【都心での遊びに疲れたならば、のんびりしに狛江へ帰っておいで】

駅前には飲食店やクリーニング屋が立ち並び、駅中には日高屋にサーティワン。反対側に行けばスーパーや家電屋があり、暮らしに寄り添った様子の駅です。今回は駅周りをぐるりと一周。皆様マイペースにやっていて楽しそうなお店や思わぬところで巡り合うパワースポットなど、まるで長い旅から地元へ帰ってきたような、自然とそんな落ち着いた気持ちになることができる場所です。

今回のおさんぽルート

狛江駅→①COUP DE COEUR→②一丁目一番地→③泉龍寺・泉龍寺弁財天池→④GOOFYPHAT GALLERY→⑤カフェ・スノウドロップ

行程：1.5km
所要時間：21分＋飲食＋おさんぽ
予算：3,000円

1お手頃お気楽サンドイッチ

まずは予てよりお目当てであったサンドイッチ屋を目指します。晴れていることだしランチはテイクアウトして公演で食べよう。そんな優雅なおさんぽのスタートを考えていたのですが、寒いっ。でもランチ営業しているお店を改めて探すのは少し大変。でもとりあえず向かいます！狛江駅南口から線路に沿って東へと歩き、バス通りにたどり着いたら右折。

"何とこちらイートイン可能でした" — “サンドウィッチ、フォカッチャサンドにお菓子などメニューが豊富”

そしてなんとこちらイートインが可能なんです！平日1人寂しく、いや寂しくない。そんな私にとって本当にちょうど良いスペースです。

"フォカッチャにコーヒーをつけて800円以内とお手頃" — “フォカッチャにコーヒーをつけて800円以内とお手頃”

バジルチキンとレタスのフォカッチャサンド。お店で焼き上げたふわふわで暖かいフォカッチャで挟まれています！重たくないのでお散歩の腹ごしらえとしては程よい満足感です。12月ということもあり、お店の雰囲気、BGMともに少しずつクリスマス仕様になり始めているようでした。コーヒーを飲みながらついのんびりしてしまいまして、このままお散歩終了に。とは行きません！

クリスマス用のオーダーも受付ていましたよ！

COUP DE COEUR(クー・ドゥ・クー)
〒201-0014 東京都狛江市東和泉1-13-3リーベ
営業時間：月～土曜日　10時00分～19時00分
定休日：日曜日
☎：03-5761-5091
https://www.instagram.com/coup.de.coeur_sandwich/

2誰かにプレゼントをしたくなる雑貨屋さん

もう12月になりましたね。ということはクリスマスが近い。最近誰かにプレゼントとかしたっけ、、、とか考えながら、駅の北側にある雑貨屋へと向かいます。フォカッチャサンドを頬張りながらググって見つけた雑貨屋さん。

マグカップや小物、レターセットなどの雑貨はもちろん、お菓子、コーヒー、洋服から子供向け商品まで揃っています。内容的には女性向けのアイテムが殆どかなという印象で、ご友人同士であれやこれやと楽しそうに試着しているお母さんたちがいらっしゃいました。

店員さんたちも本当に優しそうで、入るだけで穏やかな気持ちになれるお店です。楽しそうにお買い物をしている声を聞いていたら誰かにプレゼントをしたくなりました。多くの候補の中から選ばれたのは愛しの姪っ子ちゃんです。

一丁目一番地
〒201-0013 東京都狛江市元和泉1丁目 1−2−2
営業時間：月～土曜日　10時00分～18時00分
定休日：日曜日
☎：03-3489-0697
https://www.instagram.com/1cyoume1banchi_komae/

3狛江が誇るパワースポット

プレゼント喜んでもらると嬉しいな、なんて呑気なことを考えながら狛江駅北口前のバスロータリーを歩いていると、西の方に何やら緑豊かな景色が見え隠れしていたので奥へと進んでみました。気が付くとそこは「弁天池通り」。なるほど池があるのですね！

足元にはたくさんの落ち葉、都会では滅多に聞くことのない音を鳴らしながら「弁財天池」へとたどり着きました。

特に前情報なしでここにたどり着いたため、流れ的には迷い込んだような状況なのですが、この景色と匂い、楽しそうに遊ぶ子供たちを見ていると、ここへたどり着くことができたことへの達成感が湧いてきました。晴天にも恵まれ、全てが美しゅうございました。

