錦糸町から押上まで。春の下町さんぽ

今年もようやく春めき、おさんぽに最適な季節がやってきました♪ 今回おさんぽしたのは、下町風情がありながら繁華街でもある錦糸町。のんびりとおさんぽしながら、スカイツリーのある押上を目指します!

今回のおさんぽルート

錦糸町駅→①シラツユ→②錦糸公園→③uni CAFE (ウニ カフェ)→④コトモノミチ at TOKYO→⑤OKASHI GAKUの自販機→押上駅

行程:1.4km
所用時間:19分
予算:3,000円+お買い物代

今回のおさんぽは、墨田区の繁華街、錦糸町駅からスカイツリーのある押上駅まで歩きます。

この日は春にさしかかっている3月上旬だったため、暖かくておさんぽ日和です♪

錦糸町といえば、駅の北口にあるモニュメントが印象的。1987年に音楽都市を目指すための宣言としてつくられ、楽譜のへ音記号をモチーフにしているそうです。

遠くに見えるスカイツリーとマッチしていて素敵~♪

【1】シラツユ

おさんぽ前に、まずは腹ごしらえ!

訪れたのは、北口のガードレール下にある洋食レストラン「シラツユ」です。1973年(昭和48年)から営業しているため、移り変わりの早い繁華街でその歴史は半世紀を誇ります。テレビや雑誌などのメディアでも、度々取り上げられている隠れた名店です。

真っ白な三角屋根の建物は、まさに“下町のレストラン”といった店構え。親しみがわいてきます!

注文したのは、ランチ時間帯に提供しているオムライスのセット。サラダ、みそ汁、食後のシャーベットが付いて1,100円というお得さ!

ふっくらとした見た目が“ザ・オムライス”という感じでほっこり♡

オムライスは、シンプルなケチャップライスを薄めに焼いた卵で巻いてありました。ボリューム満点で、しっかりとお腹を満たすことができます。ランチのオムライスは、大盛りが無料というのもうれしいポイント♪

ランチのオムライスも十分に美味しかったのですが、名物のオムライスとは別物のようです。名物のオムライスはさらにこだわって作っているそうなので、次はそちらのオムライスを食べに行かねば!

シラツユ
東京都墨田区錦糸4-1-7
営業時間:ランチ 11:00~15:30 (L.O.15:00)、17:30~22:00(L.O.21:15)
※ランチは予約不可。日・祝日はランチメニューはお休み。
定休日:不定休
https://a101200.gorp.jp/

【2】錦糸公園

お腹がいっぱいになったのでおさんぽ再開! 次は「シラツユ」から歩いて1分ほどで到着する「錦糸公園」に立ち寄りました。

駅すぐの場所にある大きな公園なので、用事の合間にふらっと自然に触れられる憩いの場です。

錦糸公園は、お花見スポットとしても人気。園内にはソメイヨシノやしだれ桜の木が植栽されていて、3月下旬~4月上旬に見ごろを迎えます。この日も、咲き始めの桜がちらほら。

また、その時期には「桜まつり」も開催されます。園内には提灯が灯されてお花見ムードに。夜桜も楽しむことができますよ!

ほかにも、芝生の広場や大型の遊具があり、お子さんの遊び場にもぴったり。休日になるとたくさんの親子連れで賑わっています。すぐ近くにはショッピングモールもあるので、お買い物の休憩に立ち寄るのもおすすめ!

いまの季節、近くのカフェでドリンクでも買ってプチピクニックを楽しみたいですね♪

【3】uni CAFE (ウニ カフェ)

今度は駅から10分ほどの場所にある「uni CAFE (ウニ カフェ)」へ。外側から店内が見えないおしゃれな外観で、どんなお店なのかわくわくします。

ちなみに、お店の前にある黒板には、席数が少ないため、1人、または2人で来たお客さんを優先案内すること、スペース確保ができないためベビーカーでの入店ができないことが書かれていました。

つまり、一人でゆっくりお茶を楽しみたいときに最適な場所なんです♪

店内に入ると、温かみのあるアットホームな空間が広がっていました。壁にかけられている絵も、やさしい雰囲気。誰かのおうちに遊びに来たような空間は、とっても落ち着きます♪

こちらのスイーツは、イタリアンレストランでスイーツを担当していたシェフが手掛けているのだそう。

今回は、プリン(600円)を注文してみました。運ばれてきた瞬間、思わず「わぁっ」と声をあげたくなるくらい、かわいらしい見た目です♡

プリンは、外側が少し固めに焼かれていて、中はとろっとなめらか。バニラビーンズの粒々とした食感も感じられて、一口一口、大切に味わいたくなりました。

テーブルの装飾も素敵なので、スイーツと一緒に何枚も写真を撮りたくなっちゃいます。

おいしくて見た目もかわいいスイーツと、温かい空間に癒されるカフェでした♪

uni CAFE (ウニ カフェ)
東京都墨田区太平3-13-7 HB錦糸町 1F
営業時間:11:30~17:00(L.O.16:00)
定休日:不定休
https://www.unicafe.jp/

【4】コトモノミチ at TOKYO

カフェで一休みしたら、そのまましばらく押上方面に向かって歩きます。だんだんとスカイツリーが近づいてきました♪

続いてやってきたのは、インテリアや雑貨を販売する「コトモノミチ」というショップ。もともとは表参道にありましたが、4年ほど前に墨田区へ移転してきたそうですよ。

「ものづくりの向こう側を伝える」というコンセプトのもと、店内には、日本各地で作られた職人技が光るアイテムを販売しています。

店内は、とても洗練されていておしゃれ!

