市区町村魅力度ランキング1位の“函館市”へ1泊2日のおさんぽ旅

毎年注目を集める「市区町村魅力度ランキング(ブランド総合研究所)」。2024年10月13日に、その最新版が発表され“函館市”が1位に輝きました。

いつか1位になった都市に行ってみたくて、今回のおさんぽを函館に決めました。

函館は、夜景がうつくしい函館山や、歴史的な元町の街並みが魅力的な港町です。新鮮な海産物を楽しめる朝市や、函館ラーメンなどおいしいグルメも豊富。

今回は、母と一緒に旅行を楽しみました。

観光スポットが多彩な函館の魅力をお伝えします。

今回のおさんぽコース

JR北海道線「函館駅」→①【麵厨房あじさい 紅店】→②【金森赤レンガ倉庫】→③【函館山】→④【函館国際ホテル】→⑤【五稜郭】→⑥【箱館奉行所】→⑦【六花亭 五稜郭店】→JR北海道線「新函館北斗駅」

JR北海道線「函館駅」

今回の旅は新幹線を利用しました。新幹線の発着駅は「新函館北斗駅」。そこから、函館本線はこだてライナーに乗って函館駅へ向かいます。

所要時間は約20分。前日に雪が降ったということで、きれいな雪景色が見られました。

①麵厨房あじさい 紅店

東京駅を出発したのが午前6時半。函館駅には11時半ころに到着しました。函館駅から雪道を歩いて、さっそくラーメン屋へ。

麺厨房あじさいは、開放的でモダンな蔵造りのラーメンチェーンです。塩、しょう油、白味噌ラーメンのほか、カレーラーメンや餃子などがあります。

私が食べたのは、白味噌チャーシュー(1100円)とぎょうざ5個(350円)。

ラーメンは、まろやかで味わい深いスープに、チャーシューがやわらかくておいしかったです。ぎょうざは、予想以上に1個のサイズが大きくて大満足でした。

麵厨房あじさい 紅店
所在地:北海道函館市豊川町12-7 函館ベイ美食倶楽部内
電話:0138-26-1122
営業時間:11:00~21:30
定休日:第3木曜日

②金森赤レンガ倉庫

ベイエリアと元町周辺を散策。函館駅から歩いて行きましたが、雪道を歩くのは大変でした……。函館駅からは市電を利用すると便利です。降車駅は「十字街」か「末広町」。

金森赤レンガ倉庫は、歴史的な建物が並び、ショッピングやグルメを楽しめます。港に面したうつくしい景色も魅力です。雪がパラパラと降っていましたが、雪景色ならではの風情を感じました。途中で発見したスターバックスはおしゃれで、異国情緒あふれる街に相応しい外観でした。

金森赤レンガ倉庫
所在地:北海道函館市末広町14番12号
電話:0138-27-5530
営業時間:9:30~19:00
定休日:年中無休

③函館山

夜景がきれいなことで有名な函館山。この日は曇っていたので、景色が見えるのかどうかを確かめるために早めに向かいました。

無謀にも函館山ロープウェイまで歩いて向かいましたが、函館バスが運行しているようなので利用をおすすめします。

ロープウェイ乗り場までは坂道が続きます。

夜景は見えない状況でしたが、ここまで来たら頂上へ行こうと判断。ロープウェイが上がるにつれて霧がかかり不安だったのですが……。

頂上に着いて下方を見ると、かすかに街が見えたんです。雲の下に見える街もステキでしたし、ある意味貴重な体験だったのかもしれません。

帰りのロープウェイは、母と2人の借り切り。頂上から下方へ向かうにつれて函館の街がくっきりしてくる変化が幻想的でした。

本来だったらキレイな夜景を見られるのですが、こんな体験もなかなかできないので好運だったと思いたいです。

函館山
所在地:北海道函館市函館山
電話:0138-23-3105
営業時間:4月20日~9月30日 10:00~(上り最終)21:50、(下り最終)22:00
     10月1日~4月19日 10:00~(上り最終)20:50、(下り最終)21:00
定休日:毎年秋頃、法定点検による運休期間あり。要問合せ。
ロープウェイ運賃:大人(中学生以上)
         1800円(往復)1200円(片道)

④函館国際ホテル

宿泊したのは函館国際ホテル。

函館国際ホテルは、函館湾を一望できる絶好のロケーションにあります。広々とした客室や高級感のある内装が特徴です。

夕食はホテル内にある「レストランアゼリア」へ。

数々の受賞歴をもつ総料理長がつくる本格四川料理と、洋食メニューが味わえるレストランで、私はステーキピラフ1994(1580円)とコーヒーアイス(580円)を注文しました。

