今回のおさんぽルート
亀有駅(北口)→①吉田パン→②ゆうろーど→③亀有メンチ→④江戸っ子→亀有駅(北口)
行程:1.4km
所要時間:18分+ごはん
予算:3,000円
1① 「吉田パン」のふかふかコッペパンで幸せ気分を味わう
食べると吉がくる、そんなコッペパンを食べて欲しい。温かなコンセプトを掲げているパン屋さんがあると聞いて、やってきたのが「吉田パン」。「亀有駅」北口からお店に向かうまで、手を繋いで歩く親子や、おじいちゃんおばあちゃんとすれ違いました。想像していたよりも、アットホームな雰囲気の街。
「吉田パン」へ一歩入ると、明るい店内は店員さんの笑顔があふれていて、お店にいるだけでどこかあたたかな気持ちになります。お寿司屋さんのようなカウンターとショーケースがあり、注文してから店員さんがコッペパンに具材をはさんでくれます。
定番の「あんマーガリン(税込190円)」、甘党の方に人気の「クッキー&バニラ(税込200円)」、お惣菜パンの「たまご(税込270円)」、「ポテトサラダ(税込270円)」など、その種類はおよそ30種類!どれにしようかなぁ〜と目移りしちゃいます。
「吉田パン」が「亀有」にオープンしたのは、岩手県盛岡市の老舗コッペパン屋「福田パン」がきっかけだそう。お土産としてもらって食べた福田パンのおいしさに衝撃を受けた店主の吉田さんが、福田パンに弟子入り。その味を学んだのち、開店したのが「吉田パン」なのです。そして今や「吉田パン」は「亀有」を代表する人気店に。
この日到着したのは、朝の8時。早朝にも関わらず、私がお店にいる間にもお客さんが一人、また一人とやってきます。中にはランニングウェアを着ている方もいらっしゃって、いつも「吉田パン」をゴールに走っているそうです(笑)
吉田パン
東京都葛飾区亀有5-40-1
☎︎ 03・5613・1180
営業時間 月曜7:30〜13:00
火曜〜日曜7:30〜17:30
定休日 なし
この日は朝からカラッとした晴天。せっかくいいお天気なので「吉田パン」から徒歩3分ほどの「亀有公園」へ。ピクニック気分でコッペパンをいただきましょう♪
今回は、人気ですぐ売り切れてしまうという「ハムカツ(税込300円)」とパンにぴったりな「牛乳(税込130円)」を買いました。三角パックの牛乳、小学生の頃に給食で出たなぁと懐かしい気持ちになりました(笑)
手のひらよりずっと大きくてふかふかのコッペパン、サクサクのハムカツ。本当においしい!キャベツもたっぷりでずっしりとしていますが、あまりのおいしさにぺろりと食べられちゃいました。『両さん』のお隣で、なんとも贅沢な朝ごはん(笑)♪
2少年時代の『両さん』に会える!?亀有最大の商店街「ゆうろーど」
「吉田パン」のコッペパンでお腹も心も満たされた後は、「ゆうろーど」をおさんぽしましょう。「ゆうろーど」とは「亀有駅」南口から旧水戸街道にまっすぐ延びる、「亀有」で一番大きい商店街です。駅の南口へ向かうと、『両さん』『中川』『麗子』の3人がそろってお出迎えしてくれます♪
「ゆうろーど」の歴史は古く、はじまりは昭和5年。商店街を歩いていると、レトロな看板のお惣菜屋さんなどが並びます。スーパーやコンビニが当たり前になって昔ながらの景色が減っている今だからこそ、どこかほっこり。
そうそう、「ゆうろーど」には『両さん』こと、両津勘吉像もたくさんあります。ちょうど商店街の中間に、少年『両さん』像を発見!!幼少期の『両さん』、とっても可愛かったです(笑)いろいろなポーズで立っている『両さん』を、ぜひぜひ探してみてくださいね。(「ゆうろーど」ホームページに銅像マップがあるので、ぜひ活用してください!)
ゆうろーど(亀有銀座商店街)
東京都葛飾区亀有3-21-6
☎︎ 03・5680・8685(サービスカウンター)
営業時間 平日12:00〜19:00
土日祝10:00〜16:00
定休日 なし
http://www.youroad.com/
3人気店「亀有メンチ」でじゅわっとジューシーなメンチカツをほおばる♪
おさんぽも堪能して、ここからはお待ちかね“せんべろ”に突入です!「ゆうろーど」にある人気メンチカツ専門店「亀有メンチ」へ。「ゆうろーど」をまっすぐ進んで2分ほど歩いたところのハンコ屋さんがある角を左に曲がります。
「亀有メンチ」はメディアでも多数取り上げられ、テイクアウトも、店内でいただくこともできます。多くの有名人も足を運んでいる「亀有メンチ」の特徴は、バラエティ豊かなメニュー。
なんと、スタンダードな「亀有メンチカツ」は税込170円!さっぱり食べられるシソ、梅じそ、カレー、紅生姜など、さまざまなメンチが並びます。たくさんの種類を目の前に迷いますが、今回は定番の「亀有メンチカツ(税込170円)」と夏にさっぱり食べられると店員さんおすすめの「梅じそ(税込220円)」を頼みました!
亀有メンチカツは豚肉100%。噛むとじゅわっと肉汁があふれてジューシー!なのに、全然しつこくなく女性でも食べやすい♡その理由は古い油は一切使わず、注文してから新鮮な油で揚げるから。衣はザクザクとした食感で、その音を聞いているだけでわくわくします!
もちろんお酒も頼みます!焼酎でつくる「亀有ボール(税込350円)」は、氷なしのハイボール。店員さんがグラスになみなみと注いでくれる亀有ボールは、しっかりと味が濃く、しゅわっとはじける炭酸とレモンがとても爽やか。メンチカツとの相性は抜群で、ごくごくと飲めちゃうおいしさです!
サラリーマン、家族連れ、お一人さま…etc.。「亀有メンチ」には、さまざまなお客さんが訪れます。この日は、週に1度必ず来るという常連のおばあちゃんもいらしていて、「おいしいでしょう?」と声をかけてくださり、少し世間話も。「ここのメンチは胃もたれしないから、年寄りでも大丈夫なの。」と、にこやかに教えてくれました。確かに油っこくなくて、さっぱりと食べられました〜!
亀有メンチ
東京都葛飾区亀有3-32-5
☎︎ 03・6231・2058
営業時間 火曜〜金曜11:00〜15:00、17:00〜21:00
土日祝11:00〜21:00
定休日 月曜(月曜が祝日の場合は火曜)
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13118480/
4今夜は肩の力を抜いてゆるりと「江戸っ子」で酔っ払う
さて、“せんべろ”は続きますよ〜!お次は「亀有」で長年続いている、もつ焼きが人気の老舗「江戸っ子」へ。店内はコの字型のカウンターになっていて、椅子席と、立ち飲みの席があります。私が入店した17時の時点でほぼ満席!
お客さんはほぼ40〜50代以上の男性。おじさま方に混ざって呑むのも面白いと思いませんか(笑)?席について、両隣を見てみると、どちらのテーブルもハイボール。「江戸っ子」に来たらまずは焼酎で割る「特製ハイボール(税込360円)」だそうで、私も注文!
黄色がかったハイボールは、炭酸は弱め。「亀有メンチ」のハイボールは濃いめの味でしたが、「江戸っ子」のハイボールは甘さも無く、さっぱりとした味わいです。氷なしのハイボールですが、夏の暑い日には「ボール、氷ありで!」という注文もできます♪
串焼きのタンとハツを頼みました。それぞれ2本ずつ、「タン&ハツの串焼き4本セット(税込360円)」です!
「江戸っ子」は串を一種類頼むと4本セットで運ばれてくるのでご注意を。(二種類でも2本ずつで4本セットです!)七味唐辛子を振ってひと口。お肉はぷりぷりとしていて、歯ごたえ抜群!いい焼き具合!
串焼き、ハイボール、陽気なおじさま方。あ〜楽しくなってきます(笑)
お隣との距離が近いので、おしゃべりしながら呑むことだってできちゃいます。もう20年以上通っているというおじさまは、「注文で困ったら何でも言って!あ、刺身は早めに売り切れちゃうから注意しなよ〜!」と親切に教えてくれました。賑やかで楽しい場所(笑)♪おしゃれイタリアンのワインとバーニャカウダーで女子会もいいけれど、こんな風に地元のおじさま達とリラックスして飲むのもいいですよね♪
江戸っ子
東京都葛飾区亀有5-32-1
☎︎ 03・3605・0619
営業時間 16:30~20:30
定休日 土日祝
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13064901/
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どのお店にも共通していたのが“距離感が近い”こと。店員さんはフレンドリーだし、お客さんもフランクに話しかけてくれて親切な方が多くて。下町ならではのアットホームな雰囲気のおかげで、のびのびと過ごすことができました。
仕事でちょっと疲れたな、今日はゆるりと飲みたいな、そんなときはぜひ、優しい下町「亀有」へ訪れてみてくださいね。
おさんぽのおさらい
亀有駅(北口)→①吉田パン→②ゆうろーど→③亀有メンチ→④江戸っ子→亀有駅(北口)
行程:1.4km
所要時間:18分+ごはん
予算:3,000円