2021年ももう年の瀬。冷たい風が痛く感じるくらいになりましたが、まだまだ羽根を伸ばして遠出とは行きにくいですよね。ということで引き続きさんぽるじゅでは都内近郊のさんぽをご提案。今回は裏路地やおばんざい料理など、“東京で京都”を感じられる、歴史ある坂道「神楽坂」界隈をおさんぽです。
今回のおさんぽルート
①「神楽坂駅」→②「AKOMEYA TOKYO in la kagu」→③「神楽坂プリュス」→④「神楽坂 茶寮」→⑤「MAKANAI」→⑥「飯田橋駅」
行程:2.3km
所要時間:30分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:5,000円
スタートは東京メトロ東西線「神楽坂駅」。駅周りのご紹介をしたいところですが、2番出口を出てすぐ目の前にあるのが早速今回最初のスポットなので、早速向かいます。
1 調味料から雑貨までこだわりのアイテムが揃う「AKOMEYA TOKYO in la kagu」
長年神楽坂のシンボル的店舗だったライフスタイルストア「ラカグ」。ラカグが閉店した跡地に2019年にオープンしたのが「AKOMEYA TOKYO in la kagu(アコメヤトーキョーインラカグ)」です。
「一杯の炊きたてのごはん」を軸に、食にまつわるこだわりのアイテムを多数展開する「AKOMEYA TOKYO」が、飲食スペースやワークショップ、キュレーションエリアなどを併設し、まるで日本の“今”がギュッとつまったスポットになっています。
見応え充分で何時間も楽しめちゃいますが、やはり筆者が一番ワクワクしたのはお店の基盤となる調味料たち。お味噌だけで十何種類、お塩だけで調理別に種類が展開されており、料理好き・グルメ好きにはたまりません。
穴が空くほど見入った結果、選んだのがこちら。味はもう確実に美味しいんでしょうけど、パッケージもどれもおしゃれなのが揃っているので、早くキッチンに置きたいです。
AKOMEYA TOKYO in la kagu
東京都新宿区矢来町67
03-5946-8241
営業時間:11:00-20:00
https://www.akomeya.jp/store_info/store/sinlakagu/
食べ物を見ていたら、お腹が減ってきました。神楽坂は名前にある通り、坂も多いエリア。このあとも坂を歩くのでまずはスタミナをつけに行きましょう、まずは坂を進んでいきます。
2 毎日の暮らしの道具が揃う「神楽坂プリュス」に寄り道
坂を下る途中、ちょっと寄り道。神楽坂は昔からの老舗店が立ち並ぶ中、東京の人気エリアとだけあって新しいお店、話題のアイテムを取り扱ったお店も混在。幅広いジャンルのお店が坂を中心に集まっており、歩くだけでつい寄り道したくなるスポットがたくさんあります。
こちらのお店も、そんななかの一つ。スタッフさん方が、暮らしに寄り添う実用的な道具をセレクトし販売。なので行くたびに新しいアイテムが入荷しているかもとワクワクすることができます。筆者がお邪魔したときに扱っていたのは、メイドインジャパンなおしゃれなガラス食器や、履き心地をとことん追求したブランド靴下などがありました。
食材も取り扱っており、取材時はこれから本格シーズンに突入する、色んな種類のリンゴもありましたよ。次行くときは何に出会えるだろう?
神楽坂プリュス
東京都新宿区神楽坂6-58
03-3269-0052
営業時間:11:00-19:00
https://www.kagurazakaplus.jp/
立ち寄ったらいよいよ腹ペコ。どんどん坂道を進み、神楽坂上の交差点からすぐのところにある、外観も和なカフェにお邪魔しましょう。
3 体に優しい和食をいただける「神楽坂 茶寮」で旬ランチ
和をテーマに食事とスイーツを展開しているこちら。海外にも関連店舗があるほど人気なお店の本店はこちら神楽坂にあります。
お茶漬けや生湯葉を使ったお粥、おうどんなどいろんなランチメニューがありますが、お昼の一番の看板メニューは「季節のおばんざい3ケセット」(税込み1,200円)。京都の家庭で作られてきたお惣菜(おばんざい)を3つ自分で選べて、さらにごま塩ととろろ、香の物、米麹のお味噌汁とドリンクがセットになってこのお値段! とってもお得ですよね。また、おばんざいのラインナップは季節によって変わるので、筆者がお邪魔したときは秋の旬・ナス、きのこ、里芋を使ったものをいただきました。
天気のいい日はテラス席も利用でき、竹の葉がそよぐ音を聞きながら京都なメニューをいただけて、ちょっと旅行感を感じることができますよ。
ちなみにお店はスイーツも充実。それに使われている食材も、かぼちゃや和三盆など、和を感じられるものが多いですよ。
神楽坂 茶寮 本店
東京都新宿区神楽坂5-9
03-3266-0080
営業日:平日11:30-23:00、土11:00-23:00、日祝11:00-22:00
https://saryo.jp/
あ〜お腹いっぱい。……って、ずっとお腹の話をしていますね(笑)。食欲はこれでばっちり満たされました、このあとはまたブラブラするとします。
次に向かうのは和なコスメショップです。坂をこのまま降りるのもいいですが、神楽坂といえば裏路地も名物ですよね。ちょっと細い道を入って探検してみましょう。
こちらは「兵庫横丁」と呼ばれる小道。京都にもありそうな石畳のクラシックな道が素敵ですね。道の細さに心細くなりながらも進んでみると、ちょいちょい素敵な料理店もあったりして、「次はここに来よう」と記録用の撮影がはかどります。(また食べ物の話)
兵庫横丁を抜け、ちょっと安心できる幅の道に出ました。そこを少し道なりに進むと、ヒノキのような、いい香りがするところが次のお店です。
4 マダムにも人気、自然素材にこだわる和コスメショップ「MAKANAI」
金沢にある金箔屋さんをルーツにもつこのお店は、金箔を始め自然の恵みから得られる素材を大切にし、プロダクトに取り入れているコスメショップ。肌はもちろん、地球への影響にも配慮して成分や処方を厳選している、今の時代にぴったりなお店です。
金箔ピカーンなフェイスパックにも目が行く中、筆者が気になったのはハンドクリーム。ハンドクリームというと香りがしっかり立つものも多く、それが魅力なアイテムでもありますが、香りに敏感な筆者には少し刺激が強いことも。その点こちらのクリームは自然素材を用いているからかくどくない、爽やかな香りで、溶けたあとも過度に香りが尾を引きません。香り自体も優しいので、年齢や好みを問わなそう。サイズ的にも、大切な人へのプレゼントとして使えそうです。
同じ意味で、香りにこだわりがある筆者の目に止まったのが、入浴剤。テスターを嗅いだのですが、ほんと、ナチュラルな香り……! 天然素材100%と書いているだけあります。嗅いだ瞬間気に入りすぎて、「自然の恵みのお風呂(緑茶とひのき)」(税込み550円)をお買い上げです。あ〜お風呂はいるのが楽しみ!
MAKANAI 神楽坂本店
東京都新宿区神楽坂3-1
03-3235-7663
営業時間:日〜金12:00-19:00、土10:30-20:00
https://makanaibeauty.jp/
いかがでしたか?
神楽坂のお店巡りは、これにて終了。帰りはこのまま坂を降りて「飯田橋駅」を目指します。が、せっかくなのでここでも寄り道して人気の裏路地に入ってみましょう。
「MAKANAI」のすぐ裏にあるのは、「かくれんぼ横丁」。石畳もいいですが、細い階段が続く感じも、坂を感じられてしびれますね。
更に少し行くとある「芸者小道」。昔ながらな佇まいのお店もある道。確かにここをよる、芸者さんがあるいていたらとっても雰囲気がありそうです。
裏路地以外も色々渋いお店や神社を発見しました。今回はお邪魔することが叶いませんでいたが、次こそはプライベートで、突撃、したいと思います!
おさんぽのおさらい
①「神楽坂駅」→②「AKOMEYA TOKYO in la kagu」→③「神楽坂プリュス」→④「神楽坂 茶寮」→⑤「MAKANAI」→⑥「飯田橋駅」
行程:2.3km
所要時間:30分+食事、買い物、徒歩、休憩
予算:5,000円
※この記事の取材は11月中旬に行われたものです。
※新型コロナウイルスの影響で、営業時間などに変更がある可能性があります。また、各スポット新型コロナウイルス対策をしっかりしているところが多いですが、感染しないためにも、時期などは慎重に検討したうえで、自身でもしっかり予防対策をしてさんぽするようにしましょう。