かっぱ橋道具街&蔵前の人気グルメをめぐる“食好き”のためのおさんぽ

かっぱ橋は、東京都台東区の浅草と上野の中間にある問屋街です。食器や調理器具、食品サンプル、調理衣装などを扱う食関連の専門店が軒を連ね、一般客にも小売りしてくれていることから、食器好きの若者も多く訪れています。また最近は、外国人観光客にも人気で、日本製の質の高さが評判を呼んでいるようです。

今回は、かっぱ橋から近い蔵前方面までおさんぽし、下町グルメも堪能してきましたよ。プロも仕入れるという食パンが有名なパン屋さんとカフェも登場するので、興味のある方はぜひ、ご覧ください。

今回のおさんぽコース

東京メトロ銀座線「田原町駅」→①【ペリカンカフェ】→②【パンのペリカン】→【かっぱ橋道具街】→③【ニイミ洋食器店】→④【食品サンプルの東京美研】→⑤【高橋総本店 陶器部】→⑥【とんかつすぎ田】→⑦【納豆BAR小金庵】→都営大江戸線「蔵前駅」

行程:2.2km
歩数:約6,000歩
所要時間:約35分+休憩
予算:約5,000円

田原町駅(東京メトロ銀座線)

浅草に近く、下町情緒と利便性を兼ね備えた駅です。

①ペリカンカフェ

まず訪れたのは、ずっと行ってみたかった「ペリカンカフェ」。「パンのペリカン」の直営店です。モーニングを食べるために駅から直行すると、店外には既に行列ができていました。近くに宿泊施設があるからでしょうか、そこにはトランクを持った外国人の姿も多く見られました。

私たちが注文したのは、SNS映えもする以下の2品。
(画像左)フルーツサンド(1,150円)+ホットティー(550円)
ふわふわのパンに、旬のフルーツと生クリームがたっぷり入ったサンドウィッチは、甘さのバランスが絶妙で、ホットティーとの相性もよく、朝にホッとする組み合わせでした。

炭焼きトーストセット(ドリンク付き/830円)
炭火で焼き上げたパンは外はカリッと中はふんわり。バターとジャムをつければ、パンのシンプルなおいしさが際立ちます。コーヒーと一緒にいただくと、朝食や軽めのランチにもぴったりです。

甘いサンドウィッチと香ばしいパン、どちらも楽しめて大満足のモーニングでした。

ペリカンカフェ
所在地:東京都台東区寿3-9-11
電話:03-6231-7636
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日/特別休業日(夏・年末・年始)

②パンのペリカン

「パンのペリカン」は昭和17年創業という歴史を誇る老舗のパン屋さん。通りに面した赤いテント看板が目印です。

並ぶパンは食パンとロールパンのみと、老舗ならではのこだわりと自信が詰まっています。

今回はテイクアウトで、2種類のパンを購入しました。

有名な食パンなので、時間帯によっては売り切れてしまうこともあるそうです。確実に購入したい場合は、電話で予約注文しておくことをおすすめします。

昔から親しまれてきた素朴でやさしい味に、改めて心がホッとしました。

購入したのはこちら。
・食パン 1斤 540円
・山型パン 半分 700円

パンのペリカン
所在地:東京都台東区寿4-7-4
電話:03-3841-4686/受付時間:8:00〜15:30(日曜定休)
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜日/特別休業日(夏・年末・年始)

かっぱ橋道具街
パンを購入した後は、食器や厨房器具、食品サンプルなど飲食店関連用品店が軒を連ねる道具街に向かいました。

かっぱ橋道具街の入り口に立つと、まず目に飛び込んでくるのが「ニイミ食器店」の名物=ジャンボコック像です。その迫力ある姿が、訪れる人を出迎えてくれています。

道路の両端には調理器具や食器を扱う専門店がずらりと並び、見て歩くだけでも楽しく、つい時間を忘れてしまいます。

東京合羽橋商店街振興組合
所在地:東京都台東区松が谷3-18-2
電話:03-3844-1225
営業時間:9:00~17:00
定休日:各個店舗により定休日は異なります。
※全体では日曜・祝日は約7割の店舗はお休みです。

③ニイミ洋食器店

その「ニイミ食器店」に入ってみました。店内外を見渡すと、ここにも外国人の姿が多く見られました。中でも、日本製の包丁に関心が集まっているようで、じっくり手に取って眺めたり、店員さんに質問したりする様子が印象的でした。日本の道具が国境を越えて評価されているのは、うれしいですよね。職人さんには頭が下がります。

私が韓国料理が好きなこともあり、店内を見て回るうちに自然と食器類に目がとまりました。食卓の雰囲気を想像しながらのショッピングも楽しみのひとつですね。

ニイミ洋食器店
所在地:東京都台東区松が谷1-1-1
電話:03-3842-0213
営業時間:10:00~17:45
定休日:日曜日/祝日

④食品サンプルの東京美研

次に、食品サンプルで有名な「東京美研」へ。お寿司や各種丼ぶりもの、野菜や果物のサンプルは、本物と見間違えてしまうほどの完成度です。

業務用の食品サンプルからキーホルダーやストラップなどのかわいらしい雑貨まで、幅広く販売されています。とくにキーホルダーは種類が豊富で、お土産選びにも向いているお店です。

