激安!壮観!見たことない!「十条〜赤羽」インパクトさんぽ

近年じわじわと人気を呼んでいる赤羽。飲み屋街があったりと、ぶらぶらするのには最高のエリアですが、コロナもあって飲み歩きは難しそうですね。しかし飲み屋以外にも、この辺りには魅力的なスポットがたくさん! ということで今日はいつもよりしっかり歩く散歩コースのご紹介です。

今回のおさんぽルート

「JR十条駅」→①「十条銀座」→②「ボンヌカフェ十条店」→③「赤羽自然観察公園」→④「旧岩淵水門」→「JR赤羽駅」

行程:6.5km
所要時間: 1時間24分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:4,000円

スタートは、JR埼京線の停車駅「十条駅」。北口出てすぐ、ロータリーの奥に早速見えるの「十条銀座」から早速さんぽ開始です。

十条駅北口
商店街の入り口

1 激安お惣菜多数!何を食べるかつい悩んじゃう「十条銀座」

駅前から入るメインアーケードを中心に多岐に広がる商店街。下町らしさあふれる、地域密着型のお店のほか、以外にも多国籍なお店もちらほら。

天井があるから、梅雨時の散歩も気軽に楽しめます

そんなこの商店街は、一部で「激安お惣菜の聖地」としても人気です。実際アーケードを進むと目に留まる、赤文字で書かれた大きな値段表示。とにかくどれもこれも安すぎて、目移りします。

目をひかないわけがない
スタートダッシュ、きめます

そんな中筆者が厳選したのはこちら。どこよりも大きな値段表示が目立ったお店で、「ぼんじりタレ」(税込85円)と「ブタメンチ」(税込135円)をゲットしました。特に美味しかったのが、メンチ! とってもジューシーで、正直食べ歩きレベルではない。片手にビールか白米が欲しいほど大きく、大満足でした。

八角の香りがたまらん

誘惑は止まらず、食べたばかりなのにもう次のお店を発見。台湾料理屋さんが路面で付加してくれる、「台湾角煮バーガー」(税込480円)です。片手ではこぼれそうなほどの大きさなのに、ワンコインで買えちゃう安さ! 熱々ふわふわで味しっかりめ、これもビールが飲めないことが悔やまれます…。

住みたいレベルの安さ

激安は惣菜だけにあらず、スーパーや甘味も安い! よく見ると味噌だけのお店など、ユニークな専門店もちらほらあって女性心をくすぐるお店がたくさんありました。

なかなか広い商店街、じっくり見ていたらちょっと疲れてきたので足休めも兼ねてお店へ入ります。

十条銀座商店街
東京都北区十条仲原1-4-8

2 SNS映えがすごい!チョコ好きなら知っておくべき「ボンヌカフェ十条店」

フライパン見たいなシルエットは、この店名物メニューのシルエットでした

メインアーケードからちょっと横に入ったところにある、こちらのカフェ。商店街の賑やかな雰囲気とは一風変わり、ほっこり洋風な雰囲気を感じるお店は、チョコレートを扱ったメニューが人気です。

マグに引っ掛けられる、ハート型のクッキーがニクい

定番メニューは、店のロゴにもなっている、棒に丸いチョコレートがついたもの。実はこれ、溶かしていただく「ホットスティックチョコレート」なんです。チョコレートにはいろんな種類がありますが、一番人気はちょっとビターな「大人ミルク」のセット(税込770円)。マシュマロの浮いたホットミルクに、クッキー、生クリームがついています。

溶かして舐めて、溶かして舐めて…

食べ方は、まずチョコレートをミルクにダンク。くるくるまわしながらチョコを溶かし、ドリンクとしてホットチョコを楽しみながら、柔らかくなったチョコレートを飴のようにいただきます。しっかり甘みを感じられる味なので、一緒についてくるクッキーが相性抜群!

甘々ですが、氷がすっきりさせてくれるので意外に口当たりさっぱり

ちなみに今の時期はもう一つの人気メニュー、かき氷もおすすめ。写真は「濃厚ビターチョコレートケーキ」(税込1,300円)もちろんこちらも見栄えがすごい! トッピングの生チョコレート(税込300円)を薄く切ったものをうわっと重ねたのがこちら。SNSにアップすれば「それ、なに!?」と注目されること間違いなしです。

テイクアウトは店頭でも購入可能

ホットスティックチョコレートは、テイクアウトも可能。お土産にもばら撒きやすい仕様なので、たくさん買って配る人も多いそうですよ♪

ボンヌカフェ十条店
東京都北区上十条2-23-10
03-4296-7109
営業時間:【平日】11:00〜18:00 (LO17:30)、【土日祝】11:00〜19:00 (LO18:30)
定休日:不定休
https://www.instagram.com/bonnel_cafe/
※毎月の営業予定はInstagramでもご確認ください。

ついゆっくりしてしまいましたが、まだまだ前半。ここからはちょっと歩いて自然を堪能しに行きます!