部屋にもお風呂はありますが、天然温泉展望大浴場ではゆっくりとリフレッシュできました。

朝食は「ビュッフェスタイルの朝食」と「朝食御膳」から選べます。

「ビュッフェスタイルの朝食」を堪能してきました。実は、旅行の一番の目的がこの朝食だったんです。

北海道産の新鮮な海鮮はもちろん、目の前でシェフが焼いてくれる牛しゃぶも味わえます。ほかにも、函館貝鮮カレーやラーメン、サラダ、ベーカリーなど、たくさんの種類の中から選べました。北海道の新鮮な牛乳を使ったスイーツもありましたが、食べきれません……。

充実した朝食を楽しめて、このホテルにしてよかったと思います。

函館国際ホテル
所在地:北海道函館市大手町5-10
電話:0138-23-5151
営業時間:チェックイン15:00、チェックアウト11:00

⑤五稜郭

翌日は五稜郭へ。道が凍っていたのでゆっくりと函館駅へ向かいます。函館駅からは市電で17分ほど。「五稜郭公園前」で下車しました。

五稜郭は、星形の要塞で、歴史的な価値が高い観光名所です。幕末の戊辰戦争の舞台となり、五稜郭タワーからはその形状を一望できます。春には桜の名所としても知られ、四季折々の風景が楽しめます。

この日は晴れていたので、五稜郭タワーから五稜郭を一望できました。

五稜郭
所在地:北海道函館市五稜郭町43-9
電話:0138-51-4785
営業時間:9:00~18:00(展望チケット販売終了時間17:50)
定休日:年中無休
展望料金:大人1000円(2025年3月31日まで)
       1200円(2025年4月1日から)

⑥箱館奉行所

次に、五稜郭の中央付近に位置する箱館奉行所へ。

箱館奉行所は、幕末の箱館開港に伴い、徳川幕府の役所として設置されました。一度は解体されましたが、長年の月日を経て、建築様式や資材までが忠実に復元されています。

その復元までの様子や歴史を見られるのですが、復元のために熟練した職人たちが関わり、伝統技術を駆使して再現する姿に感動しました。細部にわたるこだわりが、歴史的価値を感じさせるすばらしい場所です。

当時の政治や生活が学べ貴重な体験ができるので、五稜郭に行った際は、ぜひ箱館奉行所にまで足を運んでほしいと思います。

御城印(2枚で800円)と、おみやげに根付キーホルダー(400円)を購入。

箱館奉行所
所在地:北海道函館市五稜郭町44番3号
電話:0138-51-2864
営業時間:9:00~18:00(4月-10月)
     9:00~17:00(11月-3月)
定休日:年末年始(12月31日〜1月3日)
入館料:500円(大人)

⑦六花亭 五稜郭店

六花亭 五稜郭店は、北海道の名物スイーツを楽しめるカフェです。マルセイバターサンドやチーズケーキが有名ですが、私はストロベリーチョコホワイトが好きなのでおみやげに買いました。また、バレンタインデーが近かったので、限定のバレンタインギフトバッグも。

外観は高級店といった感じで、店内は落ち着いた雰囲気。木のぬくもりを感じるデザインが特徴です。大きな窓からは、五稜郭の景色が見られます。

購入品
バレンタインギフトバック 760円
雪の大地 420円
マルセイバターケーキ4個 620円
ストロベリーチョコホワイト袋 360円
ストロベリーチョコホワイト箱2個 1500円

六花亭 五稜郭店
所在地:北海道函館市五稜郭町27-6
電話:0120-12-6666
営業時間:[販売]9:30~17:30
     [喫茶]11:00~16:00(L.O.15:30)
定休日:年中無休

JR北海道線「新函館北斗駅」

今回の旅行は天候があまりよくなかったのですが、函館は比較的狭い距離に多くの観光スポットがあるので、充実感のある時間を楽しめました。

帰りは、「はこだて海鮮市場」でいくらやいかそうめん、じゃがポックル、ロイズ生チョコを買いました。北海道のいくらは最高ですね。

新幹線では、函館駅近くのハセガワストアで購入した期間限定の「やきとり弁当 しょうがごはん(小)」(610円)を完食。一度は食べてみたかったお弁当も味わえて、思い出深い旅行になりました。

函館は、歴史的な街並みやうつくしい風景、新鮮な海産物が楽しめる観光スポットが満載でした。おいしいグルメや温泉も堪能できるのも魅力です。

市区町村魅力度ランキング1位に輝く魅力的な都市、函館市を訪れてみてはいかがでしょうか。

おさんぽのおさらい

JR北海道線「函館駅」→①【麵厨房あじさい 紅店】→②【金森赤レンガ倉庫】→③【函館山】→④【函館国際ホテル】→⑤【五稜郭】→⑥【箱館奉行所】→⑦【六花亭 五稜郭店】→JR北海道線「新函館北斗駅」

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さんぽに行ったライター

❖2016年よりライター活動を開始し、出版社にて書籍コーディネーターなども経験。 趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。