「私、生まれも育ちも葛飾柴又です」のセリフでおなじみ!『男はつらいよ』寅さんの故郷・柴又をおさんぽ

映画『男はつらいよ』の舞台として知られる柴又。ファンであれば、まるで映画の中に入り込んでいるかのような錯覚を起こすかもしれません。

駅近には古い商店や昭和の風情ただよう街並みがあり、少し歩けばキレイに整えられた江戸川沿いを散歩できます。高い建物があまりないので、リフレッシュするにもいい場所ですね。

そんな“寅さんの街”をおさんぽしてきました。

今回のおさんぽコース

(京成金町線)「柴又駅」から→①【柴又帝釈天二天門】→②【柴又帝釈天(題経寺)】→③【葛飾山本亭】→④【寅さん記念館・山田洋次ミュージアム】→⑤【矢切の渡し】→⑥【料亭 ゑびす家】→【柴又駅】

行程:1.9km
歩数:約3,290歩
所用時間:28分
予算:5000円

【柴又駅】
(京成金町線)

柴又駅ホーム

柴又駅から、おさんぽをスタート!

改札を出ると、すぐに「寅さん」と「さくら」をモチーフにした像が
お出迎えしてくれます!
カメラを構えるファンが多いので、記念撮影は順番待ちになることも。

【帝釈天参道】

アーチをくぐって帝釈天の参道へ。

200メートルほど続く参道には飲食店やお土産屋さんが立ち並び、
思わず右へ左へと立ち寄ってしまいます。

老舗の蕎麦屋や団子屋もあります。

①柴又帝釈天二天門

入母屋造瓦葺の桜門(二階建て門)

木彫りの重厚で優美な門をくぐりました。

②柴又帝釈天(醍経寺)

「柴又の顔」ともいうべき帝釈天は寛永年間(1624~44年)の創建です。
正式名称は「経栄山題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)」という日蓮宋のお寺だそうです。

靴を脱いで境内に入り、御朱印を書いてもらいました。
最近では珍しい手書きです。

③葛飾山本亭

山本亭の門
伝統的な書院造りと洋風建築を複合した建物

純和風の庭園などが見事な調和を成しており、海外においても高く評価されています。

柴又帝釈天に隣接する山本亭は、地元ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)の経営者・山本栄之助翁の自宅でした。和風意匠で統一された居宅と敷地内には、池泉や築山などを設けた書院庭園も広がっています。

抹茶と柿の和菓子付で700円

庭園を眺めながら、和スイーツをいただきました。

ぜんざい600円

和菓子も小豆も甘さが控えめで、とてもおいしかったです。

葛飾山本亭
東京都葛飾区柴又7丁目19-32
電話:03-3657-8577
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎月第3火曜日・12月の第3火・水・木曜日
年末、年始営業
入館料:100円
※「山本亭」と隣接する「寅さん記念館、山田洋次ミュージアム」との
セット券550円がお得。

④寅さん記念館・山田洋次ミユージアム

『男はつらいよ』の世界にくまなく触れることができる記念館で、実際に使用されたセットや小道具など、希少な資料の数々が陳列しています。

昭和時代の家具や電化製品なども見ることができ、何だかワクワクしました。
親子連れや若いカップルの姿もあり、幅広い世代に愛されているのだなと感じました。

忠実に再現された昔の柴又駅
寅さん記念館・山田洋次ミユージアム
東京都葛飾区柴又6-22-19
電話:03-3657-3455
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎月第3火曜日・12月の第3火、水、木曜日
入場料金:500円
※「山本亭」とのセット券550円

「寅さん記念館・山田洋次ミユージアム」を出ると、すぐに江戸川があります。

サイクリングやランニングコース、グランドもキレイに整備されているので、
ウォーキングにぴったりの場所です。のどかな景色も最高でした!

土手を歩きながら「矢切の渡し」の桟橋に向かいます。

⑤矢切の渡し

現存する江戸川の農民渡船で、矢切と葛飾柴又を結んでいます。
船頭さんのユニークな説明を聞きながらの運航でした。
乗船時間は往復で20~30分ほどです。

矢切の渡し
事務局:0473-363-9357
営業日:3月中旬~11月毎日、12月~3月上旬土曜、日曜、祝日のみ
悪天の場合は運休
片道200円

⑥料亭 ゑびす家

歴史を感じる大正初期の建物

ランチは帝釈天の参道にある「ゑびす屋」さんで、柴又御膳をいただきました。値段も3000円でこのボリューム!

味もおいしくて大満足でした。

料亭 ゑびす家
東京都葛飾区柴又7丁目3-7
電話:03-3657-2525
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休日 

【柴又駅】

*****

今回は柴又駅を出発し、昔ながらの飲食店やお土産屋が軒並ぶ参道を歩いて帝釈天へ。その先の葛飾山本亭で庭園を眺めながら和スイーツを堪能し、「寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」を楽しみました。


そして、江戸川堤を散歩し、「矢切の渡し」でユニークな船頭さんがいる船での遊覧を楽しみました。その後、参道まで戻って老舗でランチをし“寅さんめぐり”は終了。


映画ファンでなくても満喫できる、落ち着いた雰囲気のある街でした。

おさんぽのおさらい

(京成金町線)「柴又駅」から→①【柴又帝釈天二天門】→②【柴又帝釈天(題経寺)】→③【葛飾山本亭】→④【寅さん記念館・山田洋次ミュージアム】→⑤【矢切の渡し】→⑥【料亭 ゑびす家】→【柴又駅】

行程:1.9km
歩数:約3,290歩
所用時間:28分+参拝+ランチ+拝観+乗船
予算:5000円

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さんぽに行ったライター

❖2016年よりライター活動を開始し、出版社にて書籍コーディネーターなども経験。 趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。