気持ちの良い春の陽気が続き、ときどき初夏を思わせる日もあるほど、季節は移り変わっていますね。もう少しすると、今年も梅雨がやってきます。
今日は要町駅近辺で、梅雨入りしてからも楽しめるおさんぽの紹介です。室内でもお外の空気を感じられるスポットもありますよ。気分が滅入りがちな天候が続いたら、ぜひリフレッシュにおさんぽしてみてくださいね。
今日のおさんぽ
要町駅→①Sailknotz→②カフェ藤香想→③G・Forest→④豊島区立千早フラワー公園→⑤HANABAR→池袋駅
行程:約3.3km
所要時間:約43分 +食事など
予算:4000円程度
要町駅
要町駅は、地下鉄副都心線に乗って、池袋の隣駅。豊島区にある町です。大都会のように思える立地ですが、駅前に趣のある商店街があったり、素敵な個人店もたくさんあるみたいです。まずは駅の近くから、おさんぽしていきましょう!
1、地元で人気!商店街で行列のできるパン屋さん
今日の1軒目は、駅から歩いてほんの数分のところにあるパン屋さん「Sailknotz(セイルノッツ)」さんです。えびす商店街という、ちょっとレトロな商店街の中にあります。
少し離れた場所からもわかるくらい、可愛くてお洒落な外観が目を惹きます。
店内は密を避けるため、3人までしか入店しないように決められています。次から次へとお客さんがやってくるので、あっという間に外に行列ができていました。
おひとり様もお子さんと一緒のママさんも並んでいました。とっても人気のあるパン屋さんなのがわかります。
次の人に早く順番を譲るため、店内の写真撮影は控えましたが、所狭しと並んだ焼き立てのパンはどれも美味しそうでした。甘いお菓子系のパンや、お昼用にカツサンドなども買い込んで、あとで公園で食べるのを楽しみにテイクアウトしました。
Sailknotz(セイルノッツ)
豊島区要町1-17-7
☎︎ 03-6905-8089
営業時間 8:30 ~ 18:30
定休日 月曜日、日曜日
https://sailknotz.com/
2、古民家カフェで植物の恵みをいただく
セイルノッツさんから少し歩いたところに、古民家カフェ「藤香想」さんがあります。木々が生い茂っていて、まるで森の中にあるかのようです。
室内に入ると、大きな窓から外の広いお庭が見えます。この日は晴天でしたが、きっと室内から眺める雨に濡れる木々も、風情があって素敵そうです。
今日は雑穀マフィンパンという、ヘルシーな軽食を注文しました。トッピングは小豆と迷って、自家製のあんずソースを選びましたが、季節によってヤマモモソースがあるそうですよ。しかもお庭で採れた旬の素材を使っているんだとか。
雑穀マフィンにはあんずソースが挟まっていて、お皿にもたっぷり。甘くて酸味もあります。上に乗った冷たいバニラアイスがさっぱりして、すごく相性が良かったです。
一見スイーツっぽいけれど、ヘルシーな雑穀たっぷりのマフィンパンなので、おかず感もあってモーニングにもピッタリでした。
一緒にオーダーしたのは自家製梅サイダー。こちらもお庭で採れた、季節の恵みをいただきます。甘さと酸味とサイダーで、スッキリ美味しくて、ジメジメする梅雨の時期や、これから暑くなる時期に最高です。
お庭で採れたものでシロップやソースを作ったり、ハーブティーを淹れたり。
美味しさはもちろん、安心感もプラスされて大満足でした。いつでもなんでも食べられるのもすごいことですが、その季節に合ったものをいただくって本当に贅沢で、元気をくれることですよね。今度はランチも食べに、また行きたいです。
カフェ藤香想
豊島区要町1-38-11
☎︎ 03-6909-4602
営業時間 11:30 – 21:00
定休日 火曜日
https://toukasou-cafe.wixsite.com/toukasou
3、個性的な雑貨屋さんで宝物探し
次は千川駅の近くまで歩いて、住宅街の中にある雑貨屋さん「G・Forest」さんに来ました。このあたりは、駅のひと駅区間がわりと狭く、こうしてお散歩しながら歩けてしまうのも楽しみの1つです。
そぉっとドアを開けると、店主さんが優しく迎えてくれました。決して広くはない店内に、ぎっしりと雑貨小物が並んでいます。
少しお話を聞くと、店主さんの趣味で長年かけて集めたもので、海外にいる友人を介して取り寄せたものもあるそう。アメリカっぽいものやヨーロッパっぽいものなど、ジャンル問わず本当に幅広い!
