・ネパール料理屋さんなど飲食店が充実しているエリアではありますが、「文京の府」として発展してきた歴史やその軌跡に少しでも触れることができる有意義な場所だと改めて実感しました。美味しい物を食べるついでに是非いかがでしょうか。

おさんぽのおさらい

白山駅→①トラットリア・プロンティ, ヴィア→②白山神社→③小石川植物園→④フェニックス
行程:2.4km 
所要時間:31分+飲食+観賞
予算:3000円

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さんぽに行ったライター

都内で活動中の自称マルチクリエイター チルに生きてます!