下町好きにオススメしたい「2021年注目エリア」~曳舟~

こんにちは。気が付けば生活がガラリと変わって1年が経ちました。
気軽にお出かけや、食事、友達と会うことも少し負い目を感じてしまいます。
それでも、食いしん坊の私はテイクアウトのお店やおひとり様ランチのお店を探しては、なるべく徒歩・自転車を使い巡っていました。お散歩の記事を書く前もお出かけは好きでしたが、色々なことが制限されたからこそ、日常の小さな変化や喜びに目を向けられる時間も増えました。この1年間を通して、「普通に暮らせること」への感謝と、「こんな時だから踏ん張ってもう少し頑張ろう」とお店を開けて下さっている方々のお役に立ちたい!とそんな気持ちも込めて今回は記事を書かせて頂いています。
いつか、自由におでかけ出来る日が来るまで、そっとあなたの手帳にメモしてもらいたい。そんな場所をご紹介させて頂きますね。

今回のお散歩ルート

①曳舟駅→②二階のカフェデリカフェ→③禽々→④焼き菓子torinos→⑤INOUT
行程:約3km
歩数:約4,500歩
所要時間:40分+ごはん・カフェ・買い物時間
予算:3,000円

【1】曳舟駅

<写真>
最初に「曳舟」の歴史を少しご紹介させて下さい。「曳舟」の由来は「曳舟川」からきています。曳舟川は江戸時代初期に利根川と江戸を結ぶ運送ルートとして越谷と本所の間に建設された水路です。それが明治時代に荒川放水路建設で分断されると、埋め立てられ道路に転換されました。現在も「曳舟川通り」として残っています。東京スカイツリーの開業によって、業平・押上界隈は多くのメディアに取り上げられて観光客でとても賑わっています。東京スカイツリーとソラマチはもちろんですが、再開発で街の魅力が増しているエリアは他にもこの近くに存在します。その一つが押上駅となり「曳舟」駅です。

正直、再開発前の曳舟駅は何もありませんでした。
レトロ感溢れる駅や町も魅力的でしたが、再開発を機に住人も増えて活性化されました。あまり知られていないのですが、再開発は町の人の声から始まったそうです。そんな町の人の声が詰まった曳舟近辺ではお散歩のみもオススメですが、浅草まで電車移動をしたり、あまり知られていない亀戸線で亀戸まで行って亀戸餃子とビールなんかも個人的に好きなルートです。
人混みが苦手な方は平日がねらい目です。

【2】二階のカフェデリカフェ

さて、駅を後にしたら早速腹ごしらえです。笑
オススメ時間は11:30入店です。マンションや一軒家も多いのですが、意外と会社も多いのでランチ時間は要注意です。駅からは徒歩5分ほどで到着。
周りには飲食店も沢山あるのでお昼時間は良い匂いに誘われます。

「丁寧にひいたお出汁」をコンセプトのこちらのカフェ。イートイン・テイクアウト両方可能な所も嬉しいポイントです。天然酵母のパンやデリをお持ち帰りしてお家で楽しむのもいいですね。休日には、全国のこだわりの食材でお味噌やポン酢作りなどのワークショップも開催しています。

この日のランチは、鯖のおろしあんかけでした。お味噌汁とスープは好きな方を選ぶ事が出来ます。この日のポタージュはさつまいも。お芋好きな私は迷わずポタージュに。お家時間や一人時間が増えたからこそ、一日に1食は体に良いごはんを取り入れたい。と思うようになりました。すべて手作りは難しいけれど、たまにお店の力も借りてどんな時も身体の中から健康に。そして心もご機嫌でいたいものです。
皆さんのご機嫌アイテムやご褒美は何ですか?これからご紹介するお店やカフェも、だれもがホッとするそんな場所です。

季節のお花を欠かせずに飾っているそうです。
どこを見てもかわいいお花が飾ってあり癒されます。

二階のカフェデリカフェ
住所:〒131-0032 Tokyo墨田区東向島2-29-1
電話:03-6657-1668
営業時間:10:00~19:30
定休日:不定休(お店にお問合せ下さい)

【3】禽々(とりどり)

土日祝日がメインのこちらのお店。
江戸川橋から移転してきた器や小道具のお店。器好きな方に行ってもらいたいのは勿論なのですが、店内のふんわり柔らかい空気感をぜひ味わってみてほしいのです。全国の作家さんの作品を見ながら、こんなごはん作ろうかな~とか、これでコーヒーを飲みたいなぁ。とか妄想するのも素敵な時間になります。空間そのものを持ち帰りたくなるような、そんな場所です。

お店の方が発信しているblogも素敵で、冒頭のこの文章。
「好きなモノを見つけるとシアワセな気分になります。自分が自分でいられる瞬間、キモチがホッコリします。少しずつトリドリなモノ、集めてみました。」素敵ですよね。
ゆとりをもった生活がしたいな。と思っても気が付いたらいつもの忙しない日常に戻っている事ありませんか?そんな時にこのblogを読むとホッコリ穏やかになれます。
お時間ある方はぜひ読んでみてくださいね。(https://www.toridori.info/?m=202102)

禽々(とりどり)
住所:〒131-0041 東京都墨田区八広2丁目45−11
電話:非公開
営業時間:土日(詳しくはインスタグラム・HPにて)
定休日:平日

【4】焼き菓子torinos

少しレトロな街並みが続き大通りに出ると、そっと佇むカフェが。早めのランチをして欲しかったのは、こちらのカフェでデザートを楽しんでもらいたかったから。というのも、おやつの時間帯にはしっかりとお客様でにぎわってしまうので、早めのご入店をオススメしたかったのです。どうしても焼き菓子の楽しめるカフェってコーヒーがお決まりのイメージがありませんか?こちらは紅茶がとってもおいしいのでぜひお試し下さい!次に行ったら烏龍ミルクティーを飲みたいな~と早くも考えています笑

