ゲストハウスで旅気分!【隅田川】沿いをさんぽ

非日常の空間を気軽に楽しみたい! コロナ禍でも、長期休みがなくても、旅気分を味わいたい! そんな時はゲストハウスを利用してみてはいかがでしょうか?ゲストハウスとは、ドミトリー(相部屋)を中心とした安価な宿泊施設のこと。ホテルとは違い、バックパッカーに特に人気で、交流の場としての機能もあるのが特徴の一つです。

今回は、初めてでも利用しやすいおしゃれなゲストハウスを利用しながら、隅田川沿いをおさんぽをします!

今回のおさんぽルート

①馬喰町・トレインホステル北斗星→②隅田川テラス→③蔵前・Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE→④浅草またはスカイツリーなど
行程:2.6km+最終目的地まで
所要時間:35分+ごはん、カフェ等
費用:2500円(宿泊代)+1000円(カフェ代)~

【1】2500円で、憧れの寝台列車に泊まれる!?

今回のさんぽは、前日から馬喰町駅直結の「Train Hostel 北斗星」に泊まってみた……ところからスタート!(注1)

このゲストハウスはおそらく、国内で最も個性的と言えるものの一つ! 引退した寝台列車「北斗星」をリメイクした施設で、新感覚の宿泊体験ができます。気になって仕方がない!!

上:フロントからすでに旅の気分に
中:ドミトリーの一部。各階によってマットの色が違うのもかわいい!
下:個室はデスク付で、パーソナルスペースも広めに確保

まるでどこかに向かっているかのような気分。マットとして使われている座席や読書灯、はしごなども北斗星から移築したものだそうです。コンパクトな利便性と快適さがたまらない! ここは海外からのバックパッカーが多く集まる傾向のある一般的なゲストハウスとは違い、家族連れや出張などかなり幅広い客層だそうです。電車が大スキ!でなくても一人で気軽に立ち寄れます◎

ゲストハウスではシャワーや洗面所などの水回りは共用が一般的です。とても清潔なので、ためらいなく使えます!北斗星ではドアや鏡の一部も、実際に列車で使われたものなので必見。

ラウンジは食堂車両で使われていた椅子やライトを活かしています。レトロ感がとてもかわいい! 共用のキッチンもあり、長期滞在にも向いてそう。 駅チカでWifi完備ということで、ラウンジのみの利用もおすすめです(注2)。

基本情報:
Train Hostel(トレインホステル)北斗星
http://trainhostelhokutosei.com/
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-10-12
男女混合ドミトリー2段ベッド 2,500円/1名 など
注1:現在は新型コロナウイルスの影響を受け、フロア貸し切りプランのみの販売です。
注2:利用再開については、最新の情報をご確認ください

【2】おさんぽの定番! 隅田川テラスをゆったり歩きたい!

さてホステルをチェックアウトしたら、スカイツリーの見える方向へと大通りを歩いて行きます。この通りにはいくつかカフェもあり、気になるところです。次の場所まで20分強歩くので、休憩を挟むもありですね!

ほんの少し遠回りにはなりますが、浅草橋駅を越えたあたりから隅田川沿いを歩くのがおすすめ。川のある街っていいなあ。近くのお店のテイクアウトや、カメラを構えてのおさんぽって最高ですよね!

【3】倉庫をリノベーションした素敵空間! ゲストハウス人気の火付け役へ!

海外のような雰囲気のゲストハウス、Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE に着きました。
1階部分は朝~昼はカフェ、夜はバー利用ができ、宿泊目的でなくても気軽に立ち寄れます!

木の風合いをそのまま活かしたデザイン。もともとが玩具会社の倉庫だったため、天井が高く、広々とした気持ちのよい雰囲気!

今回は宿泊しませんが、せっかくなので2階より上も案内して頂きました。Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE もドミトリーと個室があり、水回りは共用です。

この個室はドミトリーで使われる二段ベッドと同じものが設置されています。デザイナーのこだわりが詰まった丈夫なベッドです。

ここは隅田川を望めるダブルベッドの部屋。藍色のリネンもおしゃれ! コロナ禍の現在では、空き状況によってはリモートワークなどデイタイム利用ができるとのことです。

上階にはキッチンやラウンジの共用スペースがあり、ゲスト同士で一緒にごはんを食べる日常もあったそう。そしてなんと屋上も! 風が気持ち良く、のびのびできます。

ここまで客室をご案内頂いて、再び1階のラウンジへ。今回はカフェ利用させてもらいました!

上:外に出ていたメニュー モーニングからディナーまでリーズナブルに楽しめそうです
中:カフェタイムのメニュー 期間限定も見逃せない!
下:手作りの焼き菓子や軽食も

私は「本日のコーヒー」と「チーズトースト」を頂きました!

今日のコーヒーはケニアの豆で淹れてくれました。さわやかな酸味ですっきりめの味! かりっと焼き上げたトーストのチーズの香ばしさと良く合い、幸せすぎる……。

今日のラウンジ内は仕事や勉強、デートなどで穏やかな雰囲気。コロナ禍以前はインバウンドの影響が大きくインターナショナルな空間で、コミュニケーションも活発だったそうです。デザイナーや職人たちがこだわって作った「自然な距離感」で居られるラウンジだからこそ、明るさと対話が生まれたのだと教えてもらいました。

どこを切り取っても画になるような優しさは、通いたくなる安心感に繋がっていました。世界各国からの旅人との交流もぜひしてみたい! 宿泊目的でなくても、十分にゲストハウスらしさを感じられるカフェでした。

基本情報:
Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE
https://backpackersjapan.co.jp/nuihostel/
東京都台東区蔵前2-14-13
TEL: 03-6240-9854
素泊まりプラン、デイユースプラン(10時間〜)など

【4】再び隅田川へ さんぽの最終地点はお好みで!

ゲストハウスの魅力にたっぷり浸ったところでおさんぽ再開。厩橋を越えて少しすると吾妻橋が見えます。ここで左に行くと浅草(さらに頑張ると上野まで)、右に行くと東京スカイツリーに行けます。浅草~スカイツリーは20分程度なので、両方に行くこともできそう!

隅田川周辺はさんぽるじゅの他の記事でも紹介があったので、余力があったらまとめて行ってみるのもいいなあ!

おわりに…

今日はゲストハウスを利用ながら旅気分で隅田川沿いを歩いてみました。ゲストハウスは貧乏学生やバックパッカーが行くもの! というイメージがありますが、コロナ禍の今だからこその使い方もあるとわかりました。寝台列車や倉庫の再利用は、最近のエシカルさとも言えるのかなと思います。浅草エリアは特にゲストハウスや併設のカフェがあるので、気になる方はぜひ調べてみてください!

今回のおさらい

①馬喰町・トレインホステル北斗星→②隅田川テラス→③蔵前・Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE→④浅草またはスカイツリーなど
行程:2.6km+最終目的地まで
所要時間:35分+ごはん、カフェ等
費用:2500円(宿泊代)+1000円(カフェ代)~

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さんぽに行ったライター

おさんぽ中に必ず寄る場所は、本屋と雑貨屋。おしゃべりとごはんがスキです。