食品サンプルの東京美研
所在地:東京都台東区西浅草1-5-15
電話:03-3842-5551
営業時間:10:00~17:00/日曜日・祝日:11:00~17:00

⑤高橋総本店 陶器部

和陶器や中華食器、土鍋など約3,000点もの商品が店頭に並ぶお店です。

最近、個人的にハマっているタジン鍋のときに使う大きな器を探していたところ、理想的なものを見つけてしまいました! 「ゴマダレ」と「ポン酢」を一皿に入れられて便利そう。なかなか出合えずにいたのですが、ついにイメージ通りの器を発見し、迷わず購入しました。

値段は1皿428円を4枚で、税込1,889円。

高橋総本店 陶器部
所在地:東京都台東区西浅草1-5-10
電話:03-3845-1163
営業時間:10:00~17:15
定休日:日曜日/祝日

⑥とんかつ すぎ田

ランチに選んだお店は「とんかつ すぎ田」。東京の下町・蔵前で“とんかつ”を追求し続けている名店です。カウンター席もありますが、今回は床暖がきいた座席に案内してくれました。

左はロースかつ、2700円。衣は驚くほどサクサクで、一口噛むとお肉の旨みが広がります。脂身はしつこさがなく、さらっとしていてほんのり甘いのが印象的。ソースをかけて食べると、ごはんが止まらなくなります。豚汁も出汁の旨みがしっかり感じられ、主役に負けないおいしさでした。

そして右はエビフライ、3400円。大正海老を丸ごと一尾使った豪華な一品で、衣の中に弾けるようなプリプリの身が詰まっています。尾まで含めて食べやすいようにカットしてくれる心遣いもうれしいしいポイントです。自家製タルタルソースとの相性も抜群でした。こちらは海老のサイズによって価格が変わる時価とのことです。

カキフライも追加で注文しました。1つ800円。
揚げたてで衣は軽く、中の牡蠣は濃厚でクリーミーでした。

なお、ライスと豚汁は別注文となっています。ライスは300円、豚汁は200円でした。単品メニューを組み合わせて、自分好みの定食にできるのもいいですね。満足度が高く、ちょっと贅沢したい日にぴったりのお店でした。料理人やスタッフの皆さんの愛想もよく、幸せな気持ちになりました。

とんかつ すぎ田
所在地:東京都台東区寿3-8-3
電話:03-3844-5529
営業時間:11:30~14:00/17:00~20:30
定休日:木曜日

⑦納豆BAR小金庵

「納豆不毛の地」とも言われる大阪で、半世紀以上にわたって納豆づくりを続ける専門店が蔵前駅のすぐ傍にありました。納豆好きの私にとって、素通りはできません!

店内には大粒・中粒・小粒と粒の大きさはもちろん、トッピングとたれでさまざまな味に変化する納豆が並んでいました。あれこれ迷った末、お土産に選んだのは「なにわら納豆」。藁に包まれた昔ながらの納豆です。値段は594円。

納豆BAR小金庵
所在地:東京都台東区3-18-4
電話:03-5829-6933
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日

蔵前駅(都営大江戸線)

浅草や両国にもアクセスしやすく、周辺には伝統的な町並みやカフェ、アートスペースが点在する便利な駅です。

おしゃれなショップが増え年々注目を集めている蔵前と、食関連の問屋街として知られるかっぱ橋。実はこの2つのエリアは徒歩圏内にあり、1日でまったく異なる街の表情を楽しめます。

蔵前では、ずっと気になっていたペリカンカフェで評判のフルーツサンドを堪能し、かっぱ橋では偶然にも探していた小皿に出合うことができました。ランチに立ち寄ったとんかつ店では、思わず目を奪われるほど大きなエビフライに驚かされましたが、見た目だけでなく食べ応えも十分。こうした“予想外の出合い”があるのも、このエリアならではだと思います。

カフェが好きな方、食器や調理道具を見るのが好きな方、街を歩くのが好きな方──。そんな方にこそ、蔵前とかっぱ橋を組み合わせた散策はおすすめです。またいつか、この“食の魅力”が詰まった下町をじっくり歩いてみたいと思います。

おさんぽのおさらい

東京メトロ銀座線「田原町駅」→①【ペリカンカフェ】→②【パンのペリカン】→【かっぱ橋道具街】→③【ニイミ洋食器店】→④【食品サンプルの東京美研】→⑤【高橋総本店 陶器部】→⑥【とんかつすぎ田】→⑦【納豆BAR小金庵】→都営大江戸線「蔵前駅」

行程:2.2km
歩数:約6,000歩
所要時間:約35分+休憩
予算:約5,000円

 

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さんぽに行ったライター

❖2016年よりライター活動を開始し、出版社にて書籍コーディネーターなども経験。 趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。