お寺で話題の朝食、市場で買い食い……。【築地】で朝活グルメさんぽ

ダラダラと過ごしてしまいがちな週末の朝ですが、たまには早起きして「築地」で朝さんぽを楽しみませんか?まずは築地本願寺の境内にある和モダンなカフェで、からだに優しい精進料理風の朝食からスタート。その後は、毎日私たちが寝ている時間から新鮮な食材を日本の食卓に届ける、活気あふれる築地市場をブラブラ買い食いさんぽ♪胃袋を満たす築地グルメさんぽを是非チェックしてください。

今回のおさんぽルート

築地駅→①築地本願寺カフェTsumugi→②東京都中央卸売市場築地市場(築地市場場内)→③築地場外市場→④HAUS→新富町駅

行程:1.9km
歩数:3,770歩
所要時間:23分+見学、買い物、ごはん
予算:3,500円

お寺の境内にカフェ!? ”豪華すぎ!”と話題の朝ごはんで腹ごしらえ

今日は頑張っていつもより2時間も早起き!朝7時半に築地駅に到着。まだ眠い目をこすりながら駅の1番出口の階段をあがると、目の前にいきなり大きなお寺が現れます。

“古代インドの仏教建築を模した造りの本堂。ドーム型の屋根など、お寺のイメージを覆すビジュアルです!”

こちらは築地のシンボルともいえる「築地本願寺」。入ったことはなくても前を通ったことならある、という方も多いかもしれませんね。せっかく来たので、まずは正面にみえる本堂へお参りしましょう。

仏教発祥の地であるインドの仏教建築をモデルにした本堂は、重要文化財にも指定されているんです!屋根に蓮の花の装飾も。

さて、8時になったら本堂に向かって左手にあるインフォメーションセンターへ。今回のお目当てはこの中に…♡
昨年11月、「築地本願寺」の新しい試みとして境内に新設されたインフォメーションセンターには、総合案内窓口だけでなく、オリジナルショップやブックセンターなどが揃い、お寺の境内とは思えないほどオシャレな空間!
その中でも特に賑わいを見せているのが「築地本願寺カフェ Tsumugi」。今日はここで朝ごはんをいただきます♪
一番人気のメニューは、”朝食なのに豪華すぎ!”と話題の「18品の朝ごはん(税込1,944円)」。毎日8:00~10:30のみの提供ですが、1日約40食ものオーダーが入るほどだそうです。

“どれから食べよう?いっぱいあって迷っちゃう!”

お盆にびっしりと敷き詰められた色鮮やかな小鉢。数えてみると、16個のおかずにお粥とお味噌汁で合計18品。この数は、阿弥陀如来の四十八願の根本の願「第18願(本願)」にちなんでいるそうですよ。

”このおかずは何だろう?と思い小鉢を持ち上げてみると、メニュー名が。”

「揚げ茄子大豆そぼろ」はまるでお肉のような大豆にびっくり。そのほかにも精進料理をイメージした、お野菜中心の小鉢が並びます。ボリュームたっぷりなのにヘルシーなところが◎。築地市場の名店「つきぢ松露」の玉子焼きや「築地紀文」のお魚とうふおぼろ揚げが食べれちゃうのも、このメニューの嬉しいところ。お米に合うおかずばかりなので、お粥がどんどん進みます。ちなみに、お粥はおかわり自由。これまた嬉しいポイント!

また、82ある席数の中でも、一番奥の窓際の席は大人気!何故かというと…

本堂を眺めながらゆったりと過ごすのにベストな席なんです♡すぐに埋まってしまうほど人気なので、是非リクエストしてみてください。

敷居が高そうな有名寺院も、素敵なカフェやオリジナルショップなど気軽に境内に足を踏み入れることのできるスポットがあると、お寺を身近に感じることができますね♡

築地本願寺カフェ Tsumugi店
東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺インフォメーションセンター
☎︎03・5565・5581
営業時間 8:00-21:00
(モーニング提供時間8:00-10:30/アルコール提供時間16:00~)
定休日   なし
https://www.pronto.co.jp/shop/detail?shopid=PR00009038

食のプロたちが集う“東京の台所”へお邪魔します!

