下町を代表する、東京・浅草。そのすぐ下に広がる「蔵前」も最近人気急上昇のエリアで、少し歩けばあちこちにハイセンスなお店が並びます。今回はこの2エリアをおさんぽ! 歩いてみたら、食べ物に雑貨など……いろんな「専門店」がありました。
今回のおさんぽルート
「都営浅草線・銀座線浅草駅」1番出口→①「おにぎり浅草宿六」→②「やげん堀 新仲見世本店」→③「柴田慶信商店 浅草店」→④「inkstand by kakimori」→⑤「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」→「都営大江戸線蔵前駅」A1出口
行程:2.9km
所要時間: 38分+食事、買い物、休憩
予算:5,000円
出発は「浅草駅」。今回は写真の、都営浅草線と銀座線が通るメトロの改札1番出口からスタートします。ほか、さんぽルートへは近くのつくばエクスプレス(TX)の同名駅からも可能。むしろ今回の1軒目「おにぎり浅草宿六」へはTXからのアクセスの方が近いですが、今回はあえてメトロの改札をチョイスします。なぜなら……
1番口を出て、まずまっすぐ進みます。すると見えるのが雷門&浅草寺! そう、これを見たいがための1番口スタートです。浅草に来たからには、やっぱりここのシンボルは外せませんからね。雷門を抜けて仲見世通りを歩きます。
1東京の老舗専門店「おにぎり浅草宿六」で軽めのランチ
浅草寺を抜け、言問通りにぶつかったら、左へ直進。千束通りとぶつかる角辺りにあるのが、今回のお目当て1軒目の「おにぎり浅草宿六」です。ミシュランガイド2018でも紹介されたことのある人気店です。
「東京で一番古いにぎりめし」を提供するこのお店。まるでお寿司屋さんのように、カウンターにはおにぎりの具が上品に並んでいます。
注文をしてから、カウンターで握ってくれるおにぎり。一番人気だという「シャケ」と、変わり種の生姜味噌漬」、セットでお味噌汁を頼みました(合計・税込770円)。
おにぎりは写真のように小ぶり。コンビニのサイズより気持ち小さめ、くらいでしょうか。とても優しく握ってあって、お米一粒一粒がしっかり立っている印象です。付け合わせのたくあんも美味!
人気店ゆえ、早めに足を運ぶのが吉。お店によって最短時間に予約をすれば、その時間まで周囲をさんぽすることも可能ですよ。
おにぎり浅草宿六
東京都台東区浅草3-9-10
03-3874-1615
営業時間:11:30〜、18:00〜(昼夜共にご飯がなくなり次第終了) 定休日:昼は日曜日、夜は火曜日と水曜日 http://onigiriyadoroku.com
2目の前で調合してくれる「やげん堀 新仲見世本店」で七味唐辛子をゲット
「おにぎり浅草宿六」を背に右へ進み、最初の信号を左に渡り「ひさご通り」へ。突き当りのWINS浅草を左、すぐの角を右へ、まっすぐホッピー通り・グリーンロードを進み、新仲見世通り(アーケード)を左折、数軒先の右手にあるのが「やげん堀 新仲見世本店」です。
お店に入ると、まず香ばしい香りに包まれます。というのも、お店では7種類の香辛料を目の前でブレンドしていただけるんです! 好みに合わせて3つの辛さが選べ、強い辛みが苦手な人でも楽しめます。
ということで「中辛」をゲット(税込540円)。おすすめだけあって、山椒などの香りもしっかり感じられます。手軽なサイズ(27g)で販売しているので、ちょっとしたお土産にもgood。さんぽの途中で購入してもかさばらないのってポイント高いですよね。
ちなみにお店のある商店街は、ほかにもカフェやお店と、見どころいっぱい! このエリアはギュッとお店が集まったところも多いので、時間があるならそれらをゆっくりめぐるものよさそうです。
やげん堀 新仲見世本店
東京都台東区浅草1-28-3
03-5809-0864
営業時間:平日10:00~18:00、土・日・祝日10:00~19:00
https://yagenbori.jp/
3「柴田慶信商店 浅草店」の曲げわっぱで、ふだんの自炊をワンランクアップ
「やげん堀 新仲見世本店」を左手に直進。オレンジ通りにぶつかったら右折し、2ブロック南下すると、「柴田慶信商店 浅草店」にたどり着きます。
天然杉を使用した大館曲げわっぱ。しっとりとした触り心地で、品の良さを感じます。定番の弁当箱のほか、箸やおひつ、コップなど……日常に取り入れやすいアイテムを展開しています。
オレンジ通り界隈は、サンリオのお店や、タピオカ・日本茶専門店など、アンテナの高い女性にはもってこいなお店がたくさん! こちらも是非見てみてくださいね。
柴田慶信商店 浅草店
東京都台東区浅草1-17-5
03-6231-6477
営業時間 : 10:30~19:00
定休日 : なし
http://magewappa.com/ ※取材後お店の改装に付き、外観や内観の仕様が一部変更になっている可能性があります。
お店を後にし、次はインクの専門店へ! ズンズンと足を運びますが、途中、なにやら人だかりが……! 寄らずにはいられません。
見てみるとアンティークな雰囲気の焼き菓子専門店。取材ができず今回は名前を伏せますが、ちゃっかり写真のお菓子を購入! 甘さ控えめで大人でもどんどん食べちゃうくらいハマりました。
満足したところで、満を持して次のお店へ。インク専門店「inkstand」です!