大通りをテクテク…

商店街を抜け、国道455号線の内側をひたすら進むと突如現れる、広い敷地。どんどん大人子供が吸い込まれているのにならい、筆者も足を進めます。

3 まるでタイムスリップ!懐かしさあふれる大自然「赤羽自然観察公園」

筆者が入ったのはこの一角「赤羽スポーツの森公園」から。グラウンドを囲うように芝生や木々が茂っていて、子供たちはフリスビーをしていたり、家族でデイキャンプをしている様子も見られました。

東京なのに、空が広い!
空気が綺麗な気がする

丸太の階段や砂利道を進むと、水が流れる音が。一気に開けた場所に着いたと思ったら、そこは”昔話”の世界でした…! 茅葺き屋根の家に、段々畑。用水路で生き物を探す子供たち。ここはどこ…?

な、何時代?
重厚感に、息を飲みます
おばあちゃんちがこんなだったら素敵だな〜

「北区ふるさと農家体験館」というところでした。時期によってはその名の通り、農家体験ができるそうです。茅葺き屋根の家は中の様子も見られるようになっており、なんだかちょっとした旅行にきたような、非現実的な気分を味わえました。

赤羽自然観察公園
東京都北区赤羽西5-2-34
03-6427-7647
※開園時間などはエリアや季節によって異なります。

とってもリフレッシュできたのか、結構歩いたはずが足取りは軽め。この調子で次のスポットへ行きましょう。次は荒川の方の、自然スポット。まずは「赤羽駅」を目指します。

またきてにゃ!

公園を突き抜けて、住宅街をジグザグ…自然があって住みやすいのか、この辺りには猫も多く見られました。猫好きとしてはめちゃめちゃポイントが高い…! で、猫がいないかと目を見張りながら歩いていたらいつの間にかあたりが都会な雰囲気。駅につきました。

「赤羽駅」西口を入り、東口に抜けます

駅を抜けて、荒川方面を目指します。途中、ここにも商店街が! 100円ショップや話題の高級食パン屋さんなどお店のラインアップも幅広く、とっても住みやすそうな印象です。

「赤羽スズラン通り商店街」を直進

商店街を抜けたら、一気に住宅街な景色に。ひたすら進むと、『●八先生』を彷彿とさせる、緑の丘に階段。登るともちろん、荒川の河川敷です。

川沿いをのんびり歩くだけでも気持ちがいいですが、今回は橋をわたり、川の”中”・中洲へ進みます。そこから見える朱色のものが、今回のラストスポットです!

この橋を渡った先に…

4  歴史的建造物に圧倒!「旧岩淵水門」

パッと目を引く、朱色!

これは工業的な風景が好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。「旧」とある通り、今は使われていませんが、大正・昭和時代には、荒川と隅田川を仕切る水門として活躍していました。水洗産業遺産・歴史的建造物に認定されており、役目を終えた今もそのまま残されています。

渡って、中之島へ

現在は水門上を渡ることもでき、その先にある小さな島・中之島へも行くことができます。ちょっとした休憩スペースもあるので、島では川の向こうを眺めてのんびりしている人もいました。

屋根のある休憩スペースからの景色

旧岩淵水門
東京都北区志茂5-41-1

ぼーっと筆者も眺めていたら、いつの間にか日が傾いてきました。今日の散歩はここまで。来た道を戻って「赤羽駅」から帰ります。

いかがでしたか?

今回筆者は初めてこの辺りを散歩したのですが、予想以上に自然に溢れたエリアでびっくり! 散歩中、子連れの家族とすれ違う音も多かったですが、散歩を終えてファミリー層が多い理由もわかった気がします。

最近はなかなか遠出が厳しくなっていますよね。でも意外にも近くで、広い空と緑の香りでリフレッシュできるエリアってあるのだなと思いました。

おさんぽのおさらい

「JR十条駅」→①「十条銀座」→②「ボンヌカフェ十条店」→③「赤羽自然観察公園」→④「旧岩淵水門」→「JR赤羽駅」

行程:6.5 km
所要時間:1時間24分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:4,000円

※この記事の取材は4月下旬に行われたものです。

※新型コロナウイルスの影響で、営業時間などに変更がある可能性があります。また、各スポット新型コロナウイルス対策をしっかりしているところが多いですが、感染しないためにも、時期などは慎重に検討したうえで、自身でもしっかり予防対策をしてさんぽするようにしましょう。

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さんぽに行ったライター

猫好き、美容好きライター。好きが高じて、猫雑誌や女性ファッション誌関係でも執筆中。和食器とヘルシー嗜好なグルメが好物なので、下町からオシャレエリアまで幅広く歩き回ります。