梅雨でもオススメ!天然温泉『お風呂カフェ』を目指して旅さんぽ

新年度が始まって、あっという間に2ヶ月ですね。
4月から新しい環境で頑張ってきたみなさん、本当にお疲れ様です。
緊張して過ごしてきた日々に、疲れやストレスは溜まっていませんか?さらに、お天気もいまいちパッとしない、湿気でジメジメ、乾かない洗濯物を前にまたドッと疲れちゃう…なんてことありませんか?

今日は都心から少しだけ足を伸ばして、埼玉県北部まで旅さんぽ!おさんぽの締めの『お風呂カフェ・白寿の湯』を目指して、梅雨の時期も楽しんでおさんぽしましょう!

今日のおさんぽ

本庄駅→①キドヤ→②旧本庄商業銀行煉瓦倉庫→③不動の滝→④朝日フラワーガーデン→⑤お風呂カフェ白寿の湯→丹荘駅

行程:23km(バス移動含む)
所要時間:約90分(徒歩とバス) +食事、温泉
予算:4000円程度

本庄駅

旅さんぽとはいえ、都心から電車に揺られること約1時間半。
十分日帰りで往復できる「近い旅」。1日お休みがあればゆっくりと楽しめる今回のおさんぽコースです。
電車に乗っているうちに、車窓から見える景色が変わっていきました。

まるで、どこかはるか遠くへ来たような、のどかな田舎らしい景色が現れ、しばらく旅行なんてできずにいたのでウキウキしてきます。電車に乗っている人もまばらで、ラッシュとは無縁。それなのに、ここは東京都のお隣、埼玉県なんです。

”どこまで来たの?と錯覚するほどの田園風景”

1、絵本カフェ『キドヤ』で童心に戻る

本庄駅南口から歩いて15分ほど。インスタグラムで見つけた可愛いカフェに行ってみることにしました。

2階建ての一軒家で、入り口の足元にはシルバーの看板と、それを彩るグリーンの鉢植えがあります。ドアの窓辺には、センス溢れる食器が陳列されていて。
入る前から「ここ、好きだな」と、カフェ好きのアンテナが反応しました。

”外から見ると普通のお家。中に入ると異世界!”
”看板のシンプルさと、ぎゅっと詰まった賑やかなグリーン”

店内へ入り2階へ上がると、期待をさらに超えた可愛い世界が待っていました。
たくさん写真を撮りたいけれど、はやる気持ちを抑えてまずはオーダーしてからにしよう…!

今日は『自家焙煎珈琲エチオピアのチョコナッツロールケーキ(580円)』と『宝美いちごとれもんのきび糖シロップのソーダ(500円)』にしました。
メニューのラフな手書き感も、お店にマッチしていていい感じ。

”このラフさがおしゃれ”

1階にはカウンター席、2階には絵本が並び、木で作られたテーブル席とカウンター席があります。

本棚には、子どもの時に好きだった絵本がたくさん!それと、保育士だった頃に大切にしていた絵本もありました。

懐かしさに浸っているうちに、あっという間にケーキとドリンクを運んでいただきました。

ロールケーキは、コーヒーの風味がかなり私好み!クリームの中に少しチョコが入っているのも、クリームとよく合ってとっても美味しいです。

ドリンクは、甘すぎないきび糖のシロップが格別でした。いちごとレモンの酸味と炭酸が夏にぴったり、ジメジメを吹き飛ばす爽やかさです。

窓辺に置いてみると、グラデーションの美しさもまた魅力的。凍らせたいちごがトッピングされていて贅沢感も味わえました。

レジにあった可愛いクッキー(290円)を家族へのお土産に買って、割れないように大切に持ち帰りました。

”素朴で甘さ控えめ。小さなお子さんにも食べさせたい安心安全なおやつ”

キドヤ
埼玉県本庄市千代田3-1-23
☎︎ 0495-24-2213
営業時間 11:00~18:00
定休日  月曜日・木曜日・日曜日
https://www.instagram.com/kidoyacafe/

