都心にある緑豊かな神社と大人の街の坂道=赤坂~乃木坂をおさんぽ

オフィスビルや商業施設が集中する赤坂。大都会といったイメージがありますが、歩いてみると落ち着いた住宅街や緑に囲まれた神社、おしゃれなカフェなどが点在し、新たな発見ができます。

今回は赤坂の繁華街を通り、高層ビルの中の高台にある日枝神社を参拝後、赤坂通りから乃木坂を歩いて森の中の美術館へ。そこから青山霊園まで足を延ばして、乃木坂トンネルの上を通り緑に囲まれた乃木神社までをおさんぽしてきました。

まさに大人の街のおさんぽです! ぜひ、ご覧ください。

今回のおさんぽコース

東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」→①【みすじ通り・一ツ木通り】→②【日枝神社】→③【国立新美術館】→④【サロン・ド・テロンド】→⑤【青山霊園】→⑥【乃木坂通り】→⑦【乃木神社】→東京メトロ千代田線「乃木坂駅」

行程:4.8km
歩数:約1万1000歩
所要時間:約1時間+休憩
予算:3200円

赤坂見附駅(東京メトロ銀座線・丸の内線)

赤坂見附駅は東京メトロ銀座線・丸の内線が通っていて、ビジネスパーソンには欠かせない路線。出口A(赤坂三丁目方面)からおさんぽスタートです。

①みすじ通り・一ツ木通り

「みすじ通り」の名前は、“三味線の3本の弦”が語源だそうです。街路灯に赤坂界隅が花街として栄えた名残を感じられます。現在は各国の多彩な食のお店が軒を重ね、赤坂の繁華街を通り抜けています。

1本隣にある「一ツ木通り」にも、両脇に飲食店をはじめ多くの店舗が並びます。そして、TBSがある赤坂サカスへ向かう人でにぎわいを見せています。

②日枝神社

江戸城鎮守として名高い「日枝神社」は東京永田町にあり、古くは「山王さま」として親しまれていました。江戸三大祭の一つ、山王祭が行われることでも有名です。

高層ビルの間に突如として、巨大な鳥居が見えます。とにかく、その鳥居の大きさにびっくり!  石段の横にあるエスカレーターを使って南神門に向かいました。

「山王さま」と高層ビルとのコラボレーションは、都心ならではの風景かもしれません。

日枝神社の神使は猿で、「さる」という読み方から「魔がさる」「勝る」との意味も含まれているそうです。

家内安全から商売繫盛、縁結び、厄除けなどの御利益があるとされています。

御朱印は500円(限定のしおり付)でした。小さなクリアファイルにも猿のかわいい絵が……! 見るだけでほっこりします。

個人的には、鎮座する高台から眺める三角形の破風(屋根)がのった独特な「山王鳥居」からパワーを感じました。
※鳥居をくぐる際や参拝する際には、キャップを外しています。

日枝神社
所在地:東京都千代田区永田町2-10-5
電話:03-3581-2471
営業時間:6:00~17:00
定休日:なし

③国立新美術館

「国立新美術館」は全国で5番目の「国立美術館」として2007年に開館しました。コレクションを持たず、ガラスに囲まれた明るく開放的な館内では、多彩な企画展や公募展などが開催されています。

波打つようなガラス張りの外観が印象的な建物は建築家、黒川紀章氏が設計したものです。

外観も館内もフォトジェニックな造りから、カメラを持った人やデザインを学ぶ学生などにも人気の高いスポットとなっているようですね。どの角度から見ても幻想的です。

国立新美術館
所在地:東京都港区六本木7-22-2
電話:050-5541-8600
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日(火曜日が祝日又は振替休日に当たる場合は翌平日)/年末年始
※入館は無料ですが、観覧料は展覧会によって異なります。

④サロン・ド・テロンド

「サロン・ド・テロンド」は国立新美術館の吹き抜け空間にある円形のカフェです。巨大な逆円すい型の上にある店内からは、ガラス越しに日差しや緑を感じられ、飲食をしながら豊かな時間を過ごせます。

サンドイッチとケーキ、ドリンクのセットを注文しました。この日のおまかせケーキはロールケーキ。甘さ控えめで食べやすく、アイスコーヒーともよく合いました。サンドイッチは全粒粉パンのハムレタスサンドで、ちょっとした休憩にはぴったりのボリューム感でした。

サンドイッチセットA   1540円
・サンドイッチ
・スープ or コーヒー or セイロンティー

サンドイッチセットB   2200円
・サンドイッチ
・スープ or コーヒー or セイロンティー
・本日のおまかせケーキ

サロン・ド・デロンド
所在地:東京都港区六本木7-22-2国立新美術館2F
電話:03-5770-8162
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)

⑤青山霊園

「青山霊園」は日本初の公営墓地。桜並木が美しい緑に溢れ、著名人の墓所も数多く存在します。通行用の道路があり、そこを歩いてみると、四季折々の植物が茂り自然豊かな場所でした。

青山霊園
所在地:東京都港区南青山2-32-2
電話:03-3401-3652

⑥乃木坂通り・乃木坂トンネル

乃木坂トンネルの上を歩いて乃木坂へ。乃木坂はもともと「幽霊坂」と呼ばれていたそうです。大人気アイドルグループの乃木坂46をきっかけに、その名は全国的に有名になりましたよね。赤坂通りにある赤坂小学校の交差点あたりから乃木坂になるので、気づかないうちに通り過ぎてしまう可能性もあります。駅近くに立てられたウッド調の看板が目印です。

⑦乃木神社

赤坂と六本木という賑やかなエリアの一角に、乃木神社があります。境内は緑に囲まれ、その雰囲気にも癒されました。

乃木神社は明治天皇に殉じられた乃木希典将軍と静子夫人の精神に感銘を受けた人々によって創建されました

画像は鯉のぼり越しにみる乃木神社の本殿と、赤鳥居が映える赤坂王子稲荷神社です。赤坂王子稲荷神社の傍にはフォトスペースも設けられていました。

乃木神社
所在地:東京都港区赤坂8-11-27
電話:03-3478-3001
営業時間:6:00~17:00
定休日:なし

乃木坂駅(東京メトロ千代田線)

帰りは、乃木神社のすぐ隣にある乃木坂駅・青山霊園方面改札6出口から地下鉄に乗りました。

今回は、大都会でありながら自然に溢れ、歴史、エンターテインメント性、美術などさまざまな要素がミックスした赤坂&乃木坂を中心におさんぽしてきました。途中、TBSがありミーハーとしてはテンションも上がりました。赤坂通りから乃木坂方面に歩くと、騒がしくない落ち着いた雰囲気の街並みがあり、思わず「住んでみたい!」と言ってしまいました。それだけ、魅力的な場所だったと感じます。

自然豊かな都会的にある大人の街をぜひ、おさんぽしてみてください。

おさんぽのおさらい

東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」→①【みすじ通り・一ツ木通り】→②【日枝神社】→③【国立新美術館】→④【サロン・ド・テロンド】→⑤【青山霊園】→⑥【乃木坂通り】→⑦【乃木神社】→東京メトロ千代田線「乃木坂駅」

行程:4.8km
歩数:約1万1000歩
所要時間:約1時間+休憩
予算:3200円

 

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さんぽに行ったライター

❖2016年よりライター活動を開始し、出版社にて書籍コーディネーターなども経験。 趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。