宝探しをするように、はじからじっくり時間をかけて見させてもらいました。写真撮影にも快く応じてくれたり、店内を見やすいように私の荷物を置かせてくれたり、あたたかい心遣いにすっかり居心地が良くなってしまいました。
悩んだ末に、古い花瓶を選びました。なんてことない野の花が、部屋の主役になったかのように素敵になりました。
G・Forest
豊島区千早2・37・11
☎︎ 03-6909-4602
営業時間 10:00 – 17:00
定休日 火曜日
https://www.instagram.com/g_forest_gara/
4、フラワー公園の木陰でひと息
歩いていると、美術館を見つけました。「熊谷守一美術館」というそうです。雨の日のお散歩コースに、立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
今日は天気が良かったので、朝「セイルノッツ」さんで買ったパンを食べに「千早フラワー公園」へ行きました。
とても広々していて、その名の通りお花がたくさん咲いている気持ちの良い公園です。
砂場やアスレチックで遊んでいる親子や、本を持ってベンチでひとり時間を過ごしている人などがちらほら。
気持ちがよくて、セイルノッツさんで買ったパンもとっても美味しくて、本当に幸せな休日。
こんなふうに1人で好きな時間を過ごすのが、何より至福な瞬間です。
豊島区立千早フラワー公園
豊島区千早1丁目8−1
https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/056.html
5、まるでお花畑!雨でも気分は晴れやかに
ここから歩いて、池袋駅方面に向かいます。ほんの10分前後で歩けるので、腹ごなしにもちょうどよいですね。
次に向かうお店の途中で、有名な立教大学の近くを通るので、せっかくなので正門の前で写真を撮ってきました。
撮影で使われることもあるこの建物は、立教生に限らず、見たことがある人も多いのではないでしょうか。ツタで覆われた歴史を感じさせる建築物。厳かで、吸い込まれるようにじっと見つめてしまいます。
キャンパスに出入りしている学生も多く見られ、少しずつ新しい日常に向かって進んでいるのかなと思いました。
そして目的地のカフェバー「HANABAR」に到着しました。
立教大学にもほど近く、要町の駅から歩いても10分ちょっと。池袋駅からは5分ほどの立地です。
店内はドライフラワーが壁にも天井にもぎっしり!カウンターと小さなテーブル席のみの、こじんまりとした空間は、静かで映画のワンシーンのような時間を過ごすことができます。
インスタで見て以来気になっていた、エディブルフラワー(食べられるお花)を使った「お花のクリームソーダ」を注文しました。バーというだけあって、「お花のカクテル」などアルコールメニューが豊富ですが、そのほとんどをノンアルコールにしてもらうことができます。
めちゃくちゃ可愛い!中に沈んだ氷の中にも、お花が閉じ込められています。
見た目だけでなく、味ももちろん美味しい!柑橘系の少し酸味のあるソーダに、途中からバニラアイスを溶かすとまた風味が変わります。細部にまでこだわっているおしゃれドリンク。
こちらも気になっていた「お花のマフィン」。エディブルフラワーとハーブを乗せた可愛らしいスイーツです。レモンとクリームチーズのマフィンにしました。
ハーブ効いた大人味で、しっとり美味しい。温めて出してくれるので、中のクリームチーズが溶けて、コーティングのチョコも溶けていい感じです。
室内にいるとは思えないような、たくさんのお花に囲まれた隠れ家カフェで、梅雨の時期も気分転換を楽しめそうです。
HANABAR
豊島区西池袋3丁目30−6
☎︎ 03 6874 5459
営業時間 11:30〜24:00 L.o 23:00 ※ランチタイムは17:30L.o
定休日 不定休
※時短営業を行なっている可能性があるため、要確認
https://www.hanabar.tokyo/
たっぷり楽しんだ、今日のおさんぽはここまで。気になるスポットはありましたか?
憂鬱な気分になりがちな梅雨ですが、雨ならではの写真を撮りに出かけたり、室内から楽しめる四季折々の景色を見に行ったり、上手にリフレッシュして楽しく乗り切りたいですね。
おさんぽおさらい
要町駅→①Sailknotz→②カフェ藤香想→③G・Forest→④豊島区立千早フラワー公園→⑤HANABAR→池袋駅
行程:約3.3km
所要時間:約43分 +食事など
予算:4000円程度