築地市場に“場内”と“場外”があるのは知っていますか?”場内”は東京都が管理する施設で、正式名称は「東京都中央卸売市場築地市場」。ここは、食のプロが選ぶ食材や調理道具と同じものが購入できる貴重な場所。というわけで、まずは”場内”へ!
少しわかりづらいですが、晴海通りに面している正門から入ります。

飲食店や食料品店へ配達するため、早朝より商品の荷出しを行い午前9時頃までは車輌も多く行き交います。場内を見学するなら、配達業務が一段落する午前9時〜10時頃がオススメ!

入ってすぐ右側にある通りには、金物店や包丁専門店が並んでいます。一番奥にある「服部金物店」に立ち寄ると、気さくな店主が「築地には初めて来たの?」と声をかけてくれました。「10時からは卸市場の見学もできるよ」と見どころを教えてくれたり♪こちらではプロの料理人が使用する調理道具が揃い、おろし金だけでも数種類あってびっくり。こんな調理道具もあるんだ!と見ていて飽きない品揃えなので、お料理好きの人はとっても楽しめそう~。

飲食店が集う通りは観光客がいっぱいで、長蛇の列ができている店舗も。お寿司に海鮮丼、天ぷらなど、どれも美味しそうで目移りしちゃいます…。
朝ごはんを食べたばかりで、まだお腹がいっぱいな私は、今度築地に来た時に入りたいお店を見つけておこう~。と看板やメニュー、列を見比べながら市場をぶらぶら。
歩いていると、築地の近くで働く知り合いからオススメされた「高はし」を発見。こちらはあなご丼が名物のお店ですが、平日限定の刺身定食も新鮮ですごく美味しいそうです!!8時~と築地にしてはゆっくりめのOPENなので、次に来たときはここに並んでみようっと。

でも、せっかくだから何か食べてみたいな~と思いつつ歩いていると、小腹を満たすのにぴったりな卵焼きを発見!卵焼きは築地グルメで有名ですよね。場内には卵焼き専門店が数軒ありますが、「丸高屋」は食べ歩き用に小さくカットされた卵焼きを購入することが出来るんです!お値段なんと税込100円。ほんのり甘くて美味しい卵焼き♡

今年10月には豊洲への移転が確定となった東京都中央卸売市場築地市場(通称:場内)。これを機に営業を終了するというお店は、約100店舗もあるんだそう。今だけしか見ることの出来ない築地の景色を目に焼き付けて、“場内”を後にするのでした。

東京都中央卸売市場築地市場
東京都中央区築地5-2-1
☎︎03・3541・0952
営業時間 各店舗にお問合せください
定休日  各店舗にお問合せください
http://www.tsukijigourmet.or.jp/list.htm

食べ歩きなら、食のワンダーランド“場外”で!

「築地場外市場(通称:場外)」は、場内とは違い「築地場外市場商店街振興組合」が管理する施設です。入るための門などは特に無く、より気軽に買い物や食べ歩きを楽しめる商店街のような場所。店舗数も多く、観光客で賑わっています!

“見たことないぐらい大きな塊のまぐろを発見!(左上)
まぐろはやっぱり人気!お買い得は早めにGETして(右上)
場外にも包丁専門店が。職人の真剣なまなざしがかっこいい(左下)
生牡蠣や蟹をその場でぱくり!滅多に出来ない贅沢です♡(右下)”

ぶらぶら歩いていると、何やら大きな魚が軒先にぶらさがっているお店が…。近づいてみると、ぶらさがっていたのは鮭。作り物かな?と思い臭いを嗅いでいると、お店の奥から「本物だよ」とお母さんが教えてくれました。

「これは干して1ヶ月たったもの。あっちに3ヶ月たったものもあるよ」と指さしたのが右写真。すごい、茶色くなってる!!「鼻曲がり鮭」といって、産卵期が近づくと顔の先端(鼻の部分)が曲がってくるんだそう。
それにしても、お母さんとお話ししているあいだも、通りすがりに鮭の臭いを嗅ぐ人が後を絶ちません。やっぱり皆さん気になるんですね(笑)。