今回はレモンケーキと紅茶を。ダイエット中だったので控えめにしましたが、帰り道におやつプレートを頼めば良かった・・・とリベンジを誓いたくなるくらい美味しくて幸せでした。

そして何よりも店員さん(おひとりで切り盛りされています)のお人柄の良さが、お店に表れているように感じました。。センスあふれる家具や小物、綺麗に配列された近隣のお店のショップカード。どこを切り取っても素敵な空間で「ふぅ~」と心地よいため息が漏れてしまうほど。お店の店員さんのお人柄って町を表しているなぁ。と改めて思う時間でした。ゆっくりした時間を取り戻せる、そんな暖かい場所でした。インスタグラムでは、店員さんが行った近隣のお店も紹介されていて、町の素敵な繋がりを感じました。次回のお散歩の参考にもメモしたいお店ばかりでした。インスタグラム(https://www.instagram.com/torinos_bc/)

焼き菓子torinos
住所:〒131-0041 東京都墨田区八広2丁目47−14
電話:非公開
営業時間 水~土・祝:11:00-19:00 日:09:00-17:00
※イートイン18時まで
定休日:月、火(祝日除く) 、不定休(SNSにて告知)

【5】INOUT

コロナ禍でブームに火が付いた“キャンプ”。一言で“キャンプ”と言っても様々なアウトドアのスタイルがありますよね。アクティブにスポーツを楽しむ。家族や大切な仲間とゆっくりとした時間を過ごす。こちらのお店では部屋で過ごすスタイルをそのままフィールドに持ち出し、広大で新鮮な空気の中で、終わりの無い高さの星空の下で、いつもの食事を、いつものコーヒーを楽しんでもらいたい!そんな思いで運営されているキャンプ用品のお店です。
シンプルで無駄の無い、エコロジカルなライフスタイルを提案されています。

実際にお店を見てみると、普段使いしたくなる商品ばかり。きちんとお手入れをして長く使いたくなる食器やテーブルたち。きっと一歩足を踏み入れると誰もがキャンプに行きたくなる空間に引き込まれます。店内のカフェではこだわりのコーヒーやおやつを楽しめます。


次回はランチも食べてみたいです(欲張り・・・)もしもキャンプに行ったら、こんな椅子に座って星空を眺めながら「美味しいね~」なんて言いながら過ごしたいな。とワクワクしました。意外と長居も出来ますので、ちょっとした作業にも良さそうです。

余談ですが、休日はサーフィンで海に行く私ですが、海でコーヒーを淹れるのがちょっとした憧れになりました!!笑 荷物になるな、とか家で飲めばいいかな。なんて思っていましたが、ワザワザ何かをするってとっても特別な事ですよね。何かの本で「人生はどれだけの思い出が作れるか」が人の価値に繋がると読みました。きっとこうゆうことなんでしょうね。少し納得した気がします。

INOUT
住所:〒131-0034 東京都墨田区堤通1-11-18
TEL 03-6661-7227
営業時間:11:00~18:00
定休日:火

【町の写真館】

今回のお散歩中に出会った街並みをご紹介します。古き良き喫茶店や美容室。昔からのお店と新しいお店がうまく共存しているからこそ、今、曳舟エリアが注目されているんですね。

足元には春のお花が咲いていました。寒いとばかり思っていましたが、着実に春は近づいていますね。
COFFEE NANAさん。お昼には満席で、お店の中から笑い声が聞こえてきました。ますます気になるお店になりました。
酒屋さん。お店の中では常連さんがお茶を飲みながら話していました。こうゆう街並みって心温まります。
一番星美容室。そっと中を覗いたら、おばあちゃんがお話をしながらパーマをかけてもらっていてとっても可愛らしい光景でした。
今回見つけた唯一の公園。この渦巻、なんだか引き込まれそう。タイムスリップしそうな遊具とこの錆びた感じがノスタルジック。
Processed with VSCO with a6 preset

おわりに・・・

今回は「曳舟エリア」をご紹介させて頂きました。もしかしたら、そんな駅聞いたことが無い!という方もいらっしゃったのではないでしょうか。今注目されている東東京エリアもまだまだ開拓してみると、歴史ある場所やその歴史を大切に守っている町や人が存在していることが分かりました。私たちは、つい新しいものに目が行きがちですが、たまに立ち止まってタイムスリップしたようなお散歩も楽しい思い出になります。由緒ある場所だけではなく、皆さんが普段通っている駅までの道のりや会社・学校までのルートにも、もしかしたら面白いエピソードが隠れているかも知れません。普段の生活に少し疑問を持ってみたり、わざわざ何かをしてみたり、今はそんな時間を楽しめるチャンスなのかもしれませんね。

今回のおさらい

①曳舟駅→②二階のカフェデリカフェ→③禽々→④焼き菓子torinos→⑤INOUT
行程:約3km
歩数:約4,500歩
所要時間:40分+ごはん・カフェ・買い物時間
予算:3,000円

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さんぽに行ったライター

【じゆうでていねいな暮らし】 食と花がすきで、小さな体と小さなおうちですがシンプルに好きな物だけを取り入れた日常を送っています。