【中村橋】練馬の秘境でのんびりおさんぽ

まだ子供だった頃、友達の家へ行くのに何度か訪れた中村橋。駅を出てすぐのところにある商店街には飲食店もたくさん並び賑わっていた様子を思い出し、今回改めて行ってみることに。知る人ぞ知るあの「練馬美術館」もここにあるとのこと。更に地元の人に愛される「良い感じのカフェ」もあるということで、その2カ所を中心におさんぽしてきました。大人になった今だからこそ、練馬の秘境である中村橋を通して練馬区の魅力を再認識することができたような気がします。

今回のおさんぽルート

中村橋駅→①インドカレー「シリジャナ」→②「練馬区立美術の森緑地」「練馬美術館」→③雑貨屋「ストレンジガーデン」→④カフェ「REINO COFFEE STORE」

行程:750m
所要時間:10分 +食事+鑑賞+休憩
予算:¥2,000

1.コスパぐっど インドカレー屋「シリジャナ」

中村橋といえば「練馬美術館」。早速目指したいところですが時刻は昼12時半。駅周辺にたくさんの飲食店があるここ中村橋に来ればいつも以上にお腹が空いてしまいます。まだ食べたい物が定まっていなかったのでとりあえずググってみると、すぐ近くに評価が高めなインドカレー屋さんがございました。暖かいナンに期待を膨らませ即入店。

階段を上がり、扉を開けると「らっしゃっせーどうぞー!」とインド、もしくはネパール人であろう店員さんが程よいテンションで迎えてくれます。壁際に並ぶ2名掛けのテーブルに着き店内を見回すと、天井に吊られたテレビで韓国ドラマが流れていました。そこノリノリのインド映画じゃないんかいって!すいません。

ランチセットが豊富で、シンプルな内容からサイドメニューが豊富なものまでございました。中でも一番スタンダードかと思われるBセットをオーダー。チキンカレー甘口で。

“大きなナンが反り返ってしまっております”

「なんとナン」はお代わり無料で、そろそろもう1枚頼もうかなというタイミングで店員さんが声をかけてくれました。小さめを1枚お願いしました。美味しかったです!

インド料理屋 シリジャナ
〒176-0023 東京都練馬区中村北 4-2-2 駅前ビル2F
営業時間:月~金曜日 11:00~15:00
           17:00~23:00
     土、日曜日 11:00~23:00
TEL: 03-3998-5600

2.予想を上回る迫力「練馬美術館」

カレーとナンですっかり満腹。タイトな服を着てきたのでお腹に力を入れ、今回のメインスポットである「練馬美術館」へと向かいます。「シリジャナ」がある南口から反対の北口方面に出ます。線路沿いをまっすぐ進んでいくとすぐにたどり着きます。前情報によると19世紀フランスの画家「エドゥワールマネ」の展示会が催されているとのこと。すいません正直なところ全然詳しくありません。でも何かしら得ることができそうなので行ってみました!

美術館の前には「練馬区立美術の森緑地」。巨大な動物アートたちが迎えてくれます。

“実物のインパクトはすごいです。ここにやって来る子供達は大喜びでしょう。”

公園を抜けて大きな階段を上ると美術館に到着。正直、練馬区内の中村橋にはあるとは思えないほど立派な雰囲気でした。生粋の練馬区民として誇らしい気持ちになりました。ついでに、この辺りにあるベンチに座って好きな人とゆっくりお話してみたいななんて余計なことを考えてしまいました。

受付で展示会用のチケットを購入。グッズ売り場には、Tシャツやポストカードなど展示会に関わる様々なグッズが販売されていました。

“展示室は奥にある1カ所と、右側の階段を上った2階に2カ所の合計3カ所”
“こうやって単体で撮る物ではないですね”

※ギャラリー内の写真は撮影不可となっておりました。申し訳ございません。
「エドゥワールマネ」本人の作品から、それらに影響を受けた日本人作家などの作品が展示されていて、小さいモノから壁一面ほどの迫力満点な物までございました。

所々に説明や当時の時代背景などの説明書きがございましたので、知識が無いような方でも鑑賞しやすいように工夫されていました。個人的には説明を全部読みながら鑑賞していると疲れてしまいそうでしたので、時代背景などを確認して後は見たままに感じることをお勧めします。