こちらは偶然発見したワインと日本酒&グロサリーのお店「酒美土場」。10時~15時の営業中は店内が角打ちスペースになっていて、築地市場で購入した食べ物を持ち込み、それをつまみに飲むことができるんです。築地グルメを頬張りながら、ワインや日本酒を楽しめるなんて…楽しそうですよね♡簡単なおつまみメニューもあるみたいなので、場外のお買い物の〆にいかがでしょうか。私は休日にリベンジすることを誓ったのでした(泣)。

東京都中央卸売市場築地市場
東京都中央区築地5-2-1
☎︎03・3541・0952
営業時間 各店舗にお問合せください
定休日  各店舗にお問合せください
http://www.tsukijigourmet.or.jp/list.htm

場外を出て、晴海通りを東銀座方面へ歩くこと約5分。歌舞伎座の手前を右に曲がり、このあいだ“ふわとろオムライス”を食べた「喫茶YOU」の前を通って歩いていると…何やら行列を発見。あ、SNSやネットで話題の「バナナジュース」だ!

名前の通りバナナジュースの専門店なわけですが、バナナが完熟しないとお店を開けないという徹底したこだわりっぷりから“幻のバナナジュース“とも呼ばれているそう。今日はせっかく開いているので飲んでみたいところですが…次のお店を予約しているので、また今度!

隠れ家サロンでオトナ気分♪初めてのヘッドスパ

バナナジュースを諦め、また歩くこと1分。やってきたのは、ヘアサロン「HAUS (ハウス)」。一度ヘッドスパをやってみたいなぁと思いEPARKビューティーで探していたら、通常10,800円のところ8,640円で施術してもらえるクーポンを発見♡築地に行く日に合わせて予約しておいたのでした。

“店名が小さく書かれた入り口。気づかず通り過ぎてしまいそう!”

吹き抜けが気持ちいい空間の一軒家のヘアサロン「HASU(ハウス)」。こちらは完全予約制で、TVや雑誌のヘアメイクとして活躍する現役スタイリストによるレベルの高い施術が人気。

今回は「新規限定shu uemuraヘッドスパ(EPARK beautyクーポン利用で税込8,640円)」コースを体験してきました。人気コスメブランドshu uemuraのオイルやシャンプーを使って、頭皮をキレイにするヘッドマッサージ♪
頭の先から首まで、しっかりと力を入れてほぐしてもらえます。施術前は「すごく硬いですね!」と言われた私の頭皮も、だんだんほぐれて血行が良くなっていくようです。

プライベートな空間でじっくり施術してもらい、なんだかいつもとは違う特別な時間を過ごしたよう。自分へのご褒美に、これからもたまに来たいな。

HAUS(ハウス)
東京都中央区銀座2-15-12
☎︎ 03・6887・5105
営業時間 ※要予約
月~金  12:00~22:00
土日祝  10:00~20:00
定休日  年末年始
公式HP  http://www.haushair.com/
予約ページhttps://tiful.jp/hair/salon-s1049905/

このあいだ銀座をおさんぽした時に発見した、大きな桜の木が近くにあるのを思い出し、寄り道してみることに。

うーん、残念。まだ蕾でした!次に銀座をおさんぽする時には、満開の桜を見れるかな?

*****
築地本願寺の朝ごはんも、活気ある築地市場の風景も、朝だからこそ出会えたもの。頑張って早起きした甲斐がありました!
新しい取り組みを始めた築地本願寺に、これから移転という大きな転機を迎える築地市場。これからの築地を楽しみにしつつ、移転する前に必ずもう一度おさんぽに来よう。そう誓って、おうちに帰るのでした。

おさんぽのおさらい

築地駅→①築地本願寺カフェTsumugi→②東京都中央卸売市場築地市場(築地市場場内)→③築地場外市場→④HAUS→新富町駅

行程:1.9km
歩数:3,770歩
所要時間:23分+見学、買い物、ごはん
予算:3,500円

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

さんぽに行ったライター

歩くの大好き、おいしいもの大好き、あと北欧のデザインも大好き。お酒とカレーがあればどこへでも飛んでいきます。商店街でお肉屋さんを見つけたら必ずコロッケを食べるのが、自分的おさんぽルールです。