2、レンガ作りの『旧本庄商業銀行煉瓦倉庫』

キドヤから本庄駅に戻る道の途中に、いくつか蔵のような建物を見かけました。
美容院だったり商店だったり、何のお店か外観ではわからなかったり…。雰囲気のある街並みに、ちょっとタイムスリップしたかのような旅気分まで味わいました。

”蔦の絡まるこちらのお店は美容院”
”地酒を扱う酒屋さんも、かっこいい”

中でも気になった、レンガ造りの建物にお邪魔することにしました。

入り口で消毒と検温と、感染対策として入館記録を記入します。『旧本庄商業銀行煉瓦倉庫』といい、どうやら見学施設のようです。レンガ作りの建物って見ているだけで可愛いし、外国に来たかのような趣もありますよね。

明治29年に建てられたというレンガ造りの倉庫で、繭の保存倉庫として使用されていたとか。本庄市における絹産業や経済を支えてきた場所であり、国登録有形文化財に指定されているそうです。
ご縁があって訪れた町なので、その歴史に触れるとまた新しい発見があります。

旧本庄商業銀行煉瓦倉庫
埼玉県本庄市銀座1-5-16
☎︎ 0495-71-6685
開館時間 9:00~19:00
休館日  12月29日~1月3日
https://www.facebook.com/rengasouko/

3、不動の滝

本庄駅まで戻り、南口からバスに乗って『下渡瀬 朝日工業前』というバス停で降ります。そこから今日の最終目的『白寿の湯』は目の前ですが、その前にもう1箇所巡ることにしました。

バス停から歩いて10分ほどの所にある『不動の滝』。看板に沿って、ネギ畑の隣を歩きます。

“いつ以来だろう?森林浴でリフレッシュ”

この日はちょっと歩くだけで汗ばむ陽気。ですがこの森を数分歩くと、ひんやり涼しい気持ちのいい場所へたどり着きました。空気が澄んでいて、どこか凛とする静かな空間です。

リフレッシュもしづらい緊張感のある日常を離れ、1人になって緑の中で深呼吸すると、蓄積した疲れが自然と癒えていく気がしました。

不動の滝
埼玉県児玉郡神川町渡瀬3−1

4、丁寧にケアされているお庭でアジサイさんぽ

”バス停の目の前にあるフラワーガーデン。温泉の前に立ち寄るのがおすすめ”

降りたバス停まで戻り、目の前にある『朝日フラワーガーデン』に立ち寄りました。手入れの行き届いた季節のお花が咲いていて、緑も多くて気持ちの良いお庭です。

今の季節は紫陽花がちょうど咲いていて、梅雨らしい景色を楽しめました。

朝日フラワーガーデン
埼玉県児玉郡神川町渡瀬 222 (朝日工業株式会社埼玉事業所向かい)

5、旅の締めはお風呂カフェ『白寿の湯』

”バス停を降りて徒歩1分で到着”

1日おさんぽした最後は、こちらの温泉で締めくくります。旅行もなかなかできないご時世で、温泉なんていつ以来かわかりません。遠出をしなくても温泉に入れるなんて、とても楽しみ!

しかも、入館料(平日780円)の他に、タオルと館内着のレンタル代(各220円)を支払えば、手ぶらで楽しめるスポットなのです。電車とバスを乗り継ぐおさんぽなので、荷物が少なく済むのは重要なポイントです。

”大きな窓から陽が差し込む、明るい廊下”
”風情のある涼みどころ”

お風呂は撮影ができないので、パンフレットの写真で紹介します。広い内湯と、空気が心地よい露天風呂が1つずつありました。

“赤褐色で濃度の濃い、良質な源泉が最大の特徴”
”暖簾の先には、清潔感のある脱衣所と鍵付きロッカー”
”お風呂上がりは館内着でリラックス”

お湯の色は赤褐色で、鉄分豊富で国内有数の良質な天然温泉とのこと。濃度の濃い源泉に、ミネラル豊富な井戸水を加水しているそうで、お肌に良い効果を期待せずにはいられません!
さらに泥パックが無料で用意されていて、栄養豊富な山形の泥をお試しできるのもとってもお得で嬉しかったです。

何度も出たり入ったり、涼んだり温まったりしたあとは、念願のお食事へ!
温泉と同じくらい楽しみにしていたのは、ここで食べられる玄米ごはんです!

“広々としたレストランが併設。窓辺のソファー席がおすすめ”

施設内に食事処『寝かせ玄米®と糀料理 俵や』が併設されています。お酒の提供は自粛中ですが、ひとりで訪れたお客さんは注文可能など、この時期でも安全に楽しめるよう対策をされています。

『麦とろしらすと季節野菜の天ぷら御膳 (1,188円)』と『生ビール(528円)』を注文しました。お腹をすかせておいたのはこのためなんです。とっても贅沢なご褒美ランチ、春から頑張ってきてよかったなぁ。

『寝かせ玄米®』とは、玄米を3日間ほど保温し続けたもので、寝かせることでもちもちとした食感になるのだそう。玄米はもともと栄養豊富なパーフェクトフードとして注目されていましたが、私はあまり食べたことがありませんでした。

一口食べてみると、すごく甘みがあって食べやすい!季節の天ぷらも種類が豊富で、セリなど珍しい野菜もいただけるのがまた嬉しいです。丁寧に作られた体に良いお料理は、心も元気にしてくれるんだなと実感します。

お腹いっぱい食べたあとは、無料の休憩スペースへ!

“思わず声が漏れてしまうほど、圧巻の本とハンモックのおしゃれ空間”
“マッサージチェアも無料”
“包まれている安心感が、眠りを誘う”

この素敵すぎる空間は、読書やマッサージ機、なんとコーヒーまで全て無料です。温泉でリラックスした後にハンモックに揺られたら、そのまま寝てしまいそうです…!


「まるで発酵食品のように1日のんびり」をコンセプトに設計された館内空間なので、お昼寝したって肯定してもらえそう。

私は好きな著者の本を発見したので、洞穴のようなスペースで読んでみたり、コーヒーを飲みながらハンモックで、持参したPCで仕事を進めたりと、ゆっくりたっぷり堪能しました。

“ここでなら、きっとお気に入りの本が見つかる”
半個室になっているプライベート空間で寝転がれる”

ここだけを目的に訪れたとしても、1日中過ごせてしまう、時間を忘れるほど癒しの場所。お天気を気にせず遊べる点でも、梅雨の時期におすすめです。

おふろcafé 白寿の湯
埼玉県児玉郡神川町渡瀬337-1
☎︎ 0274-52-3771
営業時間 10:00 – 23:00(最終受付 22時30分)
https://ofurocafe-hakujyu.com/

丹荘駅

“ポツンと佇む小さな駅舎がとっても可愛い”

帰りはJRの丹荘駅から帰ることにします。本庄駅よりも温泉に近いため、JRを利用する人はここからの方が便利かもしれません。
ただ、どちらの駅からにしてもバスの本数が1時間に1本程度なので、あらかじめ調べておいた方が安心です^^

おさんぽのおさらい

今回の旅さんぽ、いかがでしたか?
新生活の疲れも出始め、お天気同様に気分が晴れないこの時期ですが、上手にリフレッシュして過ごせたら良いですね。心も体も癒される温泉さんぽ、良かったら参考にしてみてください!

本庄駅→①キドヤ→②旧本庄商業銀行煉瓦倉庫→③不動の滝→④朝日フラワーガーデン→⑤お風呂カフェ白寿の湯→丹荘駅

行程:23km(バス移動含む)
所要時間:約90分(徒歩とバス) +食事、温泉
予算:4000円程度

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さんぽに行ったライター

旅とサボテンがスキすぎる埼玉在住フリーライター。得意技は、何気ないお散歩道でワクワクを集めること。始めたばかりの農業と、多すぎる「スキ」を大切にする生き方に、今夢中。