当時の常識や習慣に抗った作品をたくさん見たことで良い刺激になりました。誠に勝手ながら、自分も1人の芸術家になったような気分になっていました。

練馬区立美術館
〒176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16
不定休※ホームページにてご確認ください
TEL: 03-3577-1821
https://www.neribun.or.jp/museum.html

3.町の雑貨屋さん「ストレンジガーデン」

芸術鑑賞を終え、あるカフェに向かいます。せっかくなので少し遠回りして町の雰囲気を見ながら行くことにしました。その途中でローカルな雑貨屋さんを見つけました。

“外にあるガーデニンググッズに興味が湧き、そのまま店内に入ってみました”

雑貨や食器の他に恐らく1点物の洋服(女性用)なども置いてありました。客層はやはり近隣の方が多いそうです。都心と比べて落ち着いて色々と見ることができるのがローカルな雑貨屋さんの魅力ですね。店員さんの女性がとても優しそうでした。

“店前に置いてあるボードにお勧め商品が書かれているので見てから入ったほうが楽しめそうですね”

雑貨屋 ストレンジガーデン
〒176-0021 東京都練馬区貫井2丁目6−9 いずみマンション1F
TEL: 03-5848-2685
営業時間:月~金曜日 10:30~19:00
     土、日曜日 11:00~18:00
定休日:水曜日
https://ameblo.jp/strange-garden/

4.粋でのんびり「REINO COFFEE STORE」

今回は、この辺りに住んでいる友人からお勧めされたカフェ「REINO COFFE」で一服して終えることにしました。おさんぽの度にカフェで締めているような気がするのですが、人それぞれスタイルがあって良いですよね。

“カフェに向かう途中、本屋に挟まれました。新品の本屋さん(右)と古本屋さん(左)。情報の宝庫ですね。”

こちらの通りをまっすぐ進み交差点を右に曲がります。少し進むとございます「REINO COFFEE STORE」。

“飾りすぎていない程良いお洒落な外装でした”

眼鏡をかけたマスターがレジで丁寧に接客してくださいました。ショーケースにパウンドケーキやクッキーなど美味しそうな手作りお菓子が並んでいました。どうやらこれらはほんの一部のようで他にもたくさんのお菓子があるようでした。ひとまずアイスコーヒーを注文。席まで持ってきてくださいます。

ウッド調のお洒落で落ち着いた雰囲気の店内には、テーブル席とカウンター席がございます。カウンター席は粋な人が座るものだという勝手な先入観からカウンター席を選びました。

“軽い酸味と程よい苦みからこだわりを感じました”

PCで作業に集中している方や読書をしている方、良い感じの雰囲気の男女や、子連れの方など多様なお客さんがいらっしゃいました。都心のカフェには中々無いような開放感に惹かれてやって来るのでしょう。また本や雑誌なども置いてあるので、普段自分からは触れないような情報に触れることが出来そうです。

“追加で注文したパウンドケーキ。抹茶とバナナって合いますね。しっとりしていて美味しい。”

REINO COFFEE STORE
〒176-0021 東京都練馬区貫井1丁目5-3
営業時間: 11:00~17:00
定休日: 月・火曜日
TEL:080-1155-3154
https://reinocoffeestore.com/access.html

まとめ

練馬区民でないとあまり耳にすることがないであろう中村橋。美術館やカフェを通して、お隣の賑やかな練馬駅とは違った落ち着きや粋な雰囲気を感じました。また、レストランや豆の専門店、本屋などまだまだ気になる場所があり、今回のおさんぽを通してこのようなローカルなエリアに対する興味が深まりました。休日は都心で遊ぶのも楽しいですが、たまに近くのローカルエリアをおさんぽすることで新たな魅力を発見することができるかもしれません。

おさんぽのおさらい

中村橋駅→①インドカレー「シリジャナ」→②「練馬区立美術の森緑地」「練馬美術館」→③雑貨屋「ストレンジガーデン」→④カフェ「REINO COFFEE STORE」

行程:750m
所要時間:10分 +食事+鑑賞+休憩
予算:¥2,000

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さんぽに行ったライター

都内で活動中の自称マルチクリエイター チルに生きてます!