商店街など、ちょっと庶民な雰囲気が漂うエリアを散歩するのにハマっている、筆者です。「袋」というと、池袋の他に東京にはもう一つスポットが有るのをご存知ですか? 今回は中野の隣に位置する「沼袋」をさんぽしてみました。
今回のおさんぽルート
「西武鉄道沼袋駅」→①「ロムタイ」→②「沼袋氷川神社」→③「フライングソーサー」→④「sunny side BAKERY」→「西武鉄道沼袋駅」
行程:2.1km
所要時間:27分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:5,000円
スタートは、西武鉄道の停車駅「沼袋駅」。周囲には中野や野方もあって、住みやすさに定評があるエリアを散策します。
まず駅北口出てすぐ、飲食店が連なるエリアが。そのひとつが、最初のお目当て、巷で大人気のタイレストランです。
1 ミシュラン獲得シェフの本格料理がいただける「ロムタイ(LOM THAI)」
着いて早々、まずは腹ごしらえです。暑い日にもぴったりな、旨辛&さっぱりなものをということで、タイ料理店「ロムタイ」さんにうかがいました。
グリーンがたくさんあっておしゃれな雰囲気の入り口。更に店内はペットOK、子連れの方も使いやすい仕様で、そこもポイント高いですよね。
お店の料理をつくるのは、タイの有名ホテルでシェフをしていた経験もある方。タイの代表料理「カオマンガイ」や「カオカームー」でミシュランを取得しているほどの腕前です。どちらのメニューも、ランチタイムなら生春巻き、トムヤムスープ、日替わりお茶セット付きで、ちょっとお得に食べれますよ。
蒸し鶏をつかった「カオマンガイ」(ランチタイムセット、税込み1,210円)は、タイ産の鶏肉を使うこだわり。鶏のだし汁で炊いたごはんとオリジナルソース、ふんわりジューシーな蒸し鶏のマリアージュが最高です。
「カオカームー」(ランチセット、税込み1,760円)は聞き慣れない人も多いかもしれません。実際、都内でも提供しているお店は希少なよう。豚のすね肉を煮込んだごはんで、いろんなハーブで5時間以上にこんだとろとろのお肉がいただけます。
ちなみに辛さのあるメニューは、辛さの加減もOKとのこと。筆者も「辛味は好きだけど、辛さは苦手」なタイプなので、これはうれしいです。
残念ながらコロナが落ち着くまで営業を様子見していますが、この記事公開直後、7月31日、8月1日の2日間、休業中のお店を利用して「お花と陶器とタイコーヒー」を提供するイベントを開催! 是非足を運んでみてくださいね。
ロムタイ(LOM THAI)
東京都中野区沼袋1-39-3 植田ビル 1F
03-5318-9030
営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:30)、17:30〜22:00(L.O.21:00)
定休日:水曜、木曜
https://lom-thai.business.site/
※7月末まで臨時休業中です。再開は公式インスタグラム(@__lomthai__)でご確認ください。
お店をあとにし、ぷらっと商店街を散策。飲み屋さんやラーメン屋さんが多かったり、総武線野黄色い電車を見かけるあたり、中野の近さをなんとなく感じますね。
煙突がとっても雰囲気のある銭湯も発見しました。これは住みたくなる。
次のスポットは、線路沿いに進んだところに。厄除けなどで有名な神社です。
2 中野七福神が勢揃い! 「沼袋氷川神社」をまったりお参り
全国にある「氷川神社」。御祭神にスサノオノミコトを祀っているところに多いのですが、この「沼袋氷川神社」もそのひとつです。
大きな鳥居をふたつくぐると、厳かな社殿があらわれます。
隣りにある授与所では、もちろんお守りもチェック。筆者は神社に行くたび珍しいお守りを探すのが楽しみなのですが、ここにもかわいい絵柄が目を引く「七福神守り」とかいうものを発見。
境内の一角にはその「中野七福神」の像が並ぶところがありました。中野区で唯一七福神の礼拝ができる場所のようです。筆者が取材に行った際も、一体一体にしっかり手を合わせている方が。わざわざ遠方から参拝に来る人も少なくないようです。
毎年夏に行われているお祭り「例大祭」は地域イベントしても人気で沼袋に活気をもたらしますが、残念ながら、コロナの影響で昨年と今年は関係者のみでの祭典となり、御神輿や露店は中止。来年こそは、出店がならんで賑わうところが見れるといいですね!
