都心近くの閑静な街 レトロを楽しむ「雑司が谷」さんぽ

今回おさんぽしたのは「雑司が谷」。池袋・新宿・渋谷までのアクセスが良好な都心エリアでありながら、古くから続く商店や閑静な住宅街が広がっており、都心とは思えない落ち着きを感じる街並みです。「鬼子母神堂」や「肥後細川庭園」など、この街の長い歴史や文化を知ることのできるスポットも豊富で、休日のおさんぽにはもってこい!都心の雑踏を忘れ、心安らぐおさんぽコースを紹介します。

今回のおさんぽルート

東京メトロ雑司が谷駅 1番口→①鬼子母神堂→②肥後細川庭園→③チャイナキッチンはなぶさ→都電早稲田駅

行程:2.5km
歩数:3,100歩
所要時間:31分+各スポットでの滞在時間
予算:約2000円

スタートは「東京メトロ雑司が谷駅」。1番口を出ると、すぐに見えるのが「都電荒川線」です。

“東京に残る唯一の都電。三ノ輪橋から早稲田の間を運行しています。“

”カンカンカン〜♪”と、どこか古風な踏切音とともに現れた「都電荒川線」の車両。東京に残る唯一の都電で、地域の身近な足として愛されています。

さて、都電を見送った後は、1つ目のスポット「鬼子母神堂」に向かいます。

1参拝だけじゃない!駄菓子に団子、「鬼子母神堂」いただきます。

“雑司が谷駅を出てすぐの「鬼子母神大門」。参道に広がるケヤキ並木は古いもので樹齢400年!”

雑司が谷駅からほど近くにある「鬼子母神大門」。ここをくぐり、奥にある「鬼子母神堂」を目指します。
ケヤキに囲まれた参道を通る空気はどこか鎮静で、心に安息が訪れます。

“正面から見た「鬼子母神堂」。おさんぽついでに立ち寄る近隣住民も多い。 “

「鬼子母神堂」に至りました。

ここで祀られている鬼子母神はその昔、インドで訶梨帝母(カリテイモ)と呼ばれていました。
その性質は暴虐的で、近隣の幼児をとって食べていたそうです。
見かねたお釈迦様は、千人いたとされる訶梨帝母の子のうち一人を隠し、それを嘆き悲しんだ訶梨帝母に対して「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。
その後、訶梨帝母は自らの過ちを悟って、安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。

このような歴史的背景もあり、境内には安産を祈願するご夫婦の姿も多く見られました。

さて、境内を見渡すとなんとも懐かしい駄菓子屋さんがありました。

“大人も子供も大満足!ぎっしりと陳列された駄菓子に迷ってしまいます。”

おばあちゃんにもらった100円片手に、地元の小さな商店へ飛び出していた幼少期を思い出します。

境内には、もう一つお菓子処がありました。

“「大黒堂」お茶とお団子をいただけます。”

境内にある「大黒堂」では、土日限定で「おせん団子」をいただけます。
鬼子母神に千人の子供がいたことにあやかって、子宝に恵まれるようにという願いに由来しているみたいです。

”おせん団子(税込み604円)”

醤油焼きの団子に、あんこの団子。暖かいお茶とともに頂いて「鬼子母神堂」を後にします。

鬼子母神堂
東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20
TEL:03-3982-8347
営業時間:9:00-17:00(大黒堂は10:30-16:30)
定休日:なし
公式HP:https://www.kishimojin.jp/index.html

さて、「都電荒川線」を横切り東へと足を進めます。

“古くから続く商店が住宅街の通りを賑わせている。”

見えてきたのは「弦巻通り商友会」。
閑静な住宅街を貫くように店が並び、ほどよく人で賑わっています。

雑貨や天ぷら、お肉屋の揚げ物にせんべいなど、食べ歩きやお土産探しにもってこいの通りです。

2ロマンあふれる日本庭園、「肥後細川庭園」を散策!

次にやって来たのは「肥後細川庭園」。


目白台の台地を生かした立体的眺望や、湧き水を取り入れた池からなるこの庭園は非常に趣を感じます。

この庭園周辺は、もともと大名や旗本の邸宅が多く、幕末には肥後熊本54万石の細川候の下屋敷となり、明治15年ごろには細川家の本邸となったようです。

園内でもらえるパンフレットには、明治初期に庭園を描いた絵が掲載されており、その絵と見比べることでこの庭園の持つ歴史を味わうことができます。

カメラ片手に散策する人や、スケッチを描く人。
この地の歴史を感じながら優雅に過ごすことのできるスポットです。


こちらは、園内にある建物「松聲閣(しょうせいかく)」。
もとは細川家の学問所として使われていたと言われ、一時は細川家の住まいとしても使用されていたそうです。


「松聲閣」の中にある「椿の間」では抹茶と和菓子がいただけます。
大きな窓から庭園を臨み、至福の時間を堪能しましょう。

四季折々の風情を楽しむこともできる「肥後細川庭園」。
また次の季節に足を運び、移り変わる庭園の景観から時の流れを感じるのも良さそうですね。

肥後細川庭園
東京都文京区目白台1-1-22
TEL:03-3941-2010
営業時間:日本庭園 9:00-17:00(2月〜10月) / 9:00-16:30(11月〜1月)、松聲閣 9:00-17:00
休園日:12/28〜1/4
公式HP:https://www.higo-hosokawa.jp/

3目に入ったが吉!絶品中華でさんぽのシメ

”住宅街に佇む中華料理屋。見逃せないオーラを放っている。”

さて、帰路に着こうと「都電早稲田駅」に向かっていたら、見逃すことのできないオーラを放つお店が目に入りました。

さっそく入店。
突然のお願いにも関わらず、店主は快く記事への掲載を許可してくれました。


豊富なメニューの中から選んだのは、「タンメンとそぼろ丼(税込み880円)」。

パンチの効いた味付けは、もっとおさんぽしようかな〜!と、意欲をかきたてます。
ランチタイムぎりぎりの入店だったのもあり、店内は僕一人。
人の目を気にすることもなく、ガツガツかきこんでペロリと完食しました。

このお店では、夜も定食を用意しているみたいです。
サクッと立ち寄りたい方には嬉しいですね!

チャイナキッチンはなぶさ
東京都豊島区高田1-11-1
TEL:03-3981-6344
営業時間:11:30-14:00 17:30-22:00
定休日:月曜日
参考サイト:https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13053641/

“「都電早稲田駅」乗車と降車でホームが分かれている。”

最後は「都電早稲田駅」。ここから都電荒川線に乗って帰ります。

「都心でありながら、都心でない。」そんな安らぎを感じる街「雑司が谷」。
都会生活に疲れ、ちょっとひと息つきたくなったら、ぜひ訪れてみてください。

おさんぽまとめ

東京メトロ雑司が谷駅 1番口→①鬼子母神堂→②肥後細川庭園→③チャイナキッチンはなぶさ→都電早稲田駅

行程:2.5km
歩数:3,100歩
所要時間:31分+各スポットでの滞在時間
予算:約2000円

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

さんぽに行ったライター

1998年生まれ。兵庫県出身、東京都在住 | 散歩とは、心を動かす落とし物に巡り会える素晴らしいものであり、散歩により磨かれた感性は幅広く応用可能だと考えています。「寄り道」をモットーに人生を輝かせる散歩の魅力を発信します。