伝説によりますと約1200年以上前、奈良時代の全国的な大干魃の際に、ある僧正がこの池において雨を祈ったところ、竜神が現れて大いに雨を降らせたそうです。1973年の復元工事の際に市の史跡第一号として指定され、微量の水補給で景観の保全と災害用の貯水を確保しているそうです。お隣の泉龍寺もこちらの歴史に深く関わっているようなので行かないわけにはいきません。

「弁財天池」のすぐに向かいに立派な山門があり、ここからお邪魔しました。先ほどの池ではその景観に安らぎを得ることができましたが、今度は広く静かな寺内に聳え立つ鐘楼や本堂、美しい手水舎に少し圧倒されました。

先ほどの「弁財天池」にて僧正が雨乞いをした際にこちらも創建されたのが始まりだそうで、本堂は1706年に再建された、市内最古の建造物だそうです！

予想していなかったタイミングで伝説や歴史に触れることができ、何かとても大きなものを得ることができたような気がしました。

雪松山泉龍寺・弁財天池
〒201‐0013　東京都狛江市元和泉1-6-1
☎：03-3489-6778
https://www.senryuji.or.jp/

4勇気を出した先にある古着屋さん

おさんぽの後半には、なぜかその街にある古着屋に訪れたくなる癖があります。古着屋さんて色々な情報を持っているからなんですよ。同じ道へ戻るのは気が引けるので、そのまま真っすぐ南下し再び駅の反対側へ。

どうやらこの入り方がわからないビルの3階に古着屋さんがあるらしい。しかもクラフトビールが飲める、、、？食わず嫌いな私ですが、せっかくのおさんぽなので一歩踏み出します。店に入ると予想外に穏やかな「こんにちは」が聞こえてきました。

オーナーさんに厳選された、粋で気の利いた、且つとても状態の良い商品が並び、お知り合いのブランドの品も揃っています。しかもお値段が手頃、、、正直自分だけの秘密の店にしたいです。

サーファーやバイカー、アメカジ、ユーロ好き、サブカル好きなど、ファッション感度の高い人なら誰でも気に入ること間違いなしです。

オーナーさんも気さくで話しやすく、ブランドのことはもちろん、狛江で開催するイベントなど色々な情報を教えてくれます。狛江でこんな出会いがあるなんて、、、勇気を出して階段を上って良かった！友達を連れて再来します。

GOOFYPHAT GALLARY古着屋
〒201-0014 東京都狛江市東和泉１丁目２０−２永光ビル 3階
営業時間：月～日曜日　14時00分～21時00分
☎：03-4400-2206
https://www.instagram.com/goofyphat/

5平日夕方は「スノウドロップ」

この狛江おさんぽも終盤となりました。最後はこちらも予ねてより気になっていたカフェ。「スノウドロップ」で一服して帰ることにしました。改めまして東へと向かいます。お気づきいただけたでしょうか。そう。半日かけて駅周りをぐるっと一週しております！

大小合わせ５卓ほどのこじんまりとした内装ですが、決して狭くなくゆとりがありました。窓際のオファー席では夫婦らしき方々が静かに、けど楽しそうに平日夕方の優雅な時間を楽しんでいました。

おさんぽの最後はやはりケーキセットと相場は決まっています。キリマンジャロは重いか軽いかで言うと軽くて、ベイクドチーズケーキは甘さ控えめ。コーヒーの爽やかな酸味とチーズケーキのほんのりとした甘さ。予想を上回るほど濃厚だったこの狛江おさんぽを回想するには最高のシチュエーションで、気分はまるで小説家でございました。

カフェ・スノウドロップ
〒201-0003 東京都狛江市２和泉本町1-2-6 2F
営業時間：月〜木 11:00-18:30/ 日祝 13:00-18:30
定休日：金曜・土曜
https://www.cafesnowdrop.com/

まとめ

サンドウィッチ屋、雑貨屋、古着屋、カフェなど色々なお店に行きましたが、どこもこじんまりしていて、慌てることなく、好きな仕事をマイペースに楽しんでやられているようでした。だから訪れるこちらも自然と落ち着いて時間を過ごせる。狛江はそんな場所でした。休日の都心でのお買い物も楽しいですが、喧騒から少し離れた場所で興味の湧くままにその地の魅力をじっくりのんびりと体感してみる。こういうのもいかがでしょうか。