店頭のコーナーは時期ごとにアイテムが変更します。

小物や食器などの日用雑貨から、お部屋を飾れるインテリア、地域ならではの食べ物まで、幅広く揃っていました。

気になるアイテムについて尋ねてみると、スタッフさんが「どんな人が作ったのか」「どんな商品なのか」を丁寧に説明してくれるので、ますます欲しくなっちゃいます♡

せっかくなので、墨田区らしいものを買いたいと思い「宮川製菓」のクルミを買ってみることに。宮川製菓は、1957年(昭和32年)に創業した飴屋さん。実は当時、墨田区には350軒以上の飴屋があったそうなんです!

「宮川製菓」は創業以来、一貫して昔ながらの手作りにこだわった飴づくりを心掛けているそう。そんな「宮川製菓」で隠れた人気商品がクルミなんです。

今回購入したのは、「白クルミ」と「黒クルミ」。

同じく墨田区にある自家焙煎珈琲専門店「Cafe’Sucre’(カフェシュクレ)」のコーヒーも一緒にお土産にしました♪

2種類のクルミは、「白クルミ」がきなこ味。「黒クルミ」が黒糖味です。「白クルミ」はきなこの素朴な味わいの中に塩味が効いていて、甘すぎず軽やかな味わい。対して、「黒クルミ」は黒砂糖の甘さがしっかりと感じられて、しっとりとした食感。

甘党さんには「黒クルミ」、おつまみ感覚で食べたいなら「白クルミ」など、自分の好みやシチュエーション、渡す相手の好みによって買えるのがうれしい!

どちらも香り豊かなコーヒーと好相性でした。墨田区に来たら、地元ならではのアイテムをゲットしてみるのがおすすめです♪

コトモノミチ at TOKYO
東京都墨田区業平4-7-1 1F
営業時間:12:00〜19:00
定休日:火、水曜
https://coto-mono-michi.jp/

【5】OKASHI GAKUの自販機

最後は、「コトモノミチ」から歩いて2分ほど、道路を渡った先の道にある“とある自販機”の前にやってきました。

そう、その自販機が、近年話題になっているショートケーキ缶の自販機! 北海道・札幌発の“夜パフェ”で有名になったパフェ専門店「GAKU(ガク)」による新業態、「patisserie OKASHI GAKU(パティスリー オカシガク)」の自販機です。

前々から気にはなっていましたが、なかなか足を運ぶ機会がなかった場所。ようやく来れてうれしい♪

自販機には、さまざまな味のショートケーキ缶がずらり!

ショートケーキ缶はどれも980円で、他にカヌレやプリン缶も売っていました。

想像以上に種類が多くて、どれにしようか迷う~!

迷った結果、今回は春らしい見た目の「梅見缶」を選んでみました!

缶の中には梅の形のゼリーが入っていて、とってもかわいい♡

お花見に持っていくのにも、ぴったりのビジュアルですね。

おうちに帰ってさっそく食べることに。

缶を開けてみると……わぁ~!梅の花びらのようなチョコレートが入ってきました!

缶に入っているからといって大胆になりすぎず、しっかりと細部までこだわっているのが感じられます。

肝心なお味はというと……さすが専門店。素材が何層にも重なっていて、複雑で本格派! ピスタチオのようなまろやかな甘さのクリームの中に、梅の甘酸っぱさが感じられて、まさに春を表したような味わいでした。

少しだけ食べようと思っていたのですが、結局ぺろりと完食。付属の長いスプーンも食べやすかったです♪

これは色んな種類をみんなで買って、お出かけ先で食べても盛り上がりそう~♪

無事、押上駅に到着!

そんなこんなで、押上駅に到着しました!

今回のおさんぽはここまで。錦糸町駅から押上駅までは、まっすぐの道を約20分ほど。まさにおさんぽには最適のコースです。桜が見ごろを迎えるこれからの季節、のんびりと下町さんぽを楽しんでみては?

おさんぽのおさらい

錦糸町駅→①シラツユ→②錦糸公園→③uni CAFE (ウニ カフェ)→④コトモノミチ at TOKYO→⑤OKASHI GAKUの自販機→押上駅

行程:1.4km
所用時間:19分
予算:3,000円+お買い物代

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さんぽに行ったライター

北海道出身のお散歩ライター。知らない街をふらりとお散歩するのが好き。