沼袋氷川神社
東京都中野区沼袋1-31-4
03-3386-5566
https://hikawa-n.or.jp/
https://www.instagram.com/numabukuro_hikawa/?hl=ja
清い気持ちになれたところで、次のスポットへ。次は好きな人にはたまらない、キッチンアイテムが豊富なお店です。
3 こだわりのオリジナル&セレクトキッチングッズを展開「フライングソーサー」
神社をあとにし、朝日通りをまっすぐ進みます。新青梅街道とぶつかったところにある、黄色い外観でひときわ目を引くお店が「フライングソーサー」です。
「丁寧な暮らしと美味しい道具」をコンセプトに、プロの方はもちろん趣味で料理を楽しむ人にもストレスフリーで料理ができるアイテムを提供しているお店で、目利きバイヤーの厳選したアイテムのほか、オリジナルグッズも展開しています。
店内には、筆者でもわかるベーシックアイテムから、一見「?」でも説明を読むと「かゆいところに手が届く!」なアイテムまで幅広いラインナップがずらり。
筆者が気になったのは、お店でとくに人気な商品でもあるというこちらのワイングラス「VICRIKLA ガウディ ワイン 8oz」(税込み660円)。柄が短めなので、なんと重ねて収納ができるんです! これは便利!
ほか、もし使い方やアイテムの違いになやんでも、スタッフさんが丁寧に答えてくれるので安心。説明を聞けば聞くほどアイテムのこだわりが感じられて、「ここで全部揃えたい」とまで思ってしまいました!
フライングソーサー 中野本店
東京都中野区沼袋2-15-10
03-3387-5474
営業時間:平日 11:00~17:30、土・日・祝 11:00~18:00
定休日:水曜
https://www.flyingsaucer.co.jp/
さんぽも終盤、最後はさくっとお土産を買います。地元で人気のパン屋さんを目指し、新青梅街道を直進します。
4 地元民で人気の、小さンなパン屋さん。「sunny side BAKERY」
ラーメン店を越えちょっと歩くと、何やら行列が。18年の開店以来、地域の人達に人気のパン屋さん「sunny side BAKERY」です。
人が3~4人は入れる程のスペース。コロナ感染症対策で、同時の入店は2組までとなっています。ショーケースにはたくさんの種類のパンが。注文すると店員さんが取ってくれる対面式となっていました。
筆者がチョイスしたのは、一口サイズの「ミニチョコクロワッサン」(税込み86円)と、美味しいと口コミでも見た「カレーパン」(税込み194円)「クロックムッシュ」(税込み227円)。
帰宅後にいただいたんですが、とくにクロックムッシュは、お店一番人気の食パンにホワイトソースのクリーミーな味わいとチーズとハムの塩味や食感がアクセントとなり、美味! 人気も納得の美味しさでした。
sunny side BAKERY
東京都中野区江古田4-30-3 岡村ビル 1F
03-5942-8765
営業時間:(火~金)10:00~13:30、15:00~19:00(土、祝)10:00~19:00
定休日:日曜、月曜
https://www.sunnyside-bakery.com/
帰路もまっすぐ、ゆるりとひろがる商店街を抜ければ、「沼袋駅」に到着です。
沼袋の楽しかったのは、注目スポットが密集しているというよりは、ぶらりぶらりとしながらゆっくり見つけられるところ。気の向くままに動いていると、ふと気になるお店が見つかる感覚がとっても”さんぽ”っぽく、また来たくなる街でした。
おさんぽのおさらい
「JR十条駅」→①「十条銀座」→②「ボンヌカフェ十条店」→③「赤羽自然観察公園」→④「旧岩淵水門」「西武鉄道沼袋駅」→①「ロムタイ」→②「沼袋氷川神社」→③「フライングソーサー」→④「sunny side BAKERY」→「西武鉄道沼袋駅」→「JR赤羽駅」
行程:2.1 km
所要時間:27分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:5,000円
※この記事の取材は7月上旬に行われたものです。
※新型コロナウイルスの影響で、営業時間などに変更がある可能性があります。また、各スポット新型コロナウイルス対策をしっかりしているところが多いですが、感染しないためにも、時期などは慎重に検討したうえで、自身でもしっかり予防対策をしてさんぽするようにしましょう。