4「自分だけの色が作れちゃう「inkstand by kakimori」で“インク沼”にハマる
数ある原色を数滴単位で混ぜ合わせていき、オリジナルのインクが作れるお店です。インクを作るプランは2つ。1つは自分のイメージでオーダーして、スタッフさんが調合してくれる「WITH(33ml容器1つ分/税込2700円)」。予約不要で60分ほどで体験できるので、手軽さが人気です。
「SELF」というプランは、調合も自身で行います(33ml容器1つ分/税込3000円)。こちらは完成まで約90分で、要予約。スケジュールなどは是非下記のHPでチェックを!
インクのほか、ガラスペンなどの商品も是非見てみて。不定期でいろんな作家さんのペンを扱うそうなので、中には”一期一会”な1つが見つけられるかもしれませんよ!
「インク沼」たる言葉がはやるくらい、インクが流行っている昨今。さらにキラキラのガラスペンときたときにはもう、女子なら「キャーーー」と叫んでしまうはず……!
inkstand by kakimori
東京都台東区蔵前4-20-12クラマエビル1F
050-1744-8547
営業時間:11:00〜19:00 定休日:月曜日(祝日の際は営業)
https://inkstand.jp/
5「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」で甘~いチョコに酔いしれて、フィニッシュ!
インクに満足したら、お店を背に右折。最初の交差点を左折したらすぐあるのが、みんなダイスキチョコレートの専門店「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」です。カカオ豆の買い付けから製造まですべて自社で行っているというこだわりのBean to Barチョコレートを使ったスイーツやドリンクを楽しむことができます。
カフェメニューの一部は、テイクアウトも可能。今回はお店の向かいにちょうど公園があるので、テイクアウトでいただきます。写真は一番人気だという「ブラウニーバイトフライト(税込726円)」。産地の違う3種類のカカオ豆から作ったブラウニーは、食べると鼻から抜ける香りやコクが微妙に違う! 特徴の違いが、一緒に入っている紙に書かれているので、楽しみながら食べることができますよ。
お店は2階建てで、2階にはカフェがあります。また、ファクトリーの見学など、不定期でワークショップもやっているそうですよ!
甘さが控えめな商品もあるので、甘いものがあまり得意でない方にも安心。男性とデートで来てもいいかもしれませんね!
ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
東京都台東区蔵前4-14-6
03-5833-7270
営業時間:10:00~20:00 (LO 19:30) 定休日:不定休
https://dandelionchocolate.jp/
専門店巡りは、その分野の深~いストーリーがより知れるってこと! 今回のさんぽは、職人の方たちの想いや、その物の歴史に触れられた気がします。今回ご紹介したほかにも、歩いた周辺にはお店がたくさんあったので、このエリアをさんぽする際は、是非ゆっくり時間が避ける日にするといいかもしれません!
おさんぽのおさらい
「都営浅草線・銀座線浅草駅」1番出口→①「おにぎり浅草宿六」→②「やげん堀 新仲見世本店」→③「柴田慶信商店 浅草店」→④「inkstand by kakimori」→⑤「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」→「都営大江戸線蔵前駅」A1出口
行程:2.9 km
所要時間:38分+食事、買い物、休憩
予算5,000円