ゴールは西新宿で働くサラリーマンの憩いの場【思い出横丁】!夕方から行くほろ酔いさんぽ

賑やかな「歌舞伎町エリア」、デパートやファッションビルが建ち並ぶ「三丁目エリア」、比較的落ち着いた雰囲気の「東新宿エリア」…など、いろいろな雰囲気が入り混じる「新宿」。
今回おさんぽするのは、高層ビルが立ち並ぶオフィス街「西新宿エリア」。働いている人にとっては「一体西新宿のどこをおさんぽするの?」と思われそうですが、都会を一望できる無料の展望台や、高層ビル群に囲まれた緑豊かな公園、仕事終わりに立ち寄りたい「思い出横丁」など、サクッとおさんぽするのにぴったりなんです♪

今回のおさんぽルート

新宿駅 西口→①東京都庁展望室→②新宿中央公園→③つるかめ食堂→新宿駅 西口

行程:3.2km
歩数:4,762歩
所要時間:39分+見学、ひとやすみ、ちょい飲み
予算:2,000円

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都民こそ一度は来るべき!無料で東京を一望できる定番スポット

今日のおさんぽは「新宿駅」西口からスタート!
「BOOKOFF 新宿駅西口店」の脇を抜け、西に向かって歩くこと約8分。信号を2つ渡り、突き当りを右へと曲がります。

“振り返ると、高層ビル群が!圧迫感がすごい (笑)。”

🐾

さて、やってきたのは、「東京都庁」!“ツインタワー”と呼ばれる「東京都庁」の建物は、第一本庁舎と第二本庁舎の二棟に分かれています。

“福祉保健局や財務局が入る第一本庁舎の入口。ニュースなどで見たことのある方もいるのでは?”

おさんぽで立ち寄りたいスポットは第一本庁舎の中!重厚感のある建物の入口には警備員さんが立っていてちょっぴり緊張しますが、正面から堂々とお邪魔しましょう(笑)。

“エレベーターに乗る前に荷物検査があります!”

「東京都庁」には北と南に展望室が2つありますが、東京タワーや六本木ヒルズがよく見えるという“南展望室”は残念ながら現在工事中。というわけで、“北展望室”を目指しましょう!

“北展望室”直通のエレベーターに乗り、45Fへ向かうと…

“手前に見える、三棟が合体したように見える建物は「新宿パークタワー」。
いつかは行ってみたい憧れのホテル「パークハイアット東京」も入っています!”

待っていたのは地上202mの世界でした!
ここ“北展望室”からは、西側を中心とした景色が無料で楽しめるんです。22時まで開放されているので、夜景を見に来るのも良さそうですね♡

“右下のほうに森のようなものが見えます…。公園かな?”

こちらは中野方面。この奥には高尾山が見えることもあるそうですが、取材時は霧がかっていて見えませんでした…。
ちなみに、“前日に雨が降った晴れの日”は空気がとても澄んで、見通しがいいそうですよ。次回来る時の参考にしてみようっと💡

東京都庁第一庁舎 北展望室
東京都新宿区西新宿2-8-1 第一本庁舎45F
☎︎ 03・5320・7890
営業時間 10:00-22:00
定室日  第2及び第4月曜日
http://www.yokoso.metro.tokyo.jp/tenbou/index.html

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展望室から見えた大きな公園を目指して歩いてみることに。「東京都庁」の裏手にまわって、「ハイアットリージェンシー東京」の前にある歩道橋を渡りましょう!

“映画やアニメに多数登場してきた”ツインタワー“こと「東京都庁第一本庁舎」。貫禄があります!”

ふと振り返ってみると「東京都庁第一本庁舎」が。さっきまであんなに高いところにいたんだなぁ…。ちなみに庁舎前の「東京都議会議事堂」にはリーズナブルな和食レストランが入っていて、誰でも利用できるそうなので今度行ってみようっと。

滝の音に癒される!? 高層ビルに囲まれた都会のオアシス

歩道橋を渡ると、視界に飛び込んできたのは緑・緑・緑!さっきまで高層ビルのあいだを歩いていたのに、いきなり豊かな緑が目に飛び込んできたのでびっくり!
先ほど展望台から見えていたのはこの木々や芝生だったんですね~。

“日向ぼっこが気持ちよさそうな芝生広場では、読書やお喋りを楽しむ人の姿が見られます。”

ここは、新宿区立の公園の中で最も広いとされる「新宿中央公園」。特徴はズバリ、滝があることです。その名も、“新宿ナイアガラの滝”!!

