心と体を癒す絶景を味わう!潮風香る江の島をおさんぽ

神奈川県藤沢市にある江の島は湘南エリアを代表する観光スポットです。太平洋に面した相模湾に浮かぶ、周囲約4km、面積41haという小さな島ですが、観光名所らしく見どころは満載。今回は、そんな江の島の絶景を満喫してきました。

片瀬江ノ島駅から江の島弁天橋を渡り、参道の弁財天仲見世通りを抜けて坂道や階段を歩き、「江島大神」を3つの宮に祀る「江島神社」を参拝しながら、植物園、稚児ヶ淵海岸、島の奥の岩屋までを、ぐるりと周りました。江の島観光を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

今回のおさんぽコース

小田急電鉄「片瀬江ノ島駅」→①【江の島弁天橋】→②【参道弁財天仲見世通り】→③【江島神社 辺津宮・中津宮】→④【サムエル・コッキング苑】→⑤【江之島亭】→⑥【江島神社 奥津宮】→⑦【稚児ヶ淵海岸】→【片瀬すばな通り】→江ノ島電鉄「江ノ島駅」→⑧【稲村ヶ崎】→江ノ島電鉄「江ノ島駅」→小田急電鉄「片瀬江ノ島駅」

行程:9km
歩数:約1万5000歩
所要時間:約1時間+休憩
予算4000円

片瀬江ノ島駅(小田急線

片瀬江ノ島駅は、小田急江ノ島線の終着駅です。竜宮城をイメージしたデザインの駅舎は関東の駅百選、認定駅となっています。このユニークな駅を背に、おさんぽスタートです。

①江の島弁天橋

本土と江の島を結ぶ「弁天橋」は橋長389mの人道橋で、車道の「江の島大橋」324mと並行して島へのアクセスを提供しています。この日は壮大な海と富士山が綺麗に望めました。

②江の島神社参道 弁財天仲見世通り

弁財天仲見世通りは、江の島の入り口から江島神社までの参道に連なる商店街です。歴史的な雰囲気がただよい、食べ歩きが名物。おさんぽ前にちょっとした腹ごしらえをするのにぴったりです。

江の島岩屋までは坂道や階段が続き、歩いて約40分かかりました。

私は瑞心門(ずいしんもん)の横からのぼりました。
昇りのみ運行しているエスカー(有料)を利用するのもいいですよ。

③江島神社 辺津宮(へつのみや)・中津宮(なかつみや)

左「江島神社 辺津宮」
江戸時代、庶民や武家に勝運の神様として信仰され、縁結びのご神徳などで知られています。日本三大弁財天の一つです。

右「江島神社 中津宮」
江の島の中腹にたたずむ朱塗古社で、天井には花鳥画や彫刻が施され、芸術・金運の利益をもたらすとされています。

江島神社 辺津宮
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-8
電話:0466-22-4020

江島神社 中津宮
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-21
電話:0466-22-4020

④サムエル・コッキング苑

明治時代の英国人貿易商サムエル・コッキング氏に由来する和洋折衷の植物園です。 
「江の島シーキャンドル」がそびえる苑内は四季折々、さまざまな植物が楽しめました。

江の島サムエル・コッキング苑
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-28
電話:0466-23-2444
営業時間:9:00~20:00
定休日:年中無休

山ふたつ

江の島をちょうど二分する境となっていることから、俗に「山ふたつ」と呼ばれています。
「海と断崖」を見ることができる絶景スポットでした。

⑤江之島亭

ランチで伺った江之島亭は、片瀬漁港に揚がった新鮮地魚を楽しめる老舗です。
店内からは食事をしながら富士山と湘南を望む景色が堪能できました。

 

左は江の島丼、1540円。
磯の風味を生かしたタレとサザエの歯ごたえ、とき卵が絶妙なバランスでおいしかったです。

右はとろ〆鯖の炙り丼、1430円。
ほどよく酢に馴染んでいて嚙み応えのある鯖でした。

値段もお手ごろなのではないでしょうか。

江之島亭
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-6-5
電話:0466-22-9111
営業時間:10:30~18:00
定休日:年中無休
天候や季節によって臨時休業することもあります。

歩くコースの途中には、きれいな公衆トイレも設置してあるので安心です。

⑥江島神社 奥津宮(おくつみや)

奥津宮は、江の島の高台で海を守る神様です。

天井に描かれた「八方睨めの亀」(写真右)は、どこから見ても睨んでいるように感じます。思わず見入ってしまいました。

江島神社 奥津宮
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-6-15
電話:0466-22-4020

⑦稚児ヶ淵(ちごがぶち)

波の浸食によってできた岩場です。
広々した相模湾が眺望でき、ここからも富士山が見えました。

 

帰りはルートを変えて下道することに。コースを左折して「みどりばし」を渡りました。

 

江の島をぐるりと周って瑞心門まで戻りました。赤鳥居からは参道、弁天橋、江ノ島の街並みが望めます。

それから、弁天橋を渡って「すばな通り」から江ノ島駅へ向かい、江ノ電に乗って「稲村ヶ崎」で下車。稲村ヶ崎展望台にも行ってきました。

⑧稲村ヶ崎

岬の展望台からの江の島と富士山の眺めは湘南随一の風景でした。

 

鎌倉の人々の貴重な足、江ノ電で「江ノ島駅」に戻り、出発点の小田急線「片瀬江ノ島駅」まで歩きました。

片瀬江ノ島駅

江の島をめぐるおさんぽは、ただの観光ではなく、潮風や景色、おいしい食事、そして神社でのお祈りなど五感すべてで楽しめるひとときでした。歩けば歩くほど新しい発見があり、どこを切り取っても絵になる景色に出会えます。

身体を動かしながら自然や歴史を肌で感じられるのも魅力。訪れるたびに違った表情を見せてくれる江の島は、日常から少し離れてリフレッシュするのにぴったりの場所です。ちょっと脚にきましたが……。次は夕景も楽しみに、また足を運びたいと思います。

暑い時期にしては湿度が低く、好天にも恵まれ、絶景の富士山を挑められてラッキーでした!

おさんぽのおさらい

小田急電鉄「片瀬江ノ島駅」→①【江の島弁天橋】→②【参道弁財天仲見世通り】→③【江島神社 辺津宮・中津宮】→④【サムエル・コッキング苑】→⑤【江之島亭】→⑥【江島神社 奥津宮】→⑦【稚児ヶ淵海岸】→【片瀬すばな通り】→江ノ島電鉄「江ノ島駅」→⑧【稲村ヶ崎】→江ノ島電鉄「江ノ島駅」→小田急電鉄「片瀬江ノ島駅」

行程:9km
歩数:約1万5000歩
所要時間:約1時間+休憩
予算4000円

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さんぽに行ったライター

❖2016年よりライター活動を開始し、出版社にて書籍コーディネーターなども経験。 趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。