昔ながらの店舗や旅館が点在し、数々の文豪や日本の歴史を築いた署名人を魅了してきた街「本郷三丁目」。ある意味“パワースポット”ともいえます!
東京大学があることでも知られ、その周辺には歴史的な建物も存在します。
そんな昔懐かしい風情を味わえる街をおさんぽしてきました。
今回のおさんぽコース
(東京メトロ)大江戸線「本郷三丁目駅」から→①【本郷富士浅間神社】→②【東京大学赤門】→③【東京大学大講堂(安田講堂)】→④【ルオー】→⑤【旧伊勢屋質店】→⑥【樋口一葉居跡】→⑦【文京ふるさと歴史館】→(東京メトロ)丸の内線【本郷三丁目駅】
行程:2.6km
歩数:約3700歩
所用時間:37分
予算:3000円
本郷三丁目駅
(東京メトロ【大江戸線】)
本郷三丁目駅から、おさんぽをスタート!
①本郷富士浅間神社
この地は1965年まで「本富士町(もとふじちょう)」という地名でした。
私の故郷は富士山とゆかりのある河口湖なのですが、何だか縁を感じ富士浅間神社を参拝しました。ビルとビルの間に挟まれた小さな神社で社務所はありません。本郷三丁目駅からは徒歩3分です。
②東京大学赤門(通称:赤門)
本郷通りを歩くと横手に東大赤門があります。
東大赤門は元加賀藩上屋敷の御住居表御門で重要文化財に指定されています。
「テレビでよく見る、あの赤門」とテンションも上がりますよ!
最近は外国人の姿もよく見かけますね。世界的な観光スポットになっているようです。(赤門は現在、耐震性能の確保が確認できるまで通行を禁止し、閉門されています)。
③東京大学大講堂(通称:安田講堂)
東大正門から安田講堂まで続くイチョウ並木を歩きました。
溝内には歴史を感じる美しいレトロな建物があり、イチョウの木と建物のコントラストが素晴らしかったです。
年配の方々が風景をスケッチしたり写真撮影したりする人気のスポットにもなっています。紅葉の季節は黄色一色の絶景ですが、おさんぽした日は銀杏が落ちていたので、靴で踏みつけてしまいそうで気がかりでした(笑)。
④喫茶ルオー
東大正門の向かい側にある伝統的な喫茶店。
落ち着いた客席で読書するのもおすすめです。
今回は、セイロン風カレーライス(セミコーヒー付)1000円と珈琲400円をオーダーしました。お肉が柔らかくスパイスのきいたコクのある味で美味しかったです。
喫茶ルオー 東京都文京区本郷6-1-14 電話:03-3811-1808 営業日:月曜日~金曜日9:30~20:00 土曜日9:30~17:00 定休日:日曜、祝日
⑤旧伊勢屋質店(菊坂跡見塾)
樋口一葉が生活費の工面に訪れた質店で、明治の面影を残している建物です。
公開日には土蔵なども見学できます。現在は跡見学園が所有しています。
有形文化財に指定されている文豪が愛した鳳明館。
本郷は昔からの旅館街なので、そういったレトロな旅館を見ながら歩くのも楽しいですよ。
⑥樋口一葉居跡
古い家並みの残る路地裏の一画にあるのが、作家・樋口一葉が明治23年(1890)から3年ほど住んだ旧居跡と古井戸です。都会にもこんな場所があるなんて! 風情がありますね。
⑦文京ふるさと歴史館
文京区の歴史や文化財を世代に伝え触れられる郷土館。
地理や地形の特徴と密接に関わる文京の歴史へ時間飛行(タイムスリップ)できます。
富士山信仰登山の伝統衣装「行衣」。
江戸時代の信仰と娯楽が“形”で残っています。「富士講」は江戸時代に成立した民衆信仰のひとつで江戸を中心として流行しました。
江戸の町屋と商家、江戸の産業と職人、人々の暮らし生活用具の数々は見応え十分でした。
文京ふるさと歴史館 東京都文京区本郷四丁目9番29号 電話:03-3818-7221 開館時間:10:00~17:00 休館日:月曜日、第4火曜日 入場料金:一般100円、中学生以下、65歳以上無料
(東京メトロ丸の内線【本郷三丁目駅】)
駅前通りには、おにぎり専門店など数件のお店が並んでいます。
*****
今回は大江戸線本郷三丁目駅を出発し、本郷通りを歩いて広大な東京大学本郷キャンパスを散策。老舗の喫茶でのランチ後、文京区の歴史館や樋口一葉ゆかりの菊坂界わいを歩いているうちに、私も文豪になった気持ちにひたりました(笑)。
近隣は住宅地のためマナーを守っておさんぽしましょう。
尚、坂の多いディープなコースなので履きなれた靴で出掛けるのがオススメです。
おさんぽのおさらい
(東京メトロ)大江戸線「本郷三丁目駅」から→①【本郷富士浅間神社】→②【東京大学赤門】→③【東京大学大講堂(安田講堂)】→④【ルオー】→⑤【旧伊勢屋質店】→⑥【樋口一葉居跡】→⑦【文京ふるさと歴史館】→(東京メトロ)丸の内線【本郷三丁目駅】
行程:2.6km
歩数:約3700歩
所用時間:37分
予算:3000円