“左/かつてこの地は浄水場だったそう。当時を知る人はこの滝を見て懐かしくなるのかもしれませんね!
右/滝の前にある広場では、シネマフェスティバルやビアガーデンが不定期で開催されます♪”

ちょっと信じられないかもしれませんが、意外と水の勢いがあり、近くに立つと水しぶきを少し浴びることもできます(笑)。ちなみにここは、刑事ドラマ「太陽にほえろ!」をはじめトレンディドラマなどのロケ地にもなっているそうですよ。

“左/取材時はちょうど”新宿白糸の滝“には水が流れていない時間帯でした(笑)。
右/日向ぼっこ中でしょうか?ほとんど動かないので、置物のよう…。”

“新宿ナイアガラの滝”の裏側に行ってみると、もうひとつの滝が出現!!こちらは“新宿白糸の滝”という名前だそう。目を凝らしてみると…なんと、本物の亀がいました!ここの亀、その日によって目撃される数が違うそうです(笑)。

思いがけない滝や亀との出会いに癒されていたら、ちょっぴり日が傾いてきました。そろそろお腹も空いたし、たくさん歩いて喉がカラカラ!「新宿駅」方面へ出発しましょう。

新宿中央公園
東京都新宿区西新宿2-11
☎︎03・3342・4509
開園時間 24時間
閉園日  無し
https://parks.prfj.or.jp/shinjuku/

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「新宿中央公園北」の交差点を右に曲がり、道なりに歩いていると…「新宿アイランドタワー」前に、どこかで見たことのあるオブジェを発見!

“アメリカのポップアート作家 ロバート・インディアナ氏の作品で、なんと世界101ヶ所に設置されているそうですよ!”

ドラマ「電車男」「GTO」など多数のロケで使用されている「LOVEオブジェ」。VとEの間を体にオブジェが触れずに通り抜けられたら恋が実るという都市伝説があり。取材時も通り抜けようとしている女の子グループがいましたよ♡

横丁初心者もOKな老舗食堂◎バカでアホ(!?)な名物メニューをつまみにちょい飲み

 

青梅街道に出たら右へ曲がり、「新宿駅」に向かって道なりに歩きましょう。

”中央に見えるのがJRの線路。ちょうど中央線が走っているところが撮れました”

途中「新都心歩道橋下」交差点の歩道橋に上ってみると、JRの線路が見えました!しばらくの間ここでボーっとするのも気持ちよさそうですが、早くお酒が飲みたいので歩道橋を降りて再び歩きます(笑)。

「新宿大ガード西」交差点まで来ると、今日のお目当て「思い出横丁」の看板を発見~!

“たくさん歩いた後だからか、看板がいつもより輝いて見えます(笑)。”

思い出横丁は昭和21年ごろ、闇市としてその歴史をスタートさせました。最も多い時で今の約3.75倍、およそ300軒ものお店が軒を連ねていたというから驚き!

“店員さんのテキパキとした動きが外から見えます。”

今となっては飲み屋街のイメージが強い思い出横丁ですが、かつては居酒屋よりも定食を出す食堂のほうが多かったそうです。その中でも創業およそ60年を誇る老舗「つるかめ食堂」には、かなりユニークなネーミングの名物メニューがあるという噂。ガラス張りの店内を覗いてみると、横丁初心者でも入りやすそう…ということで、さっそく入店です!

“平日だというのに、店内はほぼ満席!それでも、ワイワイとした雰囲気に吸い寄せられるように次々とお客さんが入ってきます。”

さて、たくさん歩いてお腹もペコペコ。今でこそ居酒屋として利用するお客さんが多い「つるかめ食堂」ですが、元々は大衆食堂。お腹を満たしてくれるメニューに期待です!

お店の人気メニューを伺ってみると、「バカでアホでフラメンキン(税込700円)」とのこと。…正直、あまり美味しくなさそうなメニュー名だと思いませんでしたか(笑)?

“ガツンと効いたにんにくの風味がビールと相性抜群!”

じゃーん!こちらが「バカでアホでフラメンキン」です。想像と違いましたか?
「バカ」はスペイン語で牛肉、「アホ」はにんにく、「フラメンキン」はロールカツを指すんだそう。
衣はサクッと軽いけれど、なんせ中身は牛肉。結構なガッツリメニューなので、2人ぐらいでシェアしてちょうど良いかもしれませんね🍴

つるかめ食堂
東京都新宿区西新宿1-2-7
☎︎03・3343・4078
営業時間 17:00-23:00
定休日  不定休
http://shinjuku-omoide.com/shop/tsurukame/index.html

🐾

思い出横丁には他にも、タッチパネルで注文ができる「鳥園」や、カウンター席で気軽に中華料理を楽しめる「岐阜屋」など、横丁初心者でも入りやすいお店がまだまだあります!

二軒目は、常連さんが集うようなディープなお店に足を踏み入れてみるのも良いなぁ…と、ちょっぴり気が大きくなるライターKなのでした。

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今日のおさんぽはこれにて終了。「西新宿」のイメージは変わりましたか?
今回は行きませんでしたが、金運アップに効くといわれる「熊野神社」や、島根にある有名な神社「出雲大社」の分祀など、パワースポットもちらほら。気になる方は是非行ってみて!
そして何より、おさんぽでたくさん歩いた後の一杯は格別。ほろ酔いさんぽ…ハマりそうです♡

おさんぽのおさらい

新宿駅 西口→①東京都庁展望室→②新宿中央公園→③つるかめ食堂→新宿駅 西口

行程:3.2km
歩数:4,762歩
所要時間:39分+見学、ひとやすみ、ちょい飲み
予算:2,000円

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さんぽに行ったライター

歩くの大好き、おいしいもの大好き、あと北欧のデザインも大好き。お酒とカレーがあればどこへでも飛んでいきます。商店街でお肉屋さんを見つけたら必ずコロッケを食べるのが、自分